目次
沖縄で人気の景勝地・万座毛
万座毛があるのは、沖縄本島の北部にある恩納村という場所です。ここは綺麗なビーチが多いことでも知られているため、観光ルートに組み入れる人も多い景勝地です。
名前までは知らなくても、見た目が特徴的なので写真を見たらピンと来る人もいるでしょう。今回はこの「万座毛」について、名前の由来や見どころ、周辺の観光地を含めて詳しく紹介します。
名前までは知らなくても、見た目が特徴的なので写真を見たらピンと来る人もいるでしょう。今回はこの「万座毛」について、名前の由来や見どころ、周辺の観光地を含めて詳しく紹介します。
断崖から見る東シナ海が見どころ
恩納村のほぼ中央に位置しているのが万座毛です。東シナ海に面した断崖絶壁であり、標高約20mの高台になっているため、そこから見える東シナ海は抜群の美しさを誇っています。
崖は琉球石灰岩からできています。これは沖縄に広く分布している地層で、長い年月をかけてサンゴ礁から形成されたもののようです。
バスと徒歩でアクセスできるところにあるため、レンタカーなしで沖縄本島を観光する人にもおすすめのスポットです。
崖は琉球石灰岩からできています。これは沖縄に広く分布している地層で、長い年月をかけてサンゴ礁から形成されたもののようです。
バスと徒歩でアクセスできるところにあるため、レンタカーなしで沖縄本島を観光する人にもおすすめのスポットです。
象の鼻の形に似た岩が象徴的存在
万座毛は断崖絶壁から東シナ海が一望できることで写真を撮る人が多かったのですが、「象の鼻」が見えることから有名になりました。
東シナ海に突き出るようにある崖を横から見るような位置に立つと、ちょうど象の鼻の形をしている奇岩であることが分かります。このスポットはとても人気で、写真撮影をするために多くの人が列をなしています。
遅い時間には列に並ぶ時間が長くなるだけでなく、太陽の位置がちょうど逆光になって撮影が難しくなります。万座毛を訪れる際は午前中の早い時間がおすすめです。
東シナ海に突き出るようにある崖を横から見るような位置に立つと、ちょうど象の鼻の形をしている奇岩であることが分かります。このスポットはとても人気で、写真撮影をするために多くの人が列をなしています。
遅い時間には列に並ぶ時間が長くなるだけでなく、太陽の位置がちょうど逆光になって撮影が難しくなります。万座毛を訪れる際は午前中の早い時間がおすすめです。
海の透明度が高い
万座毛から下を除くと、海の透明度がとても高いことが分かります。万座毛が琉球石灰岩でできた地層であるように、昔からこの地は珊瑚礁が多く生息していました。
今でも水質の綺麗さは保たれており、海底まではっきり見えるくらい透き通っています。ごつごつした岩や海の中を泳ぐ魚影を見ることができます。
また、万座毛から見える海は光の当たり具合によって色を変えます。コバルトブルーの時もあれば、エメラルドグリーンの時もあります。人間の力ではコントロールできない、自然の威力や壮大さを感じられるスポットです。
今でも水質の綺麗さは保たれており、海底まではっきり見えるくらい透き通っています。ごつごつした岩や海の中を泳ぐ魚影を見ることができます。
また、万座毛から見える海は光の当たり具合によって色を変えます。コバルトブルーの時もあれば、エメラルドグリーンの時もあります。人間の力ではコントロールできない、自然の威力や壮大さを感じられるスポットです。
周囲の植物群落は県の天然記念物に指定
万座毛は観光客が多いことから、遊歩道が整備されています。崖の絶景ポイントもいいですが、のんびりと遊歩道を歩きながら周りの植物群落を観察するのもおすすめです。
この植物群落には、オキナワスミレやハナコミカンボクなどの生息地が限定されている固有種が育っており、県の天然記念物にも指定されています。
10分程でぐるっと一周できるので、ぜひ植物の豊かさにも触れてみてください。青い空と植物の緑のコントラストがとても映えるでしょう。
この植物群落には、オキナワスミレやハナコミカンボクなどの生息地が限定されている固有種が育っており、県の天然記念物にも指定されています。
