2020年4月1日 更新

和歌山の方言がかわいい!方言の特徴や胸キュン告白フレーズを紹介!

日本には地域によって様々な方言が存在します。その中の一つ、和歌山県は紀州弁の一つとしてかわいいと言われ、人気があります。では、どのような方言があり、和歌山弁はどのような特徴を持つのでしょうか。和歌山弁の特徴、かわいいと言われる方言を紹介していきましょう。

SNSでも話題!和歌山の方言が可愛すぎる

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和歌山県は日本の近畿地方に位置する県で、日本最大の半島「紀伊半島」の西側にあります。和歌山県の方言は九州弁になり、和歌山県と三重県南部で話される方言になります。

紀州弁は南近畿方言に属しており、古い言語が目立ちます。古い発音であったり語法、語彙が残っています。近畿方言の一部では「思う」という言葉を「おもた」や、「赤くなる」を「あこうなる」など一音節語を伸ばして発音する傾向が見られます。

そのような方言が和歌山県でも見られ、そのような言葉がまた可愛いとたちまち人気があります。

和歌山の方言とは?

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和歌山県の方言も連母音の融合があり、和歌山県紀南の中心部や紀北東部などそれぞれの地域で特徴も変わります。

アクセントも違いがあり、ほとんどの地域では京都市や大阪市を中心とした京阪式アクセントをもっています。田辺氏周辺では伝統的なアクセントがあり、神宮市から三重県の紀北町の地域は最もアクセント分布が複雑になります。

またs・r・wの子音を発しないことも特徴にあり、母音のみで発します。「ばっかり」という言葉を「ばかい」や、「話した」は「はないさ」などに変化します。

和歌山の方言の特徴

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和歌山県の方言の特徴として、他に何があるのでしょうか。和歌山県は他の地域と違い、伝統的な古語が目立ち、特殊な特徴もまだまだあります。

文法にも特徴があり、助動詞や動詞などは後に和歌山県の方言を紹介する際にお伝えしますが、一番の特徴として存在動詞が通常と違います。

通常存在を表す際に生物には「いる」、無生物に「ある」を使いますが、和歌山県では生物には「おる」、無生物にも「おる」を使用する所があります。

他にはどのような特徴があるのか一部を抜粋して紹介していきましょう。

敬語がない

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和歌山県の方言には敬語がほとんどないということでも有名です。敬語は目上の人に対して敬意を持って接することを言葉を使用して表しています。

この敬語がないというのは、決して和歌山県民が敬意を持たないということではなく、歴史が関係しているのです。

和歌山県の歴史では、昔上下関係がなく幅広く多くの人が平等に扱われていました。そのような中で歴史が根付いているため、そのような特徴を持つようになったのではないかと言われています。

現在は、地域によっては関西のアクセントを取り入れ、「○○はる」などや、「です」を「でんす」などその地域によって分かれています。

ザ行・ダ行・ラ行が混同

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和歌山県ではザ行とダ行、ラ行の混同が著しく分かります。例えば、「全然」は「でんでん」、「座布団」は「だぶとん」、「からだ」は「かだら」のような感じです。

これは別名サラダ変換とも呼ばれており、主に河内弁や泉州弁など近畿地方に多く見られます。紀州弁は他の方言に比べ特にこの特徴が強く、著明に分かる程変化しています。

和歌山県では、個人によっては違いもあり摩擦音や破裂音などが生じます。他にも矯正意識から、誤ってラ行をダ行に、ダ行をザ行に変えてしまうこともあるようです。

【語尾編】和歌山の方言を紹介

和歌山弁講座

前述までは和歌山県の方言について主な特徴を紹介してきました。前述の中でも多くの特徴を紹介し、他の県と違う方言の特徴があるということは理解いただけたことでしょう。

次に紹介するのは、和歌山県の方言で分かりやすい語尾の特徴です。和歌山県の方言には特徴的な語尾があり、関西方面の方言にも似ている様に感じますが実際どのような感じなのでしょうか。

その方言はどのようなものなのでしょうか。またどのような時に使用されるのか例文を含めて紹介します。

~ら ・~ちゃる ・~よー ・~やん

主な代表的な語尾方言は上記の4つが上がります。この4つについて意味を紹介していきましょう。「~ら」というのは、「~しょう」という意味になります。例えば「行きましょう」という場合は「いこら」となります。

次の「~ちゃる」というのは「~している」「~してあげる」「~しているらしい」という意味を持ちます。「作ってあげる」は「作っちゃる」となります。

「~よ」というのは「~だよ」「~です」という意味で使用されます。こちらの方言は覚えやすい和歌山県の方言の一つです。また「~やん」という方言は「~できない」という意味を持ちます。

例えば「勉強ができなかった」という場合「勉強できやんかった」となります。とても柔らかい雰囲気を持つ語尾の方言は、可愛さも感じられるのではないでしょうか。

【単語編】和歌山の方言を紹介

[和歌山弁講座] 和歌山弁っておもしゃいなぁ♪ [モトブログ]

和歌山県の方言の特徴はある程度理解いただけたでしょうか。いくつか特徴もあり、特徴を理解しておけば多少の日常会話は成り立つようにも思えます。

しかし、次に紹介する和歌山弁の単語方言は、単語の意味を理解していないと会話をしていても、何のことを言っているのかイマイチ分からないということもあるでしょう。

単語方言を見て、知っているけど和歌山弁とは知らなかったという人もいるでしょうから、これを機に一緒に勉強しましょう。

じてこ

和歌山県の単語方言の一つ「じてこ」とは、「自転車」のことを指します。自転車は地域によって呼び方が違い、「ちゃり」や「チャリンコ」、場所によっては「ケッタマシーン」などと呼ばれます。

一般的にちゃりやチャリンコは知っている人も多く、大阪弁としても有名でしょう。この方言は一般的に使用しても通じることも多いです。

しかし、和歌山県の方言であるじてこは通じることも少ないため、豆知識として得ておくのも良いのではないでしょうか。

せった

和歌山県の代表的な単語方言といえば「せった」ではないでしょうか。せったと聞いた際に何となくの物を想像はできるでしょう。しかし、中には「せった」=「下駄」と思う人もいるのではないでしょうか。

実はこの「せった」とは、「サンダル」のことを指しているのです。サンダルにも種類があり、その全てをせったと言うのかというと、そういうわけではありません。

夏などに用途がある「ピーチサンダル」は和歌山県では「水せった」とも言われています。

イナビカリ

この「イナビカリ」とは「稲光」と漢字で書かれます。多くの人は意味も把握しているでしょうが、「稲妻」のことを指します。

主に大阪弁として知られており、今では全国共通になっていることもあり、標準語と捉えている人も多くいるでしょう。

稲光や稲妻と言い方は分かれていますが、近畿地方や西日本では稲妻と言う人は少なく、圧倒的な多さで「稲光」と表現している人が多いでしょう。

他の地域では「ひかりもの」、「ひかり」、「おひかり」と表現している所もあります。

思わず胸キュン!和歌山のかわいい方言

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