目次
- 美容大国韓国の残念なトイレ事情と現在の進歩
- 韓国のトイレ事情【過去】
- 使用後のティッシュはゴミ箱へ
- トイレットペーパーが置かれていない
- 店内にトイレがない
- 台所にトイレが設置されている
- YouTubeにアップされ世界中から批判される
- 韓国のトイレ事情【現在】
- 使用後のティッシュを便器に流すことができる
- ゴミ箱の撤去が法律で決定
- トイレットペーパーが個室に設置されている
- 日本を手本に地下鉄トイレ改革
- 盗撮行為は頻発している
- 韓国旅行必需品アイテム
- ウェットティッシュ
- 芯を抜いたトイレットペーパー
- 韓国トイレ豆知識
- 車椅子用トイレ
- ガラス張りのトイレ
- 詰まった時は二度流ししない
- カップルトイレ
- 汚いトイレ卒業も盗撮被害があるなど課題は山積み
美容大国韓国の残念なトイレ事情と現在の進歩
via pixabay.com
韓国は、若い女性を中心とする日本人からも高い人気を集めている旅行先のひとつです。美容大国として知られるだけあって美意識も高く、清潔志向が強いのだろうというイメージを抱いて韓国に行ったところ、そのトイレの汚さに強いショックを受けたという人も少なくありません。
しかし、国内外からトイレの不衛生さに批判がなされるようになった結果、近年の韓国ではトイレ革命とも言うべき変化が起こりつつあります。
この記事では韓国のトイレ事情について、新旧を織り交ぜて解説していきます。韓国に行った時にトイレで不便な思いをしないでいいように、渡韓前にぜひご覧ください。
しかし、国内外からトイレの不衛生さに批判がなされるようになった結果、近年の韓国ではトイレ革命とも言うべき変化が起こりつつあります。
この記事では韓国のトイレ事情について、新旧を織り交ぜて解説していきます。韓国に行った時にトイレで不便な思いをしないでいいように、渡韓前にぜひご覧ください。
韓国のトイレ事情【過去】
via pixabay.com
残念ながら、数年ほど前まで韓国のトイレに対する評価はかなり悪いものでした。日本で生まれ育つと日本のトイレの清潔さや便利さを当たり前のように感じてしまうものですが、日本ほどトイレ環境や整っている国は実は世界的に見ても稀です。
だからこそ、はじめて海外旅行先として韓国に行くとそのお粗末なトイレ事情に衝撃を受けてしまうという話も、過去にはよく聞かれたものでした。
ここからは、過去の韓国に関するトイレ事情をご紹介していきます。
だからこそ、はじめて海外旅行先として韓国に行くとそのお粗末なトイレ事情に衝撃を受けてしまうという話も、過去にはよく聞かれたものでした。
ここからは、過去の韓国に関するトイレ事情をご紹介していきます。
使用後のティッシュはゴミ箱へ
via pixabay.com
日本では、用を足したならば使用したトイレットペーパーをそのままトイレに流すことができますが、韓国では使用後のトイレットペーパーを流すことができず、トイレのすぐ横に設置されたごみ箱に入れなければならなかったのです。
というのも、韓国は日本のように下水に関するインフラが整備されておらず、トイレットペーパーを流してしまうと詰まって大変なことになってしまうからです。
ごみ箱に入れられた使用済みのペーパーはある程度溜まらないと捨てられない上に蓋が付けられていないことが大半なので、日本人の感覚からするととても不衛生に感じられてしまいます。
特に、不特定多数の人が使うトイレならばなおさらです。残念ながら、今でも韓国の一部のトイレではこのような状態が続いています。
というのも、韓国は日本のように下水に関するインフラが整備されておらず、トイレットペーパーを流してしまうと詰まって大変なことになってしまうからです。
ごみ箱に入れられた使用済みのペーパーはある程度溜まらないと捨てられない上に蓋が付けられていないことが大半なので、日本人の感覚からするととても不衛生に感じられてしまいます。
特に、不特定多数の人が使うトイレならばなおさらです。残念ながら、今でも韓国の一部のトイレではこのような状態が続いています。
トイレットペーパーが置かれていない
via pixabay.com
トイレットペーパーが個室内に置かれていないというのも、韓国のトイレあるあるでした。
日本では便器から手を伸ばせば届く距離にトイレットペーパーが設置されているものですが、韓国では絶対に手の届かない場所にトイレットペーパーが粗雑に置かれていたり、最悪の場合トイレットペーパーそのものがないことも少なくありません。
初めて韓国を訪れた日本人の大半はこのことを知らないため、用を足した後にトイレットペーパーがないことに気づいて半ばパニック状態に陥ったというエピソードもよく聞かれました。
日本では便器から手を伸ばせば届く距離にトイレットペーパーが設置されているものですが、韓国では絶対に手の届かない場所にトイレットペーパーが粗雑に置かれていたり、最悪の場合トイレットペーパーそのものがないことも少なくありません。
初めて韓国を訪れた日本人の大半はこのことを知らないため、用を足した後にトイレットペーパーがないことに気づいて半ばパニック状態に陥ったというエピソードもよく聞かれました。
店内にトイレがない
via pixabay.com
日本では飲食店にせよショッピングセンターにせよ、ほとんどのお店の内部にトイレが設置されているものです。それは従業員が使用するからということもありますが、お客様が利用できるようにという配慮も含まれています。
もちろん、韓国でも中規模以上のお店ではトイレが店内に設置されていることが多いですが、必ずしもこれが当てはまらないケースも存在していました。
特に小さなお店が複数集まってできたショッピングセンターなどでは店内にトイレが設置されていないため、わざわざ建物を出て別の場所までトイレを探さなければならないということもよくあったのです。
