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東京都品川区の鈴ヶ森刑場
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東京都品川区にある鈴ヶ森刑場は、都内からすぐ行けるとあって心霊スポット目当てに訪れる人も多いようです。幽霊を見ることを目的とする人が多いですが、実はこの場所は古い歴史があり、様々な物語がありました。
今回は、心霊スポットである鈴ヶ森刑場について、心霊現象や逸話を紹介します。
今回は、心霊スポットである鈴ヶ森刑場について、心霊現象や逸話を紹介します。
鈴ヶ森刑場の歴史
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鈴ヶ森刑場は1651年に開設された刑場です。当時は江戸に流れてくる浪人が多く、彼らが犯罪を犯すことが頻繁に起きていたため、江戸の入口に当たる東海道沿いに建てられました。
初めての処刑者である丸橋忠弥から最後の処刑者である渡辺健蔵まで、およそ220年間の間に10万人から20万人の人がこの地で殺されたとされています。
当時の記録は残されておらず、具体的にどれくらいの人数が処刑されたかは明らかになっていません。
初めての処刑者である丸橋忠弥から最後の処刑者である渡辺健蔵まで、およそ220年間の間に10万人から20万人の人がこの地で殺されたとされています。
当時の記録は残されておらず、具体的にどれくらいの人数が処刑されたかは明らかになっていません。
鈴ヶ森刑場遺跡の場所
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鈴ヶ森刑場は心霊スポットとしてではなく、遺跡を巡る人にも人気がある場所です。品川区の観光地で検索すると鈴ヶ森刑場もヒットします。そのため、昼でも訪れる人は少なくありません。子連れにはあまり人気がありませんが、シニア世代や遺跡好きな人が多く訪れます。
鈴ヶ森刑場に行くには京浜急行に乗り、大森海岸駅で降ります。そこから鈴ヶ森刑場へは歩いて10分程です。近くにはしながわ区民公園や区立鈴ヶ森中学校があります。
鈴ヶ森刑場に行くには京浜急行に乗り、大森海岸駅で降ります。そこから鈴ヶ森刑場へは歩いて10分程です。近くにはしながわ区民公園や区立鈴ヶ森中学校があります。
鈴ヶ森刑場の過去の実態
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刑場として機能していた頃の鈴ヶ森刑場の実態を紹介します。
これらの中には今でも遺跡として間近で見られるものも多くあります。
これらの中には今でも遺跡として間近で見られるものも多くあります。
処刑された多くの罪人
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鈴ヶ森刑場で処刑された罪人の数は10万人とも20万人とも言われています。昔は今ほど裁判や捜査の制度が整っていなかったので、罪人は殺されることが多く、証拠がなくても罪人と決めつけられることも多かったようです。
そのため、無罪であるのに首切りにされたり、理不尽に罪名を付けられたりすることも少なくありませんでした。果たして10万人、20万人のうち、本当に罰せられるべき人がどれだけいたのかは今となっては分かりません。
そのため、無罪であるのに首切りにされたり、理不尽に罪名を付けられたりすることも少なくありませんでした。果たして10万人、20万人のうち、本当に罰せられるべき人がどれだけいたのかは今となっては分かりません。
首洗の井戸
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首洗の井戸は、その名の通りかつて首切りとなった罪人の首を洗っていた場所です。首を人前にさらす前にある程度血を落とし、よく顔が見えるようにしていたとされています。
また、首切りに使用した刀や槍もこの井戸で洗っていたとされています。金網がありますが、今でも上から覗くことができます。深さはそれほどなく、洗いやすいように設計されているのかもしれません。
現在は中に水はなく、血があったような痕跡も無くなっています。
また、首切りに使用した刀や槍もこの井戸で洗っていたとされています。金網がありますが、今でも上から覗くことができます。深さはそれほどなく、洗いやすいように設計されているのかもしれません。
現在は中に水はなく、血があったような痕跡も無くなっています。
火炙台
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鈴ヶ森刑場では、火あぶりの刑がよく使われていたと言われています。遺跡の中にまだ残っており、今でもその時に使われていた台を見ることができます。
火あぶりの刑は強い火力ではなく、弱い火で足元からじわじわと焼いていきます。こうすることによって罪人は苦しみながら死に、その悲鳴を市民に聞かせることによって見せしめの意味も込められていました。
火あぶりにされたほとんどの人が、死因は窒息死で、自分が焼かれる煙に肺をやられたようです。
火あぶりの刑は強い火力ではなく、弱い火で足元からじわじわと焼いていきます。こうすることによって罪人は苦しみながら死に、その悲鳴を市民に聞かせることによって見せしめの意味も込められていました。
火あぶりにされたほとんどの人が、死因は窒息死で、自分が焼かれる煙に肺をやられたようです。
磔台
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磔の刑も残酷な処刑方法ですが、鈴ヶ森刑場では火あぶりの刑と並んでよく使われていたようです。その時罪人をはりつける磔台もその跡形が残っています。
磔台に罪人をはりつけ、合図とともにわき腹から反対側の肩にかけて槍を突きさす方法です。そして槍を引き抜き、繰り返し指します。見せしめの意味が強く、辺りには内臓が飛び散ることも多かったようです。
罪人が有名であればあるほど見物客は多く、最期の時を一目見ようという人が多く集まっていました。
磔台に罪人をはりつけ、合図とともにわき腹から反対側の肩にかけて槍を突きさす方法です。そして槍を引き抜き、繰り返し指します。見せしめの意味が強く、辺りには内臓が飛び散ることも多かったようです。
罪人が有名であればあるほど見物客は多く、最期の時を一目見ようという人が多く集まっていました。
鈴ヶ森刑場の心霊現象
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昼は普通の遺跡のように見える鈴ヶ森刑場も、夜になるとたちまち心霊スポットになります。過去に何万人という人がここで命を絶たれているため、幽霊がいてもおかしくありません。
ここでは、心霊現象を紹介します。
ここでは、心霊現象を紹介します。
心霊写真
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鈴ヶ森刑場で写真を撮ると、高確率で心霊写真が撮れるという噂があります。首のない幽霊の姿がはっきりと写っているものもありますが、多くが白いモヤがかかっていたり、火の玉のようなものが写っていたりします。
鈴ヶ森刑場に幽霊が出る、写真を撮ると心霊写真になるというのは地元の人には有名な話であり、わざわざ夜に訪れる人はいないそうです。面白半分でこの地で写真を撮り、それをきっかけに不幸になった人がいるという噂もあります。
鈴ヶ森刑場に幽霊が出る、写真を撮ると心霊写真になるというのは地元の人には有名な話であり、わざわざ夜に訪れる人はいないそうです。面白半分でこの地で写真を撮り、それをきっかけに不幸になった人がいるという噂もあります。
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