目次
鹿児島県最南端の島「与論島」
via pixabay.com
鹿児島県の最南端にある与論島はサンゴ礁のリーフに囲まれた美しい島です。ハイビスカスなどの熱帯の花々が年中咲き乱れ、透明度の高いエメラルドグリーンの海や純白の砂浜など、幻想的な美しさを楽しむことができます。
島自体はそこまで大きくありませんが、おすすめの観光スポットもたくさんあり、沖縄本島までわずか23キロメートルの距離に位置しているので、沖縄からも手軽に行くことができます。沖縄旅行の際にはぜひ足を運んでみたい観光地の一つです。
そこでこの記事では、与論島の歴史や文化をはじめ、沖縄と鹿児島から与論島へのアクセス方法と料金、与論島でおすすめの観光スポットをご紹介していきます。まずは、与論島の歴史や文化などを簡単にまとめてみました。
島自体はそこまで大きくありませんが、おすすめの観光スポットもたくさんあり、沖縄本島までわずか23キロメートルの距離に位置しているので、沖縄からも手軽に行くことができます。沖縄旅行の際にはぜひ足を運んでみたい観光地の一つです。
そこでこの記事では、与論島の歴史や文化をはじめ、沖縄と鹿児島から与論島へのアクセス方法と料金、与論島でおすすめの観光スポットをご紹介していきます。まずは、与論島の歴史や文化などを簡単にまとめてみました。
与論島の歴史
via pixabay.com
与論島には天御子・女神アマミクと稲穀の神・男神シニグが与論島を造り、稲作を始めたという神話があります。13世紀には琉球王朝の支配下に入り、平和な日々が続いていましたが、17世紀に薩摩の島津藩の支配下となり、琉球と分断されて、薩摩の過酷な搾取に苦しめられることになります。
明治には台風による飢饉に襲われ、島民は島外へ集団移住したものの、厳しい差別のもと重労働と貧困生活を強いられることになります。戦時中には上陸戦はなかったものの空襲に遭い、小学校や神社や民家が焼けました。
戦後のアメリカ統治下では、アメリカが沖縄本島の復興にのみ力を注いだために、仕事のない島民は沖縄に移住します。1953年に日本に返還されると、沖縄にいた奄美群島の人々は琉球人ではなく日本人扱いされることになり、沖縄が変換されるまで、外国人と見なされていろいろな差別を受けることになりました。
明治には台風による飢饉に襲われ、島民は島外へ集団移住したものの、厳しい差別のもと重労働と貧困生活を強いられることになります。戦時中には上陸戦はなかったものの空襲に遭い、小学校や神社や民家が焼けました。
戦後のアメリカ統治下では、アメリカが沖縄本島の復興にのみ力を注いだために、仕事のない島民は沖縄に移住します。1953年に日本に返還されると、沖縄にいた奄美群島の人々は琉球人ではなく日本人扱いされることになり、沖縄が変換されるまで、外国人と見なされていろいろな差別を受けることになりました。
与論島の文化
via pixabay.com
与論島には「与論献奉」という与論島への客人をもてなすための儀式的な飲酒方法があります。これは与論島が薩摩の支配下にあった頃に薩摩の役人をもてなすために生まれた伝統で、基本的に地酒の黒糖焼酎で行われています。
具体的な内容は家の主人が大きな朱塗りの杯に焼酎を入れ、自己紹介と歓迎の言葉を述べてからそれを飲み干し、同量の焼酎を注いだ杯を客人一人一人に順番に振る舞うというものです。客人は自己紹介や感謝の口上を述べてから焼酎を飲み干します。
すべての客人が一杯ずつ飲み終わると、主人はご苦労杯と呼ばれる一杯を飲み干し、献奉の完了を告げる口上を述べます。これで儀式は終了ですが、場合によっては、主人以外の人も名乗りを上げ、献奉がさらに繰り返されていくこともあります。
具体的な内容は家の主人が大きな朱塗りの杯に焼酎を入れ、自己紹介と歓迎の言葉を述べてからそれを飲み干し、同量の焼酎を注いだ杯を客人一人一人に順番に振る舞うというものです。客人は自己紹介や感謝の口上を述べてから焼酎を飲み干します。
すべての客人が一杯ずつ飲み終わると、主人はご苦労杯と呼ばれる一杯を飲み干し、献奉の完了を告げる口上を述べます。これで儀式は終了ですが、場合によっては、主人以外の人も名乗りを上げ、献奉がさらに繰り返されていくこともあります。
与論島の特産物
via pixabay.com
与論島の特産物は塩ときび酢ともずくそばになります。与論島には「ましゅ」という名前の塩があり、これは沖縄との間の海域で、水深500メートルから汲み上げた海洋深層水から作られた塩になります。ましゅは与論島の方言で塩を表す言葉です。
きび酢はサトウキビと水を原料にした醸造酢の一種です。江戸時代に偶然の産物として生まれたお酢ですが、サトウキビの搾り汁を約1年かけて発酵させた後、2年ほど熟成させて作ります。さらに長い期間熟成させたものもあり、熟成期間が長いほど高品質とされ、味がまろやかになります。
