2019年5月7日 更新

自主性と主体性の違いとは?仕事における自主性の重要性と伸ばす方法

自主性について学びたい方に向けて、根本的な自主性の意味と、自主性と主体性の意味の違い。そして、自立した大人になり、仕事を任せられる人材になるためには、どうすれば良いのか?さらに、自主性を伸ばすには、一体どういった方法があるのかについても解説いたします。

自主性を育てて自立した大人へ!

Michelangelo Abstract Boy - Free photo on Pixabay (245819)

社会に出たら、「自主性を持たなければいけない」「自主的に行動しましょう」「自立して行動できるようになりましょう」「主題性をもって判断しましょう」などといったセリフをよく聞くのではないでしょうか?しかし、この意味をしっかり理解できている人はごくわずかなのが現実です。

これらは、はじめから備わっているわけではありません。育てる事ができるのです。だれもが最初は未熟です。人生一生、死ぬまで勉強であるとも言われています。たとえ今、その自主性や主体性がなくても、今からでも身につけるために努力すれば、変わる事ができます。思い立った時がベストタイミングです。

自主性や主体性を身につければ、会社でも日常でもプライベートでも、周囲から信頼を勝ち取ることができます。誰かに依存した状態ではなく、自立した大人になることができるのです。今回は、そのための知識と、さまざまな自主性を育てる方法などを、厳選してご紹介いたします。

自主性とは

People Man Adult - Free photo on Pixabay (245821)

では早速ですが、まずは自主性について初歩から解説いたします。社会人だけでなく、学生であっても自主性は求められる場面があります。学校にも学級委員や部活動でのキャプテンやさまざまな係があります。社会に出ても似た仕組みがあります。つまり、ほぼ全員がいずれ必要とされることなのです。

しかし、現実には、その自主性を備えている人はごく少数です。それは、学校でも習いませんし、誰かが必ず教えてくれるものでもありません。それゆえに、自主性とはそもそも何なのか?といったことや、どうすれば自主性を養うことができるのかが分からない人が多数いるということなのです。

逆を言いますと、自主性を備える事ができれば、周囲と差をつけることができます。みんながやらないことをやるから嵯差がつくのです。仕事ができる人だけでなく、スポーツや日常で活躍する人、学力が高い人、頭がいい人というのは、この自主性が高いことがほとんどです。

自主性の読み方

Beautiful Girl Woman - Free photo on Pixabay (245822)

学生の方も拝見していただいているかもしれませんので、初歩的な読み方から説明いたします。読み方は「じしゅせい」です。あとで説明する主体性は「しゅたいせい」と読みます。

どちらも自主的な性質、主体的な性質のことを意味しています。

自主性の意味

Woman Studying Learning - Free photo on Pixabay (245823)

それでは、自主性とは、どのような意味なのかを説明いたします。なかなか似たような言葉が多く、そもそもの正しい意味を知らないことが往々にしてあります。なんとなく文字のニュアンスで捉えていることも多いはずですので、基本的な意味から解説いたします。

まず、意味は、「他人からの干渉や保護を受けず、独立してことを行う態度や性質のこと。」です。少し難しい言い回しなので、もう少しわかりやすく説明いたしますと、自主性とは、明確に定まっている「やるべき事」を、人に言われる前に自分から進んで行動する、ということです。

この意味を理解すると、いかに普段必要とされているかがわかるはずです。この自主性をもった人は、さまざまな評価や成果を出していることが多いのです。自分の周囲の人を見ても、優れた人は、この自主性をもっていると気づくでしょう。

自主性の語源

Woman Face Curly - Free photo on Pixabay (245824)

一文字ずつ分解すると、「自」は「自分、みずから、おのずから」という意味があります。「主」というのは、「メインとして、ぬしとなり、おもに」という意味があります。

どちらも似たような意味に感じる可能性がありますが、簡単に言いますと、「自分が、みずからメインとなって」ということを意味しています。

この言葉から受けるイメージとしては、勉強や仕事を嫌々やったり、仕方なくストレスを感じながら逃げ出したい気持ちでやるではなく、むしろその真逆の意味を感じる事でしょう。率先して行動する感覚が垣間見えます。

