2020年2月15日 更新

高知の方言(土佐弁)はかわいい語尾がいっぱい?挨拶の仕方や告白のフレーズ!

最近高知の方言が注目されているのをご存じでしょうか?かわいい語尾・告白のフレーズが多く、女性からも人気があります。今回は高知の方言一覧を徹底解説!語尾や独自の文法、可愛い表現、ありがとうなどの挨拶の言葉など、ぜひ高知の方言を学んでみてください。

高知の方言(土佐弁)をマスターしよう!

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四国にある高知県は、坂本龍馬ゆかりの地や高知城、桂浜などの歴史と自然豊かな観光スポットが楽しめる県です。高知と言えば、カツオをたたきをイメージする方も多いでしょうが、高知のグルメはそれだけではありません。

豊富な海の幸を堪能できるのはもちろんですが、鍋焼きうどんやかんざしなどのB級グルメも有名です。そんな魅力溢れる高知県では、方言も可愛いと話題になっています。昨今ではテレビや映画等で土佐弁を聞く機会も多く、たくさんの人を虜にしています。

今回は、高知の方言一覧を徹底解説!特徴、かわいい語尾・表現、告白のフレーズや面白い表現など、土佐弁の魅力を余すとこなくお届けします。

高知の方言(土佐弁)の特徴とは

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高知の方言(土佐弁)は、四国の高知県で話されている方言で、四国方言の内の1つです。四国の他の県にイントネーションは似ていますが、独特な語尾や文法があり、奥深い方言だと言います。

高知の方言と言うと皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?テレビ等のイメージだと「~ぜよ」という語尾が有名で、若干きつく感じることも多いでしょう。ここからは、高知の方言の特徴を見ていきましょう。

関西弁に近い

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四国や中国地方は京阪式アクセントを主流としていますが、現在のものよりも伝統的な関西方言のアクセントに近いと言います。関東の人が聞くと、関西弁と同じように聞こえることも多いでしょう。

しかし訛りが強いため、聞きなれない人からすれば、少し乱暴な言葉と感じることもあります。伝統的な関西方言のアクセントに近い土佐弁では、古い日本語を守っている傾向にあり、知れば知るほど面白い方言なのです。

2つの地区に分けられる

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高知県の方言は基本的に2つに分けられます。西部方言、東部・中部方言です。西部方言は、幡多弁と言い、東部・中部の方言は土佐弁と言います。

西と東・中部では訛りが異なるため、そのイントネーションを聞けばどこの出身かわかるほどだとか。また、独自の語尾や言い回しもあるので、それぞれを比べてみるのも高知の方言の醍醐味と言えるでしょう。

母音は丁寧に発音

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他の方言では、母音を省略することが多いですが、高知の方言では母音をしっかり発音する傾向にあります。母音を伸ばすと柔らかい表現になりますが、はっきりと発音するためハキハキとした印象を与えます。

特に連母音の「ei」をしっかり保存しています。標準語や関西弁では「計算」が「けーさん」になりますが、高知では「ケイサン」としっかり発音します。

年配の方はもう少し訛りが強く、「し」が「い」になったり、ガ行の子音、ダ行の子音の前に鼻音が入ります。

高知の方言(土佐弁)では完了形が使われる?

【解説付き】高知の方言ムズすぎ! 土佐弁講座!

高知の方言の最大の特徴は、英語にあるような完了形を使うことです。通常「ちゅー・ちょる・ちょう」などを語尾に付けて表現します。

「~しちゅう」と言うと「~はし終わった」という意味です。「勉強はもう済ませているよ」と言いたい時は「宿題やっちゅうよ」になります。現在進行形のように聞こえがちですが、現在進行形の場合は別の表現を使います。

「勉強を今やっています」と現在進行形で表現したい場合は、「勉強やりゆうよ」と言います。もちろん過去完了形にも変換できます。同じ例を使うと「勉強やっちょった」になります。語尾が変わるだけで時系列が異なりますので、しっかり覚えておきましょう。

高知の方言(土佐弁)は語尾が独特!

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高知の方言は語尾が独特なんです。先ほど紹介した英語の完了形のような表現にも語尾で区別されており、高知の方言を知るには、まず語尾を覚えておくと便利です。

ここからは、特徴的な語尾を紹介していきます。その語尾をつけることで、ニュアンスが変わってきますので、使い方をしっかり学んでいきましょう。

ろー

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「ろー」は、活用語の終止形にプラスすることで推量(だろう)のような表現になります。例えば「安いだろう」と言いたい時は「安いろー」になります。

完了形をプラスして「安かっただろう」と言いたい時は、語尾に「~つろー」をつけます。同じ例で紹介すると、「安かっつろー」になります。

「~らしい」という推量を表す時は、「~にかあかん」をつけます。

~ん

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語尾に「~ん」をつけると否定形になり、高知以外の四国各県でもよく使われる表現です。たとえば「食べない」は「食べん」、「行かない」は「いかん」、「見ない」は「みん」になります。

これが過去形になると「~ざった」「~んかった」が使われてます。同じ例で見てみると「食べざった」「行かざった」「食べんかった」「行かんかった」になります。これらの語尾は近県でもよく使われています。

~ちゅう

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「~ちゅう」は高知では定番の語尾で、先ほど完了形のところでも紹介しました。「~している」「~た」「~ていた」などの意味です。

「おまんら昨日のこと忘れちゅうよ」と言うと「あなたたち昨日のこと忘れていたよ」という意味です。現在進行形の「~中」とは違いますので、気を付けてください。

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