2019年10月22日 更新

「あじゃぱー」の意味と元ネタは?昭和のブームとゾロリによる再燃

「アジャパー」という言葉を知っていますか?昭和に流行語となった言葉ですが、最近ではテレビアニメ「かいけつゾロリ」でも登場し、若い世代でも聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?どんな意味の言葉なのか、元ネタは何なのかを紹介します。

目次

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あじゃぱーのように、とても流行していたのに今では使われていない言葉、使っていたら古いと思われる言葉はとてもたくさんあります。

そういった死語は、どの世代でも登場します。ギャル語やJK語などという若者言葉もとてもたくさんありますが、気付けばもう使われていない古い言葉になっていることも珍しくはありません。

数えきれないほどある死語ですが、聞いたことあるというものも少なくないはずです。最近では、お笑い芸人の平野ノラさんが「バブリー芸人」としてブレイクし、ネタで死語が登場します。そういった、お笑い芸人のネタがきっかけとなり、若い世代は昭和の死語を知ることもあります。

今やギャグのようになってしまった言葉もありますが、そんな昭和の死語をいくつか紹介します。

許してチョンマゲ

Thanks Gratitude Smile - Free photo on Pixabay (170676)

人に謝るときに使う表現で、「許してちょうだい」と「ちょんまげ」をかけた親父ギャグとして知られている言葉です。

とんねるずの木梨憲武が言い出して流行ったという情報があります。しかし、明石家さんまや加藤茶が先駆けだという情報もあるので、流行らせたのは正確には誰だかはっきりしていませんが、お笑い芸人が言い出したことがきっかけで流行語となったようです。

おどけたようにごめんねと伝える際に使われる言葉です。真剣に謝罪する場面でははふざけていると思われてしまいます。

だいじょうV

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「大丈夫」と英語の「V」をかけた言葉です。だいじょうVと言う際には、Vサインを出しながら言う場合が多く、明るいイメージの言葉です。

アーノルド・シュワルツェネッガーが登場したタケダのアリナミンVドリンクのCMから生まれ、流行しました。

CMはテレビで流れているので、気づいたらキャッチフレーズを覚えていたなんてことも珍しくはありません。耳に残りやすいような言葉はCMでは効果的です。

感謝感激あめあられ

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とても感謝し、感激していることを表している言葉です。感謝してもしきれないといったような、最上級の感謝の言葉として、親しい間柄の相手に少しおどけたように伝える言葉です。

何か手伝ってもらったときや、貸してもらったときなど、助かったよと友人などに伝える表現としてよく使われていました。

感謝感激あめあられというフレーズが生まれたのは、戦争をしていた時代に日本軍優勢という戦況を報じるため、新聞の見出しなどに使われた「乱射乱撃雨あられ」が元となり、それをもじった言葉だといわれています。

しぇ~

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赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」に登場する「イヤミ」というキャラクターが驚いたときに言うセリフです。シェーのポーズとともに叫ぶギャグのようになっています。

1960年代に週刊少年サンデーでおそ松くんが掲載されており、「シェー」が登場すると、ポーズとともに流行しました。

アニメ化されるとさらに広まり、映画でゴジラがシェーをしたり、お笑い芸人がシェーをしたりといった、国民的なギャグとなりました。

ドロンします

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姿を消しますという意味の言葉です。「お先に失礼します」のように、人より先に退席するときなどに使われます。また、姿をくらます、逃げ隠れするといった意味もあります。

「ドロン」とは歌舞伎で幽霊が消える際に使われる効果音からきている言葉だといわれていますが、ドロンしますと言う際に、忍者のニンニンのようなポーズをすることがあります。

この忍者ポーズをすることから、忍者が煙玉で姿をくらますという様子の表現も連想できます。

昭和死語を知るメリットは?

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死語というのは現在使われていない言葉なので、知らなくても問題はないのですが、知っていることによるメリットももちろんあります。

昭和世代の人には懐かしいと思える言葉です。思い出話や、懐かしい話というのは会話が盛り上がる傾向にあります。そのため、会話のきっかけとなることもあります。

ただ、自分は盛り上げるつもりでも、若い世代の人が年上の人に対して死語ばかりを使って話しかけると、相手からすると古い人だと馬鹿にされている感じも出てしまいます。

話し方のマナーなどには気を付けて、からかうようなことはしないように注意して死語を使いましょう。何事でも知識はあったほうが役に立つときがくるので、知っておいて損はありません。

再ブームの波をいち早く察知

Beach Foam Motion - Free photo on Pixabay (170738)

言葉の意味を知っていると、何かのタイミングでその言葉が出たときに敏感に反応することができ、再ブームしたときにその波に乗ることができます。

テレビで芸能人が発信したり、お笑い芸人のネタとして使われたときなど、言葉を知らないと意味が分からないので楽しんでみることができません。

また、再ブームが来た時に流行に乗れず、周りがその言葉を使って会話をしているのになかなか使うタイミングがつかめません。

昭和世代とのコミュニケーションに活用

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昭和世代の人は死語を知っている、使っていたという人が多いので、会話のきっかけとなる場合もあります。死語はたくさんあるので、話も広がり盛り上がります。

堅苦しい場面で使う言葉ではありませんが、雑談中などに昭和世代の人とのコミュニケーション手段として話題を出してみるのも良いでしょう。

同年代同士だと、懐かしい思い出話がどんどん出てきて楽しむことができます。

あくまで死語というのを意識

Reading Book Girl - Free photo on Pixabay (170759)

あくまで死語、昔は流行していたけど今となっては使われていない言葉です。場を盛り上げるためやギャグとして言葉を使うのは良いですが、普段の会話の中で使うのは控えておきましょう。

平然と言い続けていると、言葉を知らないという人もいますが、古臭い人だと思われてしまうだけです。また、親父ギャグとなっている言葉もあるので、連呼していると親父臭いと思われかねないので注意が必要です。

話のネタになったりはするので、知っていて損はありませんが、知っている人同士で盛り上がって楽しむことをおすすめします。

あじゃぱーについて詳しくなれましたか?

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