もちろん、韓国でも中規模以上のお店ではトイレが店内に設置されていることが多いですが、必ずしもこれが当てはまらないケースも存在していました。
特に小さなお店が複数集まってできたショッピングセンターなどでは店内にトイレが設置されていないため、わざわざ建物を出て別の場所までトイレを探さなければならないということもよくあったのです。
台所にトイレが設置されている
via pixabay.com
日本人的な衛生観念からすると、トイレはできるだけ台所から離れた場所に設置すべきものだと考えられるでしょう。しかし、韓国では下水に関するインフラ設備がまだ十分に整備されていなかったため、台所にトイレが設置されていることもよくありました。
これは、インフラ設備の不十分さに加えて、水回りの設備を一か所にまとめた方が構造上便利で安上がりであるという背景も含まれているのです。
最も衛生的であるべき食べ物を扱う台所に、最も不衛生であるトイレが設置されるのは、日本人の感覚からするとなかなかに受け入れがたいのではないでしょうか。
これは、インフラ設備の不十分さに加えて、水回りの設備を一か所にまとめた方が構造上便利で安上がりであるという背景も含まれているのです。
最も衛生的であるべき食べ物を扱う台所に、最も不衛生であるトイレが設置されるのは、日本人の感覚からするとなかなかに受け入れがたいのではないでしょうか。
YouTubeにアップされ世界中から批判される
via pixabay.com
このように、過去の韓国のトイレ事情はお粗末なものでしたが近年では変化の兆しが起こりつつあります。韓国国内外のYouTuberがその不衛生なトイレ環境を撮影し、その動画をアップして世界中から批判を受けたことがそのきっかけでした。
韓国は海外からの評価や批判を気にする傾向にあり、また観光国としての地位を高めることも目指していることもあって、この世界的な批判を深刻に受け止めざるを得ませんでした。
不衛生なトイレ環境の是正が不可欠であるとの認識が広まり、上からの主導もあって、徐々にトイレ環境が整備されていったのです。
韓国は海外からの評価や批判を気にする傾向にあり、また観光国としての地位を高めることも目指していることもあって、この世界的な批判を深刻に受け止めざるを得ませんでした。
不衛生なトイレ環境の是正が不可欠であるとの認識が広まり、上からの主導もあって、徐々にトイレ環境が整備されていったのです。
韓国のトイレ事情【現在】
via pixabay.com
不便で不衛生なトイレ事情が世界的な批判にさらされたことによって、韓国はこの問題の改善に取り組むようになってきています。
その結果、もちろん韓国国内の全てのトイレが衛生的で便利になったわけではないものの、以前と比べると日本人旅行客にとってもトイレが使いやすい状態に変化しつつあるのです。
ここからは、改善された現在の韓国のトイレ環境について詳しく見ていきましょう。
その結果、もちろん韓国国内の全てのトイレが衛生的で便利になったわけではないものの、以前と比べると日本人旅行客にとってもトイレが使いやすい状態に変化しつつあるのです。
ここからは、改善された現在の韓国のトイレ環境について詳しく見ていきましょう。
使用後のティッシュを便器に流すことができる
via pixabay.com
近年、韓国では諸外国に比べて遅れていた下水のインフラ設備が整えられるようになっています。そのおかげで、現在では使用後のトイレットペーパーをそのままトイレに流せるようになってきているのです。
以前はトイレ横のごみ箱に捨てるのが当たり前であったため、「トイレに流しても大丈夫ですよ」というステッカーの表示が個室内に貼られているほどです。
しかしながら、全てのトイレがティッシュを流せるわけではありません。古い建物内に設置されたトイレでは、今でもまだティッシュを流せず、ごみ箱に捨てねばならないケースも多いことも知っておきましょう。
以前はトイレ横のごみ箱に捨てるのが当たり前であったため、「トイレに流しても大丈夫ですよ」というステッカーの表示が個室内に貼られているほどです。
しかしながら、全てのトイレがティッシュを流せるわけではありません。古い建物内に設置されたトイレでは、今でもまだティッシュを流せず、ごみ箱に捨てねばならないケースも多いことも知っておきましょう。
ゴミ箱の撤去が法律で決定
via pixabay.com
韓国政府は2017年5月に、法律によってトイレ内のごみ箱の撤去を決定しました。その背景には、2018年のピョンチャン・オリンピックがあります。
海外から多くの旅行客が訪れるため、今までのように使用済みティッシュが詰め込まれたごみ箱を放置していては、韓国の国際的なイメージが低下することを懸念したのです。これによってティッシュを流せる新型トイレが設置されるという効果もありました。
しかし、ティッシュを流せないトイレをそのまま使用し続けている公共施設や店舗も多く、ごみ箱が撤去されたがゆえに床に使用済みティッシュが散乱するというかえって不衛生な状態をもたらしてしまったことも指摘されています。
海外から多くの旅行客が訪れるため、今までのように使用済みティッシュが詰め込まれたごみ箱を放置していては、韓国の国際的なイメージが低下することを懸念したのです。これによってティッシュを流せる新型トイレが設置されるという効果もありました。
しかし、ティッシュを流せないトイレをそのまま使用し続けている公共施設や店舗も多く、ごみ箱が撤去されたがゆえに床に使用済みティッシュが散乱するというかえって不衛生な状態をもたらしてしまったことも指摘されています。
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