2019年12月20日 更新

タイの死体博物館は隠れた名所!シリラート死体博物館の魅力を紹介!

タイ バンコクにある死体博物館をご存知ですか?数々の死体を展示しているシリラート死体博物館は、観光地として多くの人に知られています。今回は、そんな死体博物館について紹介して参ります。どんな標本が展示されているのか、展示されている人物はどのような人間だったのか、深く迫っていきましょう。

隠れた人気を誇る場所「死体博物館」とは?

Grave Sky Cross - Free photo on Pixabay (763657)

あなたは「死体博物館」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?「怖い」「不謹慎だ」「変わった人が行くところ」など、否定的なイメージを持つ方が多いことでしょう。

が、今回紹介するタイにある死体博物館は、観光スポットとして様々な国の観光客から隠れた人気を誇っています。人間の「死の姿」をみるというのは、人生において何度も頻繁に遭遇する場面ではありません。

そんな人間の死の姿を間近で見ることができるのが「死体博物館」なのです。死体はほとんどの人々から嫌悪感を抱かれがちですが、一部の方から見ると、芸術と捉えられることもあるのです。

シリラート死体博物館について

Castle Hall Window - Free photo on Pixabay (763658)

タイのバンコクにある死体博物館は「シリラート死体博物館」といいます。この博物館に訪れる方は、一般観光客の他に医学生・医学関係者・地元の学生旅行生が居ます。

通常に生活している中では見れない「人間の死」を求め、多くの人々が訪れています。シリラート死体博物館の館内はホルマリン液のツンとした匂い漂い、博物館というより学生時代に出入りしていた理科室のような雰囲気が漂っています。

シリラート死体博物館の敷地内には、東南アジア最大の敷地面積を誇るシリラート病院があります。

数十年前の死体博物館の様子

Building Ruins Old - Free image on Pixabay (763659)

現在のシリラート死体博物館は、様々な国から多くの人々が訪れているタイバンコクを代表する観光スポットとなっています。

ですが、ひと昔前のシリラート死体博物館は観光スポットとされるほどの形をしていませんでした。一言でいうと「倉庫」のような場として、無料で公開されていたようです。

死体が運び込まれ解剖が行われている場面を間近で見ることができたり、現在は展示物として飾ってあるようなものが手に取ってみることができたのです。

本物の人体を標本として展示している

Skeleton Skull - Free photo on Pixabay (763660)

シリラート死体博物館は「本物の人間の死体」を標本として、展示しています。展示物を見ると「これが人間の死んだ姿なのか?嘘のようだ」「よくできた偽物の人体だ」と口を開く方もいるようです。

それほど、生きている人間と死んだ人間の姿は「似ているようで似ていない」そんな風貌をしているのです。

博物館に訪れ、本物の人間だと知らされた人々は驚きを隠せず立ち竦んでしまう人がほとんどのようです。シリラート死体博物館は、とても奇妙で自分の死さえも考えさせられるそんな場所なのです。

シリラート死体博物館の基本情報

Innovation Business Information - Free photo on Pixabay (763661)

シリラート死体博物館は、2 Prannok Rd. Bangkoknoi Bangkok 10700に存在しています。博物館への行き方はいくつかありますが、おすすめはボートと電車です。シリラート死体博物館はユアオプラヤー川側のほとりにあります。その為、一番効率のよいおすすめの行き方はボートになるのです。

まず電車で、Saphan Taksin駅(S6)に行きます。電車から降りたら改札を出てExit2に向かうとボート乗り場に着きます。そしてボートのスタッフに「シリアートへ行きたい」ということを伝えましょう。

タクシーで向かう場合には「パイ ロンパヤバーン シリラーッ」と伝えてください。博物館は9:00~16:00に営業しています。12:00~13:00はスタッフが休憩をとっています。毎週日曜、年末年始、祝祭日は休業となっています。入館料金は40Bになります。

シリラート死体博物館で見ることができる展示物

Cell Division Membrane - Free image on Pixabay (763667)

シリアート死体博物館ではどんな展示物を見ることができるのでしょうか。博物館に初めて訪れ、人の死体に免疫がない人は顔色を悪くして博物館を出るほど、衝撃的な展示物があるといわれています。

日常で過ごしていて、死体を見る機会は稀なことでしょう。また、博物館に展示してある人間の死体は「通常の死体」ではありません。通常の死体ではないからこそ、奇妙なのです。

では、どんな展示物があるのか写真を添えて紹介して参りましょう。衝撃的な写真を掲載いたしますので、グロテスクな表現が苦手な方、死に対して恐怖を感じる方、心臓の弱い方は閲覧に注意してください。

1つの内臓を共有したシャム双生児

小小天使 on Instagram: “ちょっと真面目な話  センセープ運河船を降りてからバスで着くはずだったが(googlemapでは)、地元の人の話ではそのバスは存在しないみたい。バスが適当に運行されて、急に〇〇系統行きが消えるって日本では考えられないけど、よくある話みたいです(バス停で待ってた学生さん談)…” (763835)

シリラート博物館の中でも一番目を引くのが「1つの内臓を共有したシャム双生児」です。液体の中に内蔵の繋がった赤ちゃんの死体が2体浮かんでいます。

この標本のそばには、赤ちゃん向けのおもちゃ・お菓子・お金などがお供えしてあります。芸術的・医学的な面ではなく、違う面でも人の心を動かす展示物ともいえるでしょう。

水頭症の子供

Yuma on Instagram: “#deadbody#museum#bangkok#transit#wanglang#adventure#死体#死体博物館#バンコク#トランジット#シリラート病院#ワンラン#シリラート博物館” (763666)

前述で紹介したシャム双生児の他にも、シリラート死体博物館には数多くの子供たちの標本が展示されています。その中でも一番目を引く存在となっているのが「水頭症の子供」です。

展示されている死体は推定6歳~7歳の子供のものです。頭をくりぬかれた状態で液体の中にたたずんでいます。

胎児

前述で紹介した、数多くの子供の標本の1つになります。お母さんのお腹の中にいる状態で、何かが原因で亡くなってしまい、そのまま標本として飾られるようになったのでしょう。

赤ちゃんがお腹の中にいる状態というのは、現代技術ではエコーなどでしか見ることができません。こちらの標本は医学的にも、とても興味深い標本なのです。

凶悪犯罪者シーウィーのミイラ

衝撃的な標本は他にもたくさんあります。「シーウィー博物館」と呼ばれるきっかけともなったのが、凶悪犯罪者シーウィーのミイラです。この男性は1950年代に数年間で5人もの幼児を殺害、そして不老長寿の目的で殺害した幼児の臓器を食べていました。

裁判所は「死刑にした後も、供養する価値はない」と判決を下しました。そして更に「永久的に晒し者にする」と判決を下したのです。

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