2019年8月17日 更新

原作クラッシャー高橋ナツコが起こした「うどん事件」とは?

あなたは脚本家の高橋ナツコさんをご存知でしょうか?アニメやドラマの脚本家として活躍し、数々の作品を手掛けている彼女ですが、実は原作クラッシャーと呼ばれています。今回は、なぜ彼女にそのような評判があるのか、彼女が起こした「うどん事件」について解説します!

話題の「高橋ナツコ」とは

Blog Blogger Browsing - Free photo on Pixabay (554151)

高橋ナツコさんは、日本で活躍する女性脚本家です。脚本家とは、映画・ドラマ・アニメ・漫画などの脚本を書く人のことで、シナリオライターとも言われます。高橋さんは大学2年生の時に、NHK教育テレビ番組のシナリオに応募したことがきっかけで、バラエティー番組の構成作家としてデビューしました。

その後、アニメやドラマの脚本を手掛けるようになり、2002年「スパイラル推理の絆」と言う作品で、初のテレビアニメシリーズの構成を担当、日本脚本家連盟の会員も務めていますが、年齢や出身地などの詳しいプロフィールは非公開のため、プライベートについてはほとんど明かされていません。

高橋ナツコはなぜ評価が悪い?

People Girls Women - Free photo on Pixabay (554154)

今までに、多くの作品を手掛けてきた高橋ナツコさんですが、なぜ彼女の評価は悪いと言われているのでしょうか?原作クラッシャーとも言われてしまう彼女ですが、どんな作品を手掛けてきたのか?また、ファンの反応も気になりますよね。

ここでは、高橋ナツコさんが原作クラッシャーと言われてしまう理由や、彼女の犠牲になったと言われる作品、原作ファン達の反応や逆に高評価と言われる作品について詳しく解説します。早速、見て行きましょう。

原作クラッシャー

Fist Strength Anger - Free photo on Pixabay (554158)

原作クラッシャーとは、原作からアニメやドラマなどの派生作品を作る際、原作とはかけ離れた内容に改変する行為、またはそうしたことを行う人物や団体などを指します。別名「原作ブレイカー」「原作クラッシュ」とも呼ばれます。

日本の漫画家の藤崎竜さんが、中国古典文学「封神演義」の内容を改変し、少年漫画にして大ヒット作になったことや、アニメ「鋼の錬金術師」の脚本を担当した曾川昇さんが、第一作目に原作のストックが少なかったこともあり、原作を改変した結果「ハガレンブーム」の火付け役になったことなどが「原作クラッシャー」の例として有名です。

原作クラッシャーの犠牲になった作品

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (554159)

原作クラッシャーと言われる高橋ナツコさんですが、彼女がシナリを手掛けてきたテレビドラマやアニメなどの作品の大半は、原作ファンからの評価が悪いと言われています。

特に「ぬらりひょんの孫第1期」や「咎狗の血」「戦国BASARA Judge End」などの作品は、色々と問題があり原作ファンからの恨みを買ってしまったなんて話があります。

その内容を簡単に説明すると「ぬらりひょんの孫第1期」で、3人登場するヒロインの中から一番人気のないキャラクターをアニメの中心人物に据え、恋愛ヒロインにするという改変をしたり、「戦国BASARA」ではキャラクターの性格を改悪したり監督と衝突するなど、ネット上で度々炎上しているのだそうです。

原作ファンのコメントは?

Furious Upset Person - Free photo on Pixabay (554161)

では、実際に上記で挙げた作品に対するファンのコメントをご紹介します。まず、「ぬらりひょんの孫第1期」に関してですが「残念。原作どおりやればいいものを何を血迷ったか改変している。最終回に向けての仕方ない改変は良いとしても、ぬらりひょんの孫に関しては無意味な改変」

次に「戦国BASARA Judge End」に関してですが、「今回BASARAのアニメを見て正直がっかりした、ほぼ全てのキャラクターが性格上絶対に言わないようなセリフを言ったり、やらないであろうことをする。怒りを通り越して情けない」「各キャラクターのアイデンティティーが崩壊しており、声とデザインが同じだけの別物を見ているような違和感」

「咎狗の血」に関しては、「あまりにも原作を無視したストーリー構成で、世界観を壊して台無しにしてしまうストリーに一番ダメージが大きかった」「原作を全く理解していない設定やセリフに雑なストーリー構成だった」といったコメントがあります。

評価が高い作品もある

Thumbs Up Okay Good Well - Free photo on Pixabay (554163)

高橋ナツコさんの作品には、一方で高評価を受けているものもあります。特に、「アイカツ!」や「プリキュア」シーリーズといった女の子同士の友情を描いた作品は「クオリティの高い、百合(女の子同士の恋愛)要素を含んだ良質な脚本」と称賛され、ファンからの人気も高いようです。

ただし、百合(女の子同士の恋愛)要素が含まれる作品が嫌いなファンもいるため、そういった人達からは悪評価を受けているようです。

また、高橋ナツコさんは女の子同士の友情を描いた作品以外にも、「ゆゆ式」という日常系作品やコメディ系作品の脚本も手掛けており、こういった作品を描かせると話は別とまで言われ、ファンから高い評価を受けています。

高橋ナツコが起こしたうどん事件とは?

Soup Noodles Udon - Free photo on Pixabay (554165)

「うどん事件」は、人気脚本家である高橋ナツコさんと、ある人気監督の合作として制作される予定だった「うどんの国の金色毛鞠」というアニメ作品に関して起こった出来事のため、「うどん事件」と名付けられ、ファンの間でそう呼ばれるようになりました。

クラッシャーと言われる反面、多くの仕事を持っている人気脚本家である高橋ナツコさんに一体何が起こったのでしょうか?その背景には「うどんの国の金色毛鞠」で共に仕事を行った、ある監督の存在が関係しているようです。それでは、早速「うどん事件」について見て行きましょう。

アニメ「うどんの国の金色毛鞠」

@goiryokuganaioboegaki on Instagram: “.#うどんの国の金色毛鞠 全12巻、読み終えました。ほのぼのしていているけど深い話でとても好きな漫画です。#篠丸のどか さん #漫画 #マンガ #まんが #語彙力” (558962)

アニメ「うどんの国の金色蹴鞠」は、篠丸のどかさん原作の漫画をアニメ化した、ハートフルファンタジー作品です。

舞台は香川県で、讃岐うどんの名店を実家に持つ主人公の俵宗太が、店を継ぐのが嫌で上京し、その後両親が亡くなり帰省すると、なんと廃業した実家の使われていない釜の中で眠っている子供ポコを発見。ポコの不思議な行動からその正体を知ることになるというあらすじです。

2016年10月から12月までの全12話が、日本テレビとその他の放送局で放送されていました。

人気監督

Photographer Camera Man - Free photo on Pixabay (558971)

「うどんの国の金色毛鞠」がテレビアニメ化されると決まった時、監督に抜擢されたのは「四月は君の嘘」「恋は雨上がりのように」など、ストーリー性重視の作品を数々と手掛けてきた、井端義秀監督でした。

井端監督は、主に演出や絵コンテで幅広い作品に参加していますが、過去に監督として携わった作品には「夏と空と僕らの未来」「足洗邸の住人たち。」「私立アカフジ高校へんな子ちゃん」「進撃!巨人中学校」などがあります。

また、2019年4月から放送の「フルーツバスケット」の監督も担当していて、非常に人気のある監督です。

人気脚本家の合作として期待されていた

1 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