2020年3月1日 更新

イタリアのポヴェリア島は恐怖の心霊スポット?過去に起きた事件と怖い噂とは

ヴェネチア共和国にはポリヴィア島という精神病院があった島がありました。ですが、精神病院があったポリヴィア島では数々の事件によって心霊現象があとを絶ちません。また多数の人骨があると言われています。この記事ではポリヴィア島について解説をします。

多数の幽霊が出る島「ポヴェリア島」

日本人から絶大な人気を誇る国であるイタリア。数多くの観光地がある国ではありますがその反面、絶対に訪れてはいけない場所というポヴェリア島という場所が存在しています。

このポヴェリア島は歴史を見ても非常に暗い場所になります。また有名な細菌災害であるペスト菌の流行時もポヴェリア島は閉鎖施設として使われており、多くの死者を出したという側面があります。

この記事では軽い気持ちで訪れてはならないポヴェリア島についてご紹介します。

ポヴェリア島とは?

ポヴェリア島とはイタリア・ヴェネツィアにある島でありヴェネツィア本島の南側とリード島の内側にある孤島です。

島の開発の歴史は大昔から行われており、有史421年には人が住み始めていたと言われています。しかしながら、その後起こった様々な事情によりイタリア政府から放棄されることになります。

また現在でも地域住民や周辺の島に住んでいる住民からは訝しまれる孤島になっています。

ポヴェリア島の歴史

ここからはポヴェリア島の歴史についてご紹介します。ポヴェリア島の歴史は非常に長く、一時的にとはいえ海の港として流通業の要となる場所となっていました。

しかしながら、戦争やペスト菌の流行、人体実験などの様々な事件・事故が起こったせいで今ではイタリア1位とも言われるほどの心霊スポットと言われています。

ヴェネチア共和国で発展

9世紀ごろになるとヴェネツィア共和国の恩恵により、どんどん発展していきました。人口が増えた結果ポデスタという地名まで持つようになりました。

しかし1379年に島の中に要塞を設置をした結果、無人島になってしまいます。また1776年にヴェネツィア共和国の公衆衛生局になりましたが、その後ペスト菌が大流行することになります。

ペスト患者が隔離されていた島

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1793年に2隻の船に数名のペスト菌に犯された病人がいることが判明します。その後ポヴェリア島は隔離収容所(ラッツァレット)として使われるようになります。

またヴェネツィア共和国の管轄からイタリアの管轄に変わったのはこの時期からであると言われています。ナポレオンの統治下になり、軍の収容所として使用されることになります。

精神病院を設立し精神病患者を幽閉

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20世紀に入ると再度検疫所として使用されることになります。1922年に精神病院が設立されますが、数々の問題が発生した結果、1968年に閉鎖されることになります。

精神病院の最期は老人ホームのような仕様として使われていたという記録が残っています。ただし、病院の閉鎖と同時に島は農地として貸し出されることになりますが、最終的に放棄されることになります。

ポヴェリア島で起きた事件とは?

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ポヴェリア島は過去に発展したことがありますが、その栄光とはかけ離れた形で放棄された島になりました。では一体どのような理由で放棄されるようになったのでしょうか?

ここからはポヴェリア島で起きた事件について詳しくご紹介します。

人体実験

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ポヴェリア島では医者たちの私利私欲のために「人体実験」という建前で行われた拷問が日常的に行われていました。

特に有名なのが「ロボトミー手術」と言われる手術になります。この手術を要約すると「脳から前頭葉を摘出する」というものです。この手術を施されると人は感情を失い、まるでロボットのように「言いつけだけを守り、それ以外は無気力な人間になる」という恐ろしい手術になります。

当時、統合失調症に効果的と言われていたこともあり、精神病院があったポヴェリア島では多くの患者がこのロボトミー手術を受けることになりました。

憑りつかれた患者の自殺

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精神病院という隔離された場所と日常的に聞こえる拷問を受けている人の断末魔によって精神が疲弊した方々が次から次へと自殺しました。

自殺者の多くは「知らない人間が背後にいる」「幻聴が聞こえる」など発言していたと言われています。またそのような霊に取り憑かれた人たちも連鎖して自殺をするようになりました。

ただし、精神病院ということもあり病院側が自殺に使えるような物は支給されることはありません。なので自殺方法は「死ぬまで壁に頭を打ち突ける」「自ら飢餓・脱水によって自殺をする」といった凄惨な自殺方法を多くの人が行なったようです。

狂った医者の自殺

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ここまでご紹介したようにポヴェリア島では数多くの凄惨なことが起こっていますが、そこで施術を行っていた医者が「悲鳴が聞こえる」「取り憑かれた」と訴え始めました。

最終的に狂った医者が自殺をするという事件が発生するようになりました。また孤島ということもあり、イタリア政府にポヴェリア島の実態が知られることが遅れました。その結果、代わりの医者が到着することも遅れ、患者が飢餓の死者を出したと言われています。

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