2021年3月24日 更新

大人になれない人の特徴や心理とは?社会人にも多い?原因は?

30代といえば社会人としての責任もある立派な大人のはず。ですが実は最近、精神的に大人になりきれていない30代以上が男女ともに増えているのです。大人になれない原因は何なのでしょうか?チェック診断をもとに、大人になれない人の特徴や心理などをみてみましょう。

目次

大人になれない人には特徴や心理傾向が存在

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あなたは大人ですか?と聞かれたら、どう答えますか?映画館のチケット売り場で聞かれたのなら答えは簡単ですが、深く考えると結構難しい問いですね。そもそも大人って何でしょう?子供との違いはどこなのでしょうか?

働いてお金を稼いで、自分の身の回りの世話を自分でできる人が『大人』といった漠然としたイメージはありますが、小学生でも稼ぐ子はいますし、家事など一通りのことはできる子もいます。大人と子供の境界線は曖昧です。

ですが明らかに大人だと思われる年齢なのに、子供のような人が近くにいませんか?自分はどうなんでしょうか?いい年齢になっても大人になれない人たちの特徴や心理を分析し、大人になるためにはどうすればいいのか考えてみましょう。

大人になれないとは

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周りをみてみると、30歳を過ぎても子供っぽいな、と感じる人が一人や二人はいるのではないでしょうか?そして実は自分自身も大人になれていないな、と感じることがあるのではないですか?

大人になれない人の中には、大人になりたくない人と大人になりたくてもなれない人の2タイプがあります。同じ大人になれない人であっても、原因や傾向が違うので大人になっていくための方法も変わってきます。

まずは『大人になれない』とはどういった状態なのかを整理してみましょう。

意味

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大人になれない状態とは、大人として周りから期待される言動ができない、ということです。『大人である』ということは概念的で、人や時代・地域などによって差がありますので、周りの状況によって評価も変わるでしょう。

ただどういった状況でも、精神的に自立していない人のことを『大人』と呼ぶことはありません。『大人になれない人』とは精神的に人や物に依存し、『自立できていない人』ということなのです。

『大人になれない』という言葉に、『いつまでも若い』『純粋』といったポジティブな感覚を抱く人もいるかもしれませんが、純粋で若々しいことと大人になれないということは全然違うことなのです。

類語

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大人になれない人を表す言葉に『ピーターパン症候群』という言葉があります。赤ん坊の頃に親とはぐれ、少年のまま成長しない男の子を題材にした戯曲・小説の主人公がピーターパンで、ディズニーアニメとして知っている人も多いでしょう。

ピーターパン症候群とは成長することを拒む人たちのことを表しますが、そのピーターパンの性格は「自己中心的」・「無責任」・「反抗的」・「依存的」・「怒り易い」・「ずる賢い」で、これらは子供の特徴である、とされています。

30歳を過ぎてもピーターパンと同じ性格だと、社会ではかなり疎まれてしまうでしょう。ですが「大人になりたくない」と考えるピーターパン症候群に当てはまる人は近年多くなり、特に先進国では社会問題にもなっています。

アダルトチルドレン

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大人になれない人と聞いて『アダルトチルドレン(AC)』という言葉を思い出す人もいるかと思いますが、ACは親など近しい大人による虐待や家族の不仲、感情の抑圧などがある機能不全家庭で育ち、生き辛さを抱えた人のことを指します。

単に「大人になりたくない」ということではなく、機能不全家庭で育った幼少期のトラウマのために、自分を肯定的に捉えられず、社会生活や対人関係などにおいて苦悩している人たちのことですが、日本では誤用されることがあります。

戦後核家族が増えたことで、問題のある親から逃げる場所のない子供が増えてしまったことが、現在の30代・40代くらいからACが多くなってきた原因のひとつだと考えられています。ACは「大人になりたくてもなれない人」なのです。

大人になりきれていない?チェック診断

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自分が大人になりきれていないのでは?と、ふと不安になることがあったり、周りの人の中に大人になれていないんじゃないかと思える人がいた場合、以下の項目をチェックしてみましょう。

子供から大人になる過程にはいろいろな経験が必要ですが、経験できない環境だったり、経験を避けたりしていると、いつのまにか大人になれないまま歳だけを取っていくこととなります。

該当する項目が多ければ多いほど、『大人になれない人』ということになりますが、あなたはどうでしょうか?さっそくチェックしてみましょう。

子供の頃の思い出が一番楽しい

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楽しい思い出の中に子供の頃の思い出が入っているのは普通です。ですが、30代にもなって一番楽しい思い出が子供の頃のことで、しかも子供時代にしか楽しい思い出がないとなると、精神的に成長できていない、ということになります。

子供の頃は、周りの大人が何かしらの手助けをしてくれたことで楽しい経験ができ、それが良い思い出となりますが、成長していく中で自分一人で挑戦することが増え、それを成功させたことなどが心に残る思い出となるはずです。

自分の意志でおこなった行動が楽しい思い出となっていない場合、まだ自分の意志で動いた経験が少ないのか、周りにお膳立てしてもらわないと楽しいことができない、ということになります。それでは大人とは言えません。

親が大好き

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これも、親のことが好きなのは問題ありません。大切に想う気持ちがあるのは当然といえます。ですが、周りにいる友人や恋人・伴侶以上に親が大好きだとすると、それはまだ親から自立できていない『子供』ということになります。

親はずっと子供のことを見ているので、何をすれば喜び、嫌がるかがわかっています。何でも先回りして子供が喜ぶことだけを与えることが可能なのです。その状態が心地良すぎると、他の人は気が利かない人たちと感じてしまいます。

ですが親が年を取ったり倒れたりして、先回りしてくれなくなったとき、この関係は簡単に崩れます。その時に自分の未熟さを嘆いても手遅れになってしまうこともあります。親から離れ、自立する努力が人を大人にするのです。

いつまでも若者でいたい

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いつまでも若い感性や容姿を持ち続けることと、大人になれないこととは無関係で、精神的に大人であっても若さを保っている人はたくさんいます。ですが周りから若者と見られることを嬉しく思う人は、精神的に子供といえるかもしれません。

年齢の割に若々しく見られることと、若者に見られることのニュアンスの違いに気づけるくらい精神的に大人であれば、若者に見られたい、とは思いません。若者ということは未熟者・若輩者と見られているということなのです。

大人として認められているからこそ、若い感性や容姿も賞賛に値するのです。いい年をして、若者のように思われてしまうということは、決して喜ばしいことではないことに気づけないと、どんどん痛い中年に近づいていってしまいます。

苦労をしたことがない

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