2020年5月21日 更新

天売島は海鳥の有名な繁殖地!おすすめ観光名所やアクセスを紹介!

北海道で素敵なキャンプ場をお探しならば、天売島を訪れてみてはいかがでしょうか?この記事ではうにをはじめとする天売島の人気グルメに加えて、観光情報について徹底解説しています。またフェリーでのアクセス方法についても紹介しているので、ぜひご覧ください。

天売島は海鳥の有名な繁殖地

 (882026)

みなさんは天売島(てうりとう)についてご存知でしょうか?天売島は北海道の北西部に位置し、島の周囲は12㎞ほどの小さな島です。

住民は300人ほどですが、毎年多くの海鳥が繁殖のために訪れるため、海鳥の島として知られています。春から夏にかけては100万羽近くの海鳥が天売島にやってくるので、島のいたるところで美しく可愛らしい鳥たちを目にすることができるのです。

鳥好きにはたまらないスポットだと言えるでしょう。この記事では天売島で観察できる海鳥の種類に加えて、そのほかの島のおすすめの観光スポットやグルメ情報について徹底解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

天売島で観察できる海鳥

 (882029)

繁殖期には100万羽近くの海鳥が訪れる天売島は、住民の数よりも海鳥の数のほうが多いというユニークな特徴をもっています。

また、他の地域では見ることが難しいようなレアな海鳥も数多く天売島で観察できるため、天売島はバードウォッチング好きにとってはまさに垂涎ものだと言えるでしょう。

では、具体的に天売島ではどのような海鳥に会えるのでしょうか?ここからは、天売島で観察できる主な海鳥を4つピックアップしてご紹介していきます。

オロロン鳥

ゴンやなぎ0375 on Instagram: “オホーツク花曆 12/28 久し振りの投稿ですね❗我が港にウミガラス⁉️が現れたました‼️インスタ調子がおかしくて離れて居ました‼️ #野鳥 #ウミガラス #絶滅危惧種  #海鳥 #チドリ目 #ウミスズメ科 #ウミガラス科 #オロロン鳥…” (882031)

天売島で観察できる海鳥としてまず名前が挙がるのが、オロロン鳥です。正式名称は「ウミガラス」といいますが、その独特の鳴き声から「オロロン鳥」という名前で親しまれています。

オロロン島はウミスズメ科の海鳥の中でも特に体格が大きいことで知られており、大人になれば体重が1kg近くにもなります。頭部から背中にかけての黒い羽毛と、首下から腹部にかけての白い羽毛のコントラストが特徴的です。

オロロン鳥の餌となる魚の乱獲などの環境破壊が原因で、1950年頃から天売島に訪れるオロロン鳥の数は激減してしまいました。そのため、近年ではオロロン島の繁殖のためにさまざまな取り組みと努力がなされています。

ウトウ

Kwiaht on Instagram: “Rosario Strait was full of rhinoceros auklets (Cerorhinca monocerata) this summer solstice. Ranging across the North Pacific these…” (882034)

天売島の海鳥と言えば「ウトウ」を思い浮かべるバードウォッチング好きも多いはずです。ウトウは繁殖期になると、くちばしの先端と目の間に、白い突起ができるという特徴をもっています。

ちなみにウトウとはアイヌ語で「突起」を意味する単語であり、このような独特の突起をもつ外見ゆえに「ウトウ」と呼ばれるようになったのです。

他の海鳥とは異なり、ウトウは1年中天売島で目にすることができます。最大で80万羽ほどが島内にいると言われており、このことから天売島は世界で最もウトウが多く繁殖する場所として知られています。

ケイマフリ

半田 菜摘 on Instagram: “ケイマフリに一目惚れ… こりゃ可愛いわ…😍 #すぐに便箋やブローチなどケイマフリグッツを購入 #wildlife  #wildanimals  #light_nikon  #nikkor80400  #nikond850  #spectacled_guillemot…” (882036)

ケイマフリは、ウミスズメ科に属する海鳥です。墨がかった黒色の体毛が特徴的ですが、冬になると首の下から腹部にかけて白色の羽毛に生え変わります。

また、オレンジがかった赤い足もケイマフリの外見上の特徴として挙げられるでしょう。ちなみに、ケイマフリという名称はアイヌ語で「赤い足」を意味する「ケマフレ」という単語に由来しています。

ケイマフリの印象的な赤い足にピッタリな名称だと言えるでしょう。なお、ケイマフリは求愛の際に独特の美しい鳴き声を発することでも有名です。

ウミスズメ

Atushi Yokoyama on Instagram: “10/1の鳥見🐤にて。 久々にめんこい姿を観察出来て楽しかったなと😃。 #北海道 #hokkaido #道東 #eastanhokkaido #釧路 #釧路市 #kushiro #野鳥 #bird #野鳥観察 #野鳥撮影 #海鳥 #ウミスズメ #海雀 #タムロン150600mm…” (882038)

