2020年8月2日 更新

ピルを服用すれば中出しでも大丈夫?避妊とピルの正しい知識

最も避妊確率が高いことで知られるピルというお薬ですが、本当に中出しをしても妊娠はしないのでしょうか。中出し後に服用するアフターピルや、ピルの飲み始めや、飲み忘れの際の対処方法、生理を移動させたり、生理痛を緩和することが出来るのは本当なのかを解説していきます。

「ピルを飲めば中出ししてOK」は本当?

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「ピル」は男女関係なく、聞いたことがある人が多いことでしょう。ピルとは、ホルモンバランスを整えるお薬であり、種類は、低用量ピル、中用量ピル、高用量ピル、アフターピル、月経移動ピルがあります。用量は、ホルモン含有量の違いで名前が変わります。

アフターピルは、性交後に飲んで、避妊を行うためのピルのことであり、月経移動ピルは、旅行やイベント事などで月経の期間を移動させるためのピルです。アフターピルを飲むのであれば、中出しをしても避妊確率は高いです。

ここでは、ピルの避妊確率や服用方法、副作用など、ピルについて解説をしていきます。

ピルの効果とは

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ピルの種類について紹介をしましたが、ピルの効果とはいったいどのようなものがあるのでしょうか。ピルはどのような時に使用するのか、避妊確率は高いのかなど、様々な側面からピルの使用についてみていきましょう。

中出しをしても避妊確率「99%」

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ピルを飲めば、中出しをしても避妊確率は99%と高確率で避妊をすることができます。通常のホルモンバランスを安定させるピルも、アフターピルも同様に避妊確率があがります。

ピルを飲んでいるのであれば、中出しをしても安全という考えはしない方がいいですが、避妊確率が、他の避妊方法に比べて高いのは明らかです。しかし、女性側の飲み忘れがあると、避妊確率は下がり、妊娠する確率が上がってしまいます。

中出しをする際には、彼女の薬の管理などに気をつけてあげると、お互いに良い時間を過ごせるでしょう。

生理の時期をずらす

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低用量ピルや、中用量ピルは、生理の時期をずらし、自分のライフスタイルに合わせることが出来ます。旅行の時期と重なってしまう、大事な試合があるなど、そういった場合には、生理を遅らせたり、早めたりすることができます。

生理移動の為には、低用量ピルよりも中用量ピルの方が効果が高いとされていますが、吐き気などの副作用がでることがありますので、体調に合わせて、吐き気止めの薬も一緒に処方してもらうと安心です。

また、低用量ピルを服用中の方が生理を早める方法としては、低用量ピルを14日間服用後、服用を中止すると生理が2日〜3日後にくるといわれています。

生理不順の改善

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ピルは、生理不順を改善させる為に使用されることが殆どです。生理が遅れたり、月に二回来たりする事は女性にとっては悩ましいものでしょう。原因としてはストレスなどの、身体に対する負荷があります。

ストレスはすぐにホルモンバランスを不安定にさせてしまうので、ピルを服用することで、ホルモンバランスを安定させることができます。また、生理の時期も早めたり、遅くしたりと、自由に選択することができますので、生理がストレスになりにくくなります。

生理痛を和らげる

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ピルは、生理痛がひどく、立っていられない、起き上がらない方などの生理痛が著しく酷い方が服用することで、症状を緩和する働きをしてくれます。

まず、生理痛が酷くなる原因として、毎月きちんと排卵を行うと、卵巣から2種の女性ホルモンである、エストロゲンとプロゲステロンが分泌され、特にプロゲステロンは、子宮内膜にあり、月経の際に剥がれて、出血とともに出てくる膜に反応して、生理痛の原因になる物質である、プロスタグランディンという局所ホルモンを子宮内膜に増加させ、子宮を収縮させて腹痛や腰痛の原因となります。

これらをピルを服用し、ホルモンバランスを整えてあげることで、生理痛が和らぐという仕組みになっています。

ピルの服用方法

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毎日飲まなければいけないホルモンバランスを整えるピルですが、どのように飲めば良いのでしょうか。また、一定の時間に服用するのに少しのズレも許されないのかなど、ピルの服用方法についてみていきましょう。

毎日ほぼ決まった時間に服用する

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ホルモンバランスを整えるピルは、毎日ほぼ決まった時間に服用することを心がけましょう。ホルモンバランスを整えるためには、毎日一定の時間に服用することで、効果を、得られることができると言われています。

2時間から3時間程度のズレであれば問題はないと言われていますが、それ以上の服用時間のズレがあると、不正出血や、副作用がでる可能性が高くなりますので、オススメはしません。

前日の飲み忘れがあった場合には、気付いた時点で前日のピルを飲み、当日の分のピルを一定の時間帯に、摂取しましょう。

避妊の効果は服用一週間後

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低用量ピルを服用後、避妊の効果が出るのは、8日目以降となっています。ピルの服用開始時期によっても変動がおき、生理1日目から飲み始めたとすると、その日から効果があり、飲み始める時期が生理期間ではなかった場合には、一週間の安定期間が必要となってきます。

この考え方は様々あり、7日目から1ヶ月かかるといった考え方があります。ですので、飲み始めから一週間から一ヶ月は、ピルと他の避妊方法を同時に行うと効果も期待されます。

中出し後には「アフターピル」

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