きび酢は塩分が少なく、ポリフェノールやビタミンCやクエン酸が豊富に含まれているので、抗酸化作用や疲労回復効果が期待できます。もずくそばは小麦粉と乾燥もずく粉をこねて作った乾麵です。
きび酢はサトウキビと水を原料にした醸造酢の一種です。江戸時代に偶然の産物として生まれたお酢ですが、サトウキビの搾り汁を約1年かけて発酵させた後、2年ほど熟成させて作ります。さらに長い期間熟成させたものもあり、熟成期間が長いほど高品質とされ、味がまろやかになります。
きび酢は塩分が少なく、ポリフェノールやビタミンCやクエン酸が豊富に含まれているので、抗酸化作用や疲労回復効果が期待できます。もずくそばは小麦粉と乾燥もずく粉をこねて作った乾麵です。
【沖縄から】与論島へのアクセス方法と料金
via pixabay.com
ここからは沖縄から与論島へのアクセス方法と料金、かかる時間をご紹介していきます。沖縄から与論島へは飛行機とフェリーで行くことができます。乗り物別にまとめてみましたので、見ていきましょう。
飛行機で行く場合
via pixabay.com
飛行機で行く場合には那覇空港から与論空港行きの飛行機が出ているので、それに乗ると与論島へ行くことができます。かかる時間は那覇空港から与論空港まで約35分、料金は往復で19,340円~になります。
JALのグループ企業の「RAC(琉球エアコミューター)」が那覇空港から与論空港への路線を持つ航空会社になります。1日1~2便運航していますが、朝・夕という組み合わせではなく、両便とも昼頃に出発する便なので、那覇には昼前には着いておきましょう。
JALのグループ企業の「RAC(琉球エアコミューター)」が那覇空港から与論空港への路線を持つ航空会社になります。1日1~2便運航していますが、朝・夕という組み合わせではなく、両便とも昼頃に出発する便なので、那覇には昼前には着いておきましょう。
フェリーで行く場合
via pixabay.com
フェリーで行く場合には那覇港から与論港に寄港して鹿児島港へ行くフェリーが出ているので、それに乗ると与論島へ行くことができます。かかる時間は那覇港から与論港まで約5時間、料金は往復で5,800円~になります。
フェリーを運営している会社は「マルエーフェリー」と「マリックスライン」で、この2社が所有しているフェリーのいずれかが一隻だけ毎朝7時に那覇港から出港します。那覇港は沖縄本島の南端に近い場所にあるのでそれなりに時間もかかりますが、飛行機と比べると料金は格安になっています。
フェリーを運営している会社は「マルエーフェリー」と「マリックスライン」で、この2社が所有しているフェリーのいずれかが一隻だけ毎朝7時に那覇港から出港します。那覇港は沖縄本島の南端に近い場所にあるのでそれなりに時間もかかりますが、飛行機と比べると料金は格安になっています。
【鹿児島から】与論島へのアクセス方法と料金
via pixabay.com
ここからは鹿児島から与論島へのアクセス方法と料金、かかる時間をご紹介していきます。鹿児島から与論島へ行くには、飛行機かフェリーに乗る必要があります。乗り物別にまとめてみましたので、見ていきましょう。
飛行機で行く場合
via pixabay.com
飛行機で行く場合には鹿児島空港から与論空港行きの飛行機が出ているので、それに乗ると与論島へ行くことができます。かかる時間は鹿児島空港から与論空港まで約1時間15分、料金は往復で34,000円~になります。
鹿児島から飛行機で行く場合には沖縄から行くよりも空港間の直線距離が長い分、料金も高めになっています。沖縄発の飛行機と比べると選べる便は限られます。JALが1便、LCCが1便あるかないかです。たまに格安便が見つかることもあるので、チェックしておくといいでしょう。
鹿児島から飛行機で行く場合には沖縄から行くよりも空港間の直線距離が長い分、料金も高めになっています。沖縄発の飛行機と比べると選べる便は限られます。JALが1便、LCCが1便あるかないかです。たまに格安便が見つかることもあるので、チェックしておくといいでしょう。
フェリーで行く場合
via pixabay.com
フェリーで行く場合には鹿児島港から与論港へ寄港して那覇港へ行くフェリーが出ているので、それに乗ると与論島へ行くことができます。ただ、かかる時間は鹿児島港から与論港まで約19時間40分となり、沖縄から与論島へ行くよりも乗船時間はとても長くなります。
料金も寝台のない2等和室で13,580円、寝台付きでさらに+6,170円と、沖縄からフェリーで行くよりもかなり高めになっています。観光客にとってはあまり魅力的な船旅ではありません。
料金も寝台のない2等和室で13,580円、寝台付きでさらに+6,170円と、沖縄からフェリーで行くよりもかなり高めになっています。観光客にとってはあまり魅力的な船旅ではありません。
1 / 3