2019年9月16日 更新

青木まりこ現象とは?多くの人が体験有り?本屋で便意を催す理由

「古本屋とかしまむらとかに行くと突然おなかがぐるぐる鳴るんです。自分だけですかね?」いいえ、そんなことはありません。海外でも話題になるほど、多くの人が体験するその現象。今回はそのメカニズムを医学的側面も含めてご紹介していきましょう。

青木まりこ現象とは?

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「私、少年漫画からミステリー小説、自己啓発本まで幅広い分野の書籍を読むので毎週と言っていいほど書店に通うんですけど、結構な頻度で突然おなかの調子が悪くなるんですよね。しかもいつも突然。人に言いづらくて自分だけかと思っていたんですけど…」

本記事に目を通して下さったみなさま、上記のような経験をご自身もしたことがある、もしくは身近な人からこうした経験を聞いたことがあるという方がほとんどではないでしょうか。「まさかそんなことないだろう」と疑う人もいるやもしれません。しかし実はこの現象には名前がついているのです。

その名も「青木まりこ現象」。書店に足を運んだ際に突如こみあげる便意及び腹痛のことを巷ではこう呼ばれています。今回はそんな摩訶不思議な青木まりこ現象について、詳しくご紹介していきましょう。

青木まりこ現象の歴史

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「青木まりこ現象」がそう呼ばれるようになったのは1985年から、この現象について言及した女性の名に由来しています。

1985年以前にも日本において、書店と便意の関係についての記述は見られており、古くは吉行淳之介氏による「雑踏の中で」(1957年)における言及が知られていますが、具体的にいつ頃から話題になりはじめたかは定かではありません。

しかし少なくとも1980年代には、雑誌『週刊平凡』(1984年8月31日号)、ラジオ番組『ヤングパラダイス』(1983〜1990年、ニッポン放送)などで「青木まりこ現象」という名がついていなくとも類似の現象が既にメディアで取り上げられていました。

青木まりこ現象が話題になったきっかけ

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そもそも、「青木まりこ現象」という呼称は、日本の雑誌『本の雑誌』の読者欄にて1985年に投稿された体験談が発端となりました。同誌の40号(1985年2月)に掲載された、「理由は不明だが、2、3年前から書店に行くたびに便意を催すようになった」という趣旨の当時29歳の東京都杉並区在住の女性による体験談です。

この投書自体はごく短いもので編集部のコメントなども特にありませんでした。しかし、同誌が発行されるやいなや、同様の悩みを抱える多くの読者が、編集部に意見を寄せたのです。

その反響の大きさから、次号の41号(1985年4月)には「いま書店界を震撼させる現象」という表題で表紙も飾り、14ページにおよぶ長大な特集記事が組まれ、この問題に対して様々な視点から議論がなされ話題になったのです。

名前の由来となった青木まりことは?

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名前の由来となった青木まりこさんは、当時29歳の東京都杉並区在住の女性です。ハンドルネームではなく本名で、そもそも青木まりこさんの親友がこの症状を訴えたのを聞いたのが発端でした。

この現象について青木さんは当初半信半疑だったのですが、親友の体験談を聞いてまもなく同様の症状が自分にも出現したというのです。戸惑いもあったけれども特段の悩みや病識などはなく、なぜこのようなことが起きるのだろうという純粋な疑問として雑誌に投稿したことが、後にここまでの話題となりました。

青木まりこ現象が起こりやすいシチュエーション

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青木まりこ現象が起こりやすいシチュエーションとしてはどんなものがあげられるのでしょうか。青木まりこさんは「長時間本屋にいると」あるいは「長時間新しい本の匂いをかいでいると」一連の症状は誘発されると述べています。

この際、本の種類は特別関係なく、「格調高き文芸書を手にしているとき」でも「マンガを立ち読みしているとき」でも発症する可能性があるというのです。この現象が起こりやすいシチュエーションに関しては、青木まりこさんだけでなく全国から多くの事例が寄せられていますので併せてご紹介しましょう。

大きな書店

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最も青木まりこ現象を感じやすいとされるのは大きな書店です。実際に「大きい書店で特に症状が強い」との意見があり、その中には「洋書売場で起こりやすい」との意見もあります。

大きな書店では、目的の本を探すため本棚のまわりをグルグル歩き回ることが多くなるでしょう。そうしてグルグル歩いているうちに突然おなかがぐるぐると鳴り、トイレに行きたくなるのです。

また不思議なことに書店にトイレが設置されてないなどで便意を感じてから書店から外にでると、いつのまにか便意などの症状が落ち着いてしまうという例もあるようです。

図書館

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書籍がある場所は何も書店だけに限りません。新刊にこだわらなければ、古本屋や図書館も書籍がある場所になります。そのため、青木まりこ現象が起こるシチュエーションにあてはまるのです。

青木まりこさん自身は「図書館や古書店で発作が起こったことは一度もない。」と述べています。その一方で、寄せられた意見の中には「新刊を扱う書店に限らず古書店や図書館でも起こる」や「もっぱら図書館のみで起こる」などの意見もあります。

書店の長時間滞在

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青木まりこ現象は書店に入ったらすぐに起こるというわけでもありません。青木まりこさん曰く、「発作は書店に一時間以上滞在したときに起きる。」というのです。

他のみなさんも1時間以上滞在していた時だけ起こると決まった時間があるわけではありませんが、多くの人が長時間書店に滞在している場合に起こる可能性が高いのです。

また、22歳〜34歳の働く女性を対象にした日本のWebアンケートによると、「突然の便意」に見舞われる状況として、「出勤前の電車で立っているとき」や「打ち合わせの前で緊張したとき」などという回答が得られる一方で、「書店にいるとき」という回答が特にめだったというのですから、やはり書店という場に何か要因があるのではないでしょうか。

本を立ち読みする

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加えて、書店にただ居ると青木まりこ現象が起こるというのではないようです。人それぞれ起きるシチュエーションは異なりますが、特に本を立ち読みしているとなると意見は多く見受けられます。

他にも例えば、「本の背表紙をながめている」「本屋の書棚をのぞいている」「書棚にずらりと並んだ書物の背文字をながめている」「図書館の本を選んでいる」「新刊本をひと通りチェックした直後」など書店で何かしらの行動をとっている時に青木まりこ現象に遭遇することが割合として多いようです。

また、少数ではありますが「書店に入り本棚に囲まれたとたん」という人もいるので、注意が必要です。

便秘ぎみの時

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