2019年8月27日 更新

好きになる理由とは?心理学的な理由がある?男女別の理由も!

なぜ人は人を好きになるのでしょう。その理由を考えたことはありますか? 恋愛の過程で改めて考える『人を好きになる理由』について、周囲の人がどんなことを考えているのか、恋愛心理学的には何が言われているのか。男女での違いなど、好きになる理由は必要なのでしょうか。

好きになる理由について

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「恋は突然やってくる」とはよく言ったもの。人は恋に落ちた時、どのようにして『相手への好意』を認識するのでしょう。また『相手を好きになる理由』を自覚している人は、どのくらいいるものなのでしょうか。

「私、あの人の事が好き」と感じる時、その理由まですぐに答える事が出来る人は案外少ないでしょう。そしてその理由は実際考えてみても様々。人が恋に落ちる時、どのような事をきっかけにその感情を自覚するのか、一般的に『好きになる理由』はどのような事を指すのか。好きになる理由がわからない人が多いのは何故なのか。

好きになる理由について、心理学で言われている内容や、具体的に男女で異なる感情や行動の違いについて取り上げていきます。

好きになる理由が分からない原因

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恋愛を描いた物語は巷に多く存在し、そのパターンも実に様々。好きになっていく過程が描かれ、その結果相手への「好意」は表現されても、過程の中で起きる出来事や想いの変化を取り上げて、"これが好きになった理由です"といった内容は具体的に描かれることはほとんどありません。

それはきっと多くの恋愛が『無意識』に行われている、いわば『男女の本能』のようなものだと思われているからでしょう。好きと言う感情を理屈で表現するものではないですからね。それでもいざ『好きな理由』を考えた時、それをスムーズに答えることが出来ないのは何故なのでしょうか。

多くの恋愛において、理由を即答できないのはなぜなのか。そのことについていくつか考えていきます。

半数以上が好きになる理由が分からない

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女性を対象に行ったあるアンケートで、「好きな理由がわからないと思ったことがあるか」の質問に対して、実に調査した女性の半数以上が"好きな理由がわからない経験をしたことがある"という回答でした。どんなに好きな相手でも、その理由をはっきり表現できなかったりわからなかったりすることは多くの人にあるようです。

「一緒にいたい」「何となく気になる」といった漠然とした言葉なら言えるのかもしれませんが、それはインターネットや書籍など多くのメディアで言われ、身の回りにありふれている表現で、『好きになった理由』という具体性にはやや欠けています。

言葉にできないため

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日常生活において、学校での意見発表や、仕事でのプレゼンなど、自分の考えを具体的に表現・言語化する場面は決して少なくありません。そんな時、人は事前に準備し十分考えて自分の考えを表明するものです。その位自分の思いを整理し言葉にするのは、簡単ではありません。

ましてや、誰かを好きな『気持ち』の理由を言葉にする行為はとてもハードルが高く、「なぜ〇〇のことが好きなの?」と聞かれて即答できる事は、かなり難しい行為と言えるでしょう。言葉を選ばないと陳腐になってしまうのでは?という不安も、言葉にすることをためらう要素の一つかもしれません。

理由がないから

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人間の行動には必ず理由があると言われています。人は行動する時に、意識レベル・無意識レベルの両方の状態でも必ず目的を持っていると心理学の分野ではよく言われますが、そもそも、誰かを好きになる『感情』にも、必ず理由は存在するのでしょうか。

実は、ああだこうだと後になって並べる理由は後付けで、本当はそもそも理由なんてないのかもしれません。行動には理由付けが出来ても、感情に理由付けをするのは難しいものです。好きになった理由を問われたところで「わからない」と答えてしまうのも仕方のないことです。

深く考えたことがないから

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理由を問われて答える事が出来たとしても、自分が気になった相手、好意を抱いた相手について「私がこの人を好きな理由は何だろうか?」と考えてから恋愛感情に発展する人はほとんどいないのではないでしょうか。そもそも『深く考えた事がない』というのが大半で、まさに『恋する気持ちは理屈ではない』のです。

恋愛感情が募っていき、改めて相手への想いを振り返った時に、相手と知り合った時の事や、友人関係の中でのふとしたきっかけや場面から、理由を認識し相手への好意を再度自覚していくものなのでしょう。

好きになる理由【心理学編】

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学問やビジネスの世界において恋愛を『科学的な』視点から捉え語られる事があり、心理学(=心と行動の学問であり、科学的な手法によって研究される学問)で考える、人が人を好きだと感じる理由についてもいくつかあると言われています。

それは一体どのようなものなのでしょうか。ここからは、心理学の分野で言われている『人が恋をする原理』について取り上げていきます。自分の中に思い当たる事が含まれているかもしれません。

子孫繁栄

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元々人間には『子供を作り、産み、育てる』という、子孫繁栄の本能を根底に持っている。その考えは人間のみならず、生物が持つ極めて自然な生存本能と言えます。

生殖的な役割が異なる男女において、一般的には男性がその本能は強いと言われ、男性が恋に落ちる時は『視覚(直感的)』からといった指摘をする人もいます。

男性が恋に落ちてしまうのは、本能的に子孫繁栄のことを考え、女性と繋がれることを重視し、結果性的衝動に繋がることも多いというのは、時として女性には理解しがたい所ですがこれも抗えない理由なのかもしれません。

生理的興奮

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皆さんは『つり橋理論』を聞いたことはあるでしょうか。心理学の世界ではポピュラーで、カナダの心理学者が男女が恋に落ちる理由として実験で証明した理論です。

人間には生理的状態から自らの感情を推測する習性があり、恐怖心やドキドキする場所に男女が同席すると恋愛感情が生まれやすく、それが生理的に興奮している状態。そのドキドキする場所の例えが『揺れているつり橋』で、揺れたつり橋を渡っているドキドキした感情を、目の前にいる女性にドキドキしたと感じるのです。

ジェットコースター・お化け屋敷など、生理的興奮を感じる場所であればつり橋と同様の結果を出せるとも言われています。

認知的不協和

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