2020年5月1日 更新

上海の治安は悪い?旅行前にチェックしたい注意点と安全対策とは

東京から飛行機で3時間ほどで行ける上海は、日本人の間でも人気の観光地です。しかし、中国有数の大都会だからこそ治安が懸念されるエリアもあります。そこでこの記事では、旅行前に知っておきたい上海の治安情報や夜に避けるべきエリアなどについて解説していきます。

上海の治安は悪い?旅行に行く前に要チェック!

Shanghai Urban Landscape The Bund - Free photo on Pixabay (750371)

東京から3時間ほどで行ける上に、中国有数の大都市で見るものも食べるものも充実している上海は、日本人の間でも人気の高い観光地です。ですが、その治安は必ずしもよいとは言えず、エリアや時間帯によって気をつけなければならない面もあります。

たとえ軽微なものであっても、トラブルや犯罪に巻き込まれてしまうとせっかくの楽しい旅行が台無しになってしまいかねません。旅行前にあらかじめ旅行先の治安情報を確認し、危ないエリアやトラブルに巻き込まれやすい旅行者の特徴やNG行動についてきちんと知っておくことが大切だと言えるでしょう。

この記事では上海の治安情報や夜に避けるべきエリアなどについてご紹介しているので、これから上海に旅行をされる方はぜひ参考としてご覧ください。

上海の犯罪率

Police Crime Scene Blue Light - Free image on Pixabay (750372)

まずは、上海の犯罪率について確認しておきましょう。上海は中国国内の他の大都市と比べるとそこまで犯罪率が高いわけではありませんが、2017年には上海の海日本国総領事館に799件もの援護要請が行われています。

つまり、日本人が上海で巻き込まれたトラブルや犯罪が、報告されただけでも799件にも及んでいるということです。これは、世界各地にある日本の在外公館の中で4番目に多い数でもあります。

ただし、殺人などの重大な犯罪に巻き込まれるケースは少なく、ぼったくり被害や寸借詐欺、交通事故などが大半です。

治安の善し悪しに関係なく気をつけておくべきこと

Airport Transport Woman - Free photo on Pixabay (750410)

上海は多くの日本人が訪れる定番の観光スポットであり、若い女性が一人旅をすることも多く、それほど治安が悪いわけではありません。

ですが、治安の良し悪しに関わらず、海外に行くときには「もしかして犯罪やトラブルに巻き込まれるかもしれない」という警戒心をもっておくことが必要です。

ここからは日本人が巻き込まれやすい上海での犯罪について解説していきますので、「私は大丈夫」と思わずに、上海を訪れる前にぜひチェックしてみてください。

スリや置き引き

Wallet Cash Credit Card - Free photo on Pixabay (750411)

上海に訪れる方にまず注意してもらいたいのが、スリや置き引きです。上海は中国でも有数の大都市ですが、人が多く集まる所にはおのずと、悪いことを考える人もやってきます。

日本にいる感覚で、喫茶店の椅子や机の上に財布やスマホ・バッグなどを置いたまま席を離れてしまったがために、置き引き被害に遭ったというケースも少なくありません。

また、観光地で写真を撮るのに熱中している間、ポケットに入れた財布をいつの間にか抜き取られていたという被害もありますので、くれぐれも用心したいところです。

物乞いや募金などの詐欺

Begging Hands Poor - Free photo on Pixabay (750412)

物乞いや募金など、人の善意につけこんだ詐欺の被害も上海では報告されています。上海では、ヨーロッパの一部地域と比べると物乞いが直接こちらにお金を要求してくることは少ないですが、物乞いや募金を装って多額のお金を要求してくるというケースもあります。

可哀そうだと思っても、物乞いや募金には応じず、目を合わさないようにしてその場をすぐに離れることが大切です。

タクシーのぼったくり

Automobile Automotive Blur - Free photo on Pixabay (750413)

上海を訪れた日本人観光客からは、「タクシーに乗ったらあり得ないほどの金額を要求された」とぼったくり被害に遭った声も聞かれています。

とりわけ、正規のタクシーではない白タクなどに乗車してしまった場合、ぼったくり被害に遭いやすいようです。このようなぼったくりタクシーは中国人よりも外国からやってくる観光客を主なターゲットとしているため、空港や観光スポットで遭遇する確率が高いと言えるでしょう。

白タクに乗車するのは避け、ホテルのフロントに正規タクシーを呼んでもらうなどして、被害に遭わないように防衛策をとることが大切です。

ぼったくりバー

Bar Drinks Alcohol - Free photo on Pixabay (750414)

日本語や英語で親しげに話しかけてきた中国人に誘われて飲みに行ったところ、ぼったくりバーで、高額な料金を請求されてしまったというケースも多く報告されています。

中には、警察に通報されてお店が捜査されないようにタクシーでぼったくりバーまで連れて行き、お店がどこにあるのかをこちらにわからないようにして泣き寝入りさせるという手口もあるのです。

現地で知り合った人の誘いに応じないこと、メニューに料金が載っていないお店には入店しないことが鉄則でしょう。

デモ

Crowd Demonstration Flag - Free vector graphic on Pixabay (750415)

上海に限らず中国全土ではデモが当局によって厳しく管理されているので、突発的なデモに遭遇することはあまりないでしょう。

しかし、現在日中関係は改善しつつあるとは言え、時には反日デモのようなものが行われることもあります。反日に限らずとも、デモの興奮した参加者に近づくとトラブルや犯罪被害に遭う恐れがあるので、とにかく近づかないのが一番です。

ちなみに、デモに関しては外務省の海外安全ホームページで逐一現地の情報が更新されているので、上海に訪れる前も訪れている最中もチェックされることをおすすめします。

特に女性が気をつけるべきこと

Fear Woman Stop Violence Against - Free photo on Pixabay (750416)

もちろん男性が犯罪に巻き込まれるケースも少なくありませんが、か弱い女性を狙った犯罪が多いのもまた事実です。特に上海は女性に人気の観光地ですので、犯罪に巻き込まれないように注意したいものでしょう。

ここからは、上海で女性が気を付けるべきことについてご紹介していきます。

ナンパ

Restaurant Flirting Couple - Free photo on Pixabay (750417)

まず気を付けたいのが、ナンパです。旅先でのロマンチックな出会いに憧れている女性もいるかもしれませんが、自分のみを守るためにも、旅先でのロマンスには警戒心を持つようにしましょう。

ナンパされて相手の男性について行ったところ、ぼったくりのお店に連れて行かれたり、性犯罪に巻き込まれる可能性もあるからです。ナンパをされても愛想よく対応せず、素通りしましょう。

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