2020年3月4日 更新

秋田県の方言はかわいい!あいさつや日常会話で使用される秋田弁一覧!

秋田県で耳にする秋田弁。なかなか理解するには難しいものも多く、意味が分からないという人も多いでしょう。秋田弁について知りたいという人に、秋田弁にはどのような特徴があるのか、またあいさつや日常会話で使用される秋田弁の一覧を紹介していきます。

秋田の方言秋田弁を学ぼう!

 (812068)

みなさんも耳にしたことのある方言は、北から南まで幅広く存在します。多くの県にある方言の一つ、秋田県の方言は他の方言と共に特徴が強く、聞きなれないとその意味を理解することも難しいでしょう。

秋田県の人と共に話をすると、実際に何を言っているのか理解するにも苦労します。しかし、秋田県の方言がどのような作りをしているのか、またどのような言葉があるのか理解することで、多少の言葉は聞き取れるようになります。

では、秋田県の方言、秋田弁にはどのようなものがあるのでしょうか。その特徴や言葉について一緒に学んでいきましょう。

秋田の方言の特徴

 (812070)

秋田県の方言は、誰しもが分かる特徴を持っており、他の県とは明らかに違うものです。しかし、いったいどのような特徴を持っているのかと問われると答えられない人も多いでしょう。

また、どこの県か分からないけれど、聞いたことはあるという方言も実は秋田県の方言であったということもあるのではないでしょうか。

それほど多くの人が耳にする方言を使用する秋田県は、いったいどのような特徴をもっているのでしょうか。秋田県の方言、「秋田弁」の特徴について紹介していきます。

秋田弁と呼ばれる

 (812074)

秋田県の方言は濁点が多く、母音の変化、イントネーションが特徴的という主な3つを特徴としており、秋田弁とも呼ばれています。

秋田弁で使われる濁点は、か行やた行についていることが多くあります。秋田県で有名のなまはげが言う「泣く子はいねがー」という部分であったり、「んだ」という部分であると濁点の意味が分かりやすいのではないでしょうか。

他にもイントネーションと言うと、多くの地域で違いがあります。秋田弁のイントネーションも他の方言同様に標準語と比べるとイントネーションの違いが著明でしょう。

秋田弁でのイントネーションの特徴として、3文字の単語を話した際に、2文字目の音が高くなるということがあります。

秋田の方言一覧【あいさつ】

大村小町先生の秋田弁講座ナリ★の巻。

挨拶は全国統一的に「おはよう」から「さようなら」まで様々です。一般的に使用される言葉は前述のものになりまうすが、秋田県ではどのように表現されているのでしょうか。

方言によっては、その地方のみに通用する挨拶も存在します。その一つとして秋田県の代表的な挨拶を紹介していきます。

秋田県特有の挨拶表現を学び、秋田県民に少しずつ近づけるように一緒に学んでいきましょう。

へば

「へば」と言われて浮かぶ標準語は何でしょうか。実はこの二文字には長い挨拶が含まれています。秋田方言の一つ「へば」は標準語で表記するならば「じゃあ、これで帰ります」という意味になります。

要はさようならと似たようになりますが、少し違います。へばは語源を辿ると「さすれば」という意味になり、そこから、「すれば」「せば」「へば」又は「しぇば」と分かれできた言葉になります。

さすればとは、「そうであるから」や「それならば」という意味になり、さようならと似た使い方へと進化していきました。

わり

「わり」は直訳すると「悪い」という意味になります。この言葉は、ごめん、すまない、ありがとうなど謝罪や感謝で使用されることが多くあるでしょう。

例えば、何かをしてもらった際に「悪いね」と表現する人もいるのではないでしょうか。これが、秋田弁では「わり」となります。

過去形では「わりがった」となり、何か尋ねる前置きに「すみませんが」と使用する場合は「わりっすども」などと表現されます。

「わり」が使用される他の言葉として「あんべわり」とあります。これは具合が悪い、都合が悪いというように使用されるため、何かの言葉にわりがついた場合は雰囲気で取ると何かに対しての謝罪や感謝の意として受け取ることができるでしょう。

いっつもどもな

「いっつもどもな」は直訳して「いつもありがとう」という感謝の意を示す方言になります。そう思うと少し関西弁にも似ているのではないでしょうか。

いつもありがとねーという表現と同じように「いっつもどもなー」と使用されることが多いです。このように感謝の表現も方言に変わると少し印象も変わり和むような感じを受けないでしょうか。

年配の方はもちろん子供の使用する方言になるため、言われた時には心も温まるような感じがします。

秋田の方言一覧【日常会話】

おもしぇ!秋田弁講座ーその1ー

上記では挨拶に関する秋田弁を紹介しました。こちらでは、日常会話内で使用されることが多い秋田弁について紹介していきたいと思います。

秋田県民はもちろんですが、秋田県へ訪れたことがある人も会話内で聞いたことがある方言も出てくるのではないでしょうか。

秋田弁をある程度理解できている人ならば、会話に困ることはないでしょうが、秋田弁を聞きなれない人は解読に苦労します。

そのためにも日常的に使用される秋田弁を知っておくと、秋田県を訪れた時に何かしら役に立つでしょう。

こちらの「ね」という一文字の方言になりますが、とても使用用途があり何にでも伝わります。「ね」という一つの単語には二種類の意味があります。一つは「無い」、もう一つは「寝る」です。

例えば、有名なのは一部テレビでも紹介されたのですが、「ね」は「無い」、「ねね」は「無いじゃん」、「ねねね」は「寝れないじゃん」など一つの言葉が繋がることでとても不思議な表現になるのではないでしょうか。

最終的に「寝なきゃいけないのに寝れないじゃん」と言う場合は「ねねば~ねのにねれねねぇ~」とねの連鎖が始まり、少しユーモアも感じます。

「け」も一つの単語ですが、いくつもの意味を兼ね備えています。一つは「食べて」、もう一つは「おいで」、そしてもう一つは「かゆい」です。

例文として「とりあえず、これを食べて」は「まず、これけ」ということや、「あやー、け!」は「あーもー、け!」などになります。

だいぶ省略されていることや、その時の状況などを考慮してその意味をくみ取る必要があるでしょう。これはかなり至難の業になるのではないでしょうか。

ばり

「ばり」は「ばかり」という意味になります。ばかりという言葉を省略したような形です。例文として「肉ばり食てねぇままけ」。これは雰囲気で分かる人もいるでしょうが、「肉ばかり食べてないでご飯も食べて」という意味です。

「ままけ」というのは上記でも記したように「食べて」というものです。このように方言が並ぶと聞きなれていない限りは解釈も難しいのではないでしょうか。

ばりという方言も秋田弁ならではのもので多く使用されるため覚えておくと良いでしょう。

どでした

「どでした」という方言は、驚いた時に使用されるものになります。使用される多くの場面として、何かハプニングが起きた場合や、何かトラブルの際です。

もちろんふざけて驚かされた場合などにも使用します。例文として「昨日事故だばどでしたなー」。これは「昨日の事故はびっくりしたねー」という意味です。

語源として「動転した」というとこからどでしたが生まれたのではないかとされています。そう捉えると、どでしたという方言も解釈しやすいのではないでしょうか。

1 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