主体性との違い

Question Mark - Free image on Pixabay (245817)

主体性と自主性は、非常に似た言葉ですが、少し意味合いが異なります。まず、自主性の意味は、やるべきことが明確にされている状態で、責任感を持ち、自分の判断でなすべきことを実行するということです。組織やグループ内では、ルールが決まっているので、それを遵守して優秀な人材として振る舞うことを意味します。

一方、主体的とは、やるべき事が明確ではない中で、指示なしで、やるべきことを自分で判断し行動することを意味しています。こちらも、リーダーとして必要なスキルです。指示が無くても的確に判断し行動できるという意味では、主体性の方が難しいスキルを求められます。

主体性は、生き方にも通じます。人生をどう生きるかは指示なしで、自分で判断しなければいけません。ただし、守るべきルールを知っておくことも必要ですので、まずは自主性を身につけ、それができるようになってから、主体性を身につけるというのが、順番としても正しく、身につけやすくなります。

自主性がない人の特徴

Sad Sadness Person - Free photo on Pixabay (245871)

ここでは、自主性がない人の特徴をわかりやすく説明いたします。具体的に特徴を知る事で、人を見抜く目を養うことができます。また、自主性を伸ばす際に、アプローチするポイントが明確になりますので、分析する意味でも、これらの特徴を把握しておくことは、決して無駄にはなりません。

今まで「この人は自主性がない」と思いながら感覚で判断していたものが、より明確性をもって、判断できるようになります。周囲の自主性がない人に当てはめながら読み進める事で、より一層、脳に定着しますので、自己反省も含めて、ぜひ参考にしてください。

今回は、厳選して7つの特徴にまとめました。それではご一緒に見ていきましょう。

やり遂げられない人

Alone Sad Depression - Free photo on Pixabay (245858)

何事も途中で投げ出してしまったり、完成させようというこだわりがなく、やり遂げようという気持ちがない特徴の持ち主は、自主性がない人の典型的な例です。任せられた仕事に対しても「できませんでした」と平気で発言するような人も最近は増えています。

興味がないことや、仕方なくやっていることに対して、たとえ責任があったとしても、できない理由を先に探してしまったり、どうすればやり遂げられるかを考える事がなく、基本的に指示のあったことしかやりません。親身に教えてあげても、本人にやり遂げる意思がない為、効果がないことも多々あります。

仕事でも、どういう内容の仕事をしたかよりも、何時間拘束されたかで判断するため、工夫などをしようという気持ちが生じないのもやり遂げられない理由の一つです。

人に聞かないとできない人

Portrait Girl In The Black Long - Free photo on Pixabay (245873)

自分で考えて行動をすることがなく、何事も人に聞かないとできない人も、自主性がありません。「そんなことは聞かなくてもわかるはず」ということも細々と聞いてくるなど、できるだけ責任を回避しようとします。万が一、責任を問われるようなことがあると、「聞いてません」というセリフを頻繁に使います。

周囲が忙しそうにしていて、聞けそうな人がいなかったり、答えてくれそうになかったりすると、何もせずに無駄に時間を過ごしているなど、自らアクションを起こすこともありません。提案をしたりすることもなく、誰かを誘ったり声をかけたりすることも、ほとんどありません。

基本的に受け身の思考だと考えてよいでしょう。

めんどくさがり屋な人

Girl Sadness Loneliness - Free photo on Pixabay (245857)

めんどくさがりな人も自主的に行動することはほとんどありません。日常的な行動では、たとえば、ゴミをゴミ箱にすぐに捨てなかったり、あらゆることを、いつまでも放置しておくこともよくあります。

基本的に後回しにしてしまい、先延ばしする癖があるので、そういった特徴は、見ていてもすぐにわかってしまいます。何かを任せても、期限ギリギリまで手を付けないといった状態になりがちで、周囲も重要なことを安心して任せる事ができません。

最終的にやり遂げるのであればよいのですが、ぎりぎりになっても最終的にやらない場合もあるので、注意が必要です。

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