10分程でぐるっと一周できるので、ぜひ植物の豊かさにも触れてみてください。青い空と植物の緑のコントラストがとても映えるでしょう。
万座毛の名前の由来とは
沖縄には独特な名前の観光スポットが多くありますが、「万座毛」という名前も少し変わっています。この場所が万座毛と呼ばれ始めたのは、琉球王朝時代であると伝えられています。
1726年に尚敬王がこの地を訪れた際、村人たちは臼太鼓でクンシイ毛を披露し、国王の訪問を歓迎しました。このおもてなしに国王は感動し、この地を「万人を座するに足る」と称賛したと言われています。
この出来事がきっかけとなり、万座毛と呼ばれるようになりました。
1726年に尚敬王がこの地を訪れた際、村人たちは臼太鼓でクンシイ毛を披露し、国王の訪問を歓迎しました。このおもてなしに国王は感動し、この地を「万人を座するに足る」と称賛したと言われています。
この出来事がきっかけとなり、万座毛と呼ばれるようになりました。
万座毛の戦争にまつわる歴史
via pixabay.com
今でこそ国内外から多くの観光客が訪れる人気の景勝地となった万座毛ですが、実は戦争にまつわる悲しい過去を持っているスポットでもあります。
ここでは、過去に起こったある出来事について紹介します。
ここでは、過去に起こったある出来事について紹介します。
集団自決がおこなわれた場所
via pixabay.com
太平洋戦争も終わりに近づいていた頃、万座毛がある恩納村は戦争の地となっていました。アメリカ軍が攻め寄せ、一般市民たちはこの崖の上まで追い込まれていたのです。
ここで大人しく捕まっても結局は殺される、戦争はいつ終わりを迎えるか分からないという状況の中、村人たちが選んだのは集団自決でした。
今でこそ綺麗な景色を見せてくれる万座毛ですが、当時は沖縄の人たちが人生で最後に見た絶望の景色であったことが分かります。このような歴史を知っておくことで、このスポットの意味を改めて考えさせられるでしょう。
ここで大人しく捕まっても結局は殺される、戦争はいつ終わりを迎えるか分からないという状況の中、村人たちが選んだのは集団自決でした。
今でこそ綺麗な景色を見せてくれる万座毛ですが、当時は沖縄の人たちが人生で最後に見た絶望の景色であったことが分かります。このような歴史を知っておくことで、このスポットの意味を改めて考えさせられるでしょう。
心霊スポットになっている
via pixabay.com
集団自決が起こった場所であることから、沖縄では万座毛を心霊スポットとして認識している人も少なくありません。自然を感じられるように柵などは設けておらず、「足元に注意」という看板が置かれているのみです。
崖の先まで足を進めると自殺願望が無くても飛び込んでしまう、夜になると軍隊が追ってくるような足音が聞こえるといったうわさも絶えません。実際に万座毛から身を投げて亡くなった人もいるようです。
ただでさえ水が集まるスポットは幽霊が集まりやすいと言われているので、万座毛も海の中に集団自決してこの世に未練が残っている人の霊が潜んでいるのかもしれません。
崖の先まで足を進めると自殺願望が無くても飛び込んでしまう、夜になると軍隊が追ってくるような足音が聞こえるといったうわさも絶えません。実際に万座毛から身を投げて亡くなった人もいるようです。
ただでさえ水が集まるスポットは幽霊が集まりやすいと言われているので、万座毛も海の中に集団自決してこの世に未練が残っている人の霊が潜んでいるのかもしれません。
万座毛を望めるビーチはおすすめ
via pixabay.com
万座毛を崖の上から見る人も多いですが、実はビーチからも見ることができます。そのビーチというのが、万座毛から海を挟んで向かい側にある「万座ビーチ」です。
ここでは万座ビーチについて紹介します。
ここでは万座ビーチについて紹介します。
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