2020年2月15日 更新

岩手の方言が可愛い!岩手の方言の特徴や胸キュン告白フレーズを紹介!

皆さんは、岩手の方言と聞いて思い浮かぶ言葉はありますでしょうか。あまり馴染みがなく、一度聞いたとしても変換が難しくて分からないような言葉が多い岩手の方言には、実は可愛い発音のものが多くあります。今回は、告白にも使える岩手の方言とその特徴をご紹介していきます。

岩手の方言について紹介!

 (797449)

岩手の方言と聞くと、なんとなく東北の訛りが強いイメージがある感じがします。方言の中には何を意味しているのか分からない言葉も多くありますが、反対に一般的に浸透している言葉も多くあるのです。

2013年にNHKにて放送された朝ドラ「あまちゃん」がヒットし、「じぇじぇ」など岩手の方言が世に知れ渡ったことは記憶に新しいのではないでしょうか。そこから、どんどん岩手の方言の可愛らしさが注目されるようになりました。

今回は、心がほっとするような魅力溢れる岩手の方言についてご紹介していきます。

岩手の方言の特徴

【あるある】岩手あるある

岩手県といえば、日本の本州で最も大きな面積を保有する県としても有名です。その広さゆえ、岩手県の中でも地域によって使われている方言に微妙な違いがあるのです。

岩手の人からすれば、「意味はわかるけれどその方言は使わないよ」という声も聞かれます。まずはじめに、岩手の方言の特徴についてご紹介していきます。

県北

岩手県の県北の方では、青森県に近いということもあり、どちらかというと青森寄りの方言が使われています。これを南部弁といいます。

岩手県の県北地方は、冬になると日中の最高気温が0度を下回る日も多く、震え上がるほどの寒さを感じます。青森県民は口を大きく開けることなく会話をするのが上手で、青森の言葉が岩手県の県北地方でも使われるようになっていったといわれています。

そのため、県北の地に住む方々の方言は何を言っているのか分からないということで、バラエティー番組などでは必ずといっていいほどテロップが出され、世間から面白い方言を話すとみられることも多いでしょう。

県南

「じぇじぇ」など、最もポピュラーに知られている岩手の方言を話すのが、岩手県の県南地方に住む方々が使う方言です。岩手は盛岡市を中心に栄えていますので、盛岡の方言、いわゆる「盛岡弁」と呼ばれているものが岩手の方言として根付いたのでしょう。

他にも盛岡弁で知られている方言には、「〜でがんす」「おでって」などがあります。盛岡弁は県北の方言よりも標準語に近く、県北の方々の方言を聞いても分からないということがよくあります。

沿岸

岩手県の沿岸部では、県北と同じく沿岸部でも冬には多くの雪が積もり、寒いためにあまり口を開かないという習慣が根付いてしまいました。そこで、寒さをしのぎつつ会話をするために生まれたのが沿岸部の方言であるといわれています。

沿岸部の方言では、「おめさん=お前さん」など、ごもごもと口を開かずに発音するため、他県からの観光客は一体何を話しているのか聞き取れないことも多くあります。一見すると県北の方言と同じと勘違いされやすのですが、使用されている方言は違うものが多いのです。

東北訛りが強め

岩手県の方言は、当然といえば当然ですが、東北訛りが強いという特徴があります。関西のハキハキとした方言とは違い、あまり口を大きく開けずに言葉に濁点をつけて話します。

また、なんとなく意味は分かっても、語尾が変化していたり、イントネーションに波があったりということが多いのです。海沿いに住んでいる方ほど、そのイントネーションの変化は強く、荒い言葉を使うなど口調も強くなっていくといわれています。

岩手の方言を標準語に変換しよう!【日常会話】

【岩手弁】第3弾!テンのよく分かる岩手弁講座【方言】

岩手県の方言の特徴が分かったところで、ここからは、実際に使用されている日常会話の方言について詳しくみていきましょう。

一見何を話しているのか分かりづらい岩手の方言を、例文と合わせて解説していきます。「あ!これ聞いたことある!」などという方言も中にはあるでしょう。ぜひお気に入りの方言を見つけてみてください。

うんだべ

「うんだべ」というのは、相手に同意を求める時に使う方言です。

例えば、お客さんに「このお餅、美味しいですね!」といわれた時に、店主が「うんだべ?」と返します。これを標準語に変換するとは、「そうだろ?」や「美味しいだろ?」というように同意を求めている時に使うのです。

他にも岩手県には「うんだ=そうだ」「うんだってが?=そうなの?」「うんだってよ=そうなんだってよ」など、様々な使い回しの方言があるのです。

なげる

岩手県ではよく日常的に「なげる」という方言と使います。これを標準語にそのまま変換すると「投げる=ものを投げる」というように変換されますが、岩手県では違います。

岩手県で「なげる」とは、「捨てる」という意味なのです。「この紙、ゴミになげといて」という使い方をし、意味は「この紙、ゴミに捨てといて」という意味になるのです。

慣れていない方からすると、「え、これを投げるの?なぜ?」と困惑してしまう方言です。

だがらさ

「だがらさ」というのは、相手の言葉に対して同意する時に使う方言です。「うんだべ」とは逆で、今度は自分が同意するときに使用します。

「今年は雪が多いね」と相手が言ったことに「だがらさ」という感じで使用されます。「だからさ」は普通、文の接続詞で使われるので、標準語を話す方からするとすでに会話が終了していることに気づかず「ん?だから何?」となってしまうことも少なくないでしょう。

これは主に県北で使用されている方言で、盛岡に住んている方には通じないことも多くあります。

がんばっぺし

岩手の方言の中でも「がんばっぺし」というのは、察することができそうな方言ではないでしょうか。

意味は、「がんばろう」という意味です。「よし、いっちょがんばっぺし!」という感じで使用され、語尾が「ぺし」という破裂音になっていることで、気合が入るような感じがしてきす。

特に沿岸部で多く使用され、力仕事をする漁師さんたちの間で使われるようになったといわれています。

まかす

岩手県では、「まかす」という言葉は、標準語で使われている「任せる」という意味では使用されていません。

この「まかす」というのは「こぼす」という意味で、「コップの中の水をまかしちゃった!=コップの中の水をこぼしちゃった!」という意味で使われます。

似たような使い方として、「まかさないようにね」というのは、「こぼさないようにね」という意味で使用されています。

かっちゃぐ

「かっちゃぐ」というのは、「ひっかく」という意味で使用されています。

「お兄ちゃんが僕をかっちゃいだ=お兄ちゃんが僕をひっかいた」「猫にかっちゃかれた=猫にひっかかれた」「お〜、一生懸命かっちゃいでら=お〜、一生懸命引っ掻いてるね」という感じで使われ、その時の状況が過去か現在進行形などかにもよって語尾の言葉も微妙に変化していきます。

1 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