2020年3月7日 更新

諏訪大社上社のご利益は?下社との違いやアクセス・駐車場情報も!

長野県にある人気のパワースポットである諏訪大社。諏訪大社は他の神社と違い本殿がなく本宮が前宮と摂社の関係にあり、一風変わった神社です。諏訪大社の特徴や気になるご利益、見どころを徹底解説!アクセスや駐車場についてもご紹介します。

諏訪大社の上社はどんなところ?

諏訪大社は長野県の諏訪湖周辺にある4箇所にある神社のことを指します。長野県の中央を挟んで、上社には本宮(ほんみや)と前宮(まえみや)があり、下社には秋宮(あきみや)と春宮(はるみや)の二社四宮の境内があります。

神社には上社と下社がありますが、社格に序列はない珍しい神社です。この記事では「上社と下社の違い」と上社に関する様々な情報についてご紹介します。

諏訪大社の上社と下社の違い

諏訪大社には上社と下社がありますが、社格がありません。基本的に多くの神社が上社と下社、上の宮と下の宮に別れる「二社制」を取り入れています。基本的に上社の方が地位が高く、下社の方が地位が低いという関係性が一般的です。

ですが諏訪大社は上社と下社である「二社制」を取り入れているにも関わらず、地位に格差はありません。では、上社と下社にはどんな違いがあるのでしょうか?ここからは上社と下社の違いについてご紹介します。

大祝が違う

社格は上社と下社には神官の長である大祝(おおほうり)は異なります。

上社の大祝は諏訪氏で、健御名方神の子孫とされています。また神事には狩猟に関する加護をもたらす、土着信仰のミシャクジ様とも深い繋がりを伺わせるものが多く、山の神様に関係する信仰を主にしています。

一方の下社の大祝は金刺氏で神武天皇の子孫に仕えた氏族です。神事は豊穣や無病息災に対して行われます。上社とは違い、人々が住む里に加護をもたらすものになります。

本宮に本殿がない

諏訪大社の本宮にはどの神社にもある本殿と呼ばれるものが存在していません。これは上社と下社の両方に通じることです。

代わりに上社は御山を御神体として奉られています。下社も同様に秋宮には一位の木が拝しておりと春宮には杉の木が拝しています。

今では社殿が存在していますが、その昔は社殿すら存在していなかったと言われています。それほどまでに古い歴史があります。

本宮・前宮が本社・摂社の関係にある

本宮の前宮には本社・摂社の関係にあります。上社には上・中・下の十三所ずつの計39所の摂社が設けられています。摂社は上社には42社、下社27社があり計95社に及びます。

本宮には神々を拝礼する遥拝所があります。朝と夕方に遥拝が行われています。遥拝所は文献によると1828年に造営されました。

諏訪大社の上社のご利益

諏訪大社には様々なご利益があります。特に土着信仰のミシャクジ様には祟り神でもありますが、同時に参拝された方々に大きな加護をもたらします。

ではどんなご利益があるのでしょうか。ここからは諏訪大社の神社のご利益についてご紹介します。

商売繁盛

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諏訪大社には商売繁盛のご利益が大きくあると言われています。これは神社の御柱に象徴される「人生の新たな柱を立てる」ご利益が商売繁盛に効果があると言われています。

そのため多くのビジネスマンや起業家が自身の成功や商売繁盛を願って諏訪大社を訪れています。

勝負運

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神社には「参拝者には始原的な生命力をもたらす」と言われており、勝負事でも負けない精神を作ることができると言われています。そのご利益によって大成することができた人が数多くいると語られています。

また勝負には必ず「運」という要素が関係する時があります。勝負をするときに運が良い方が良いのです。よって幸運の恩恵が自身に発揮されるためにも参拝する人はいます。中には長野県や周辺の県からスポーツチームが試合で勝てるために参拝するという人もいるようです。

心身の浄化

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多くの方が「自身の願いを参拝するため」に訪れる場所が神社ですが、諏訪大社を訪れる人の中には心の浄化を目的に訪れる人も少なくないようです。

これは諏訪大社が自然に囲まれた場所に神社が建てられていることに関係しています。樹齢千年を超える木々が凛々しく立っている大樹を見ると心が洗われるような心地になるからです。同時に「自分の悩みがちっぽけに思える」「これから頑張ろう」という気持ちが芽生えるようにもなる場所です。

もし心が疲弊していると感じるのであれば、一度訪れてみてはいかがでしょうか?

諏訪大社上社前宮の見どころ

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