天売島を訪れたならば、ぜひウミスズメの姿も探してみてください。天売島は、現在日本国内で唯一ウミスズメが繁殖のためにやってくる場所であると言われています。

また、天売島を訪れる海鳥の中でも最も滞在期間が短く、孵化したヒナも数日ほどで旅立ってしまうため、見つけるのが難しいレアな存在でもあります。

裏を返せば、天売島でウミスズメを見つけることができれば、とてもラッキーだと言えるでしょう。

天売島のおすすめ観光名所

𝟯𝟮𝟱𝟴 ミニ小屋 on Instagram: “私たち夫婦の想い出が詰まった場所【天売島】🚢 過去お盆に数回訪れましたが、どれも良き楽しい思い出ばかり😆💓 ・ 去年の夏は天売の海辺で、3258のヘーゼルナッツのコーヒーを島を訪れた友人たちに振舞いました☕︎🍃 ・…” (882040)

最大で100万羽を超える海鳥がやってくることで有名な天売島は、人口は300人ほどの小さな島です。海鳥を見るために天売島を訪れる人も多いものの、バードウォッチング以外の観光目的で天売島に足を運ぶ人も少なくありません。

近年では島を上げて天売島の「村おこし」が行われているため、北海道内で観光スポットをお探しの方はぜひ天売島を訪れてみてはいかがでしょうか?

ここからは、天売島のおすすめの観光スポットについてご紹介していきますので、ぜひ参考になさってみてください。

赤岩展望台

旅人 on Instagram: “北海道の離島、天売島。 赤岩展望台からの眺めです。 見渡す限り一面空と海。 夕焼けが素晴らしかったです。  2019年最後の投稿です。 見てくださった方、イイねしてくださった方、フォローして下さった方、ありがとうございました!  #天売島 #赤岩展望台 #北海道の離島…” (882051)

天売島は小さいな島であり、3時間ほどで島の外周を歩いて散策することができます。天売島の人気のある観光スポットであり、散策時にぜひ足を運びたいのおすすめの場所が「赤岩展望台」です。

その名前のとおり、岩に囲まれた中にたたずむ展望台で、広大な海を見渡せます。この展望台を訪れたならば、何より注目してもらいたいのが岩に空いた無数の穴です。

穴の正体は海鳥・ウトウの巣で、5月末ごろにヒナが孵化するため、初夏までは夕方になると多くのウトウの姿を赤岩展望台から目にすることができるでしょう。

海鳥観察舎

Toshihiro Nishimachi on Instagram: “・千鳥ヶ浦、海鳥観察舎かなりの崖でした。#海鳥観察舎#千鳥ヶ浦#海鳥観察スポット” (882054)

人間による環境破壊や温暖化の影響などで、ここ数十年ほどで天売島を訪れる海鳥の数や種類が減っています。こうした問題に対処するために、天売島では海鳥が安全に繁殖できるように、島内に海鳥繁殖地を設けているのです。

海鳥観察舎は、そんな海鳥繁殖地の中央に位置しています。海鳥観察舎は島で最も高い場所に建てられており、またこじんまりとした舎内には望遠鏡があるのがポイントです。

望遠鏡は無料で利用でき、繁殖地にいるさまざまな種類の海鳥をじっくりと観察することができるので、ぜひ海鳥観察舎を訪れてみてください。

観音岬

Yukinori Otsuka on Instagram: “グランドネイチャーフォトツアー最終日。 天売島・観音岬。 昨夜の赤岩展望台付近での、ウトウの80万羽の帰巣は圧巻でした。 ウミネコに襲われる個体もいるなか、  ビュンビュンと間近で飛び込んで行く姿は、なかなか被写体として収めるのは難しい! #天売島 #観音岬 #teuri…” (882056)

観音岬は、天売島の東の端っこに位置する岬です。まるで小説や映画の中に出てくるような美しく壮大な景色が見られると、多くの観光客が足を運んでいます。

約140メートルの崖の上には観音崎展望台が建てられており、晴れた日にはキラキラと輝く透き通った日本海を見ることができるでしょう。崖に目をやると、そこに巣を作っている無数のウミネコがいます。

また、岬から西側の方角を見ると、崖崩れの影響で斜面にできたハートの形に気づくことでしょう。最近では「ハートのパワースポット」として、若い世代を中心にじわじわと人気を集めています。

1 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