目次
- 世界一長い川はどこにある?ランキングで紹介
- 【10位】黒河・黒水と呼ばれる「アムール川」
- 【9位】アフリカ一流量が多い「コンゴ川」
- 【8位】神の母の意味を持つ「パラナ川」
- 【7位】数多くの呼び名を持つ「オビ川」
- 【6位】黄河文明を育んだ「黄河」
- 【5位】北極海に流れる最大の水系「エニセイ川」
- 【4位】輸送の大幹線「ミシシッピ川」
- 【3位】アジア一の川の長さ「長江」
- 【2位】アマゾン川本流論争勃発「アマゾン川」
- 【1位】アフリカ大陸の1/10を流れる「ナイル川」
- 世界一短い川は日本にあった!「ぶつぶつ川」
- 長さはなんと「13.5m」
- 名前の由来
- アクセス方法
- 川は人間の暮らしを豊かにするものである
世界一長い川はどこにある?ランキングで紹介
via pixabay.com
皆さんは世界で1番長い川の名前を覚えていますか?誰もが一度は学校で習うけれど、卒業してからはだんだん記憶から薄れてしまった・・・という方も多いのではないでしょうか。
世界には有名な川が数多くあり、そのどれもがユニークな特徴を持っています。今回の記事では「川の長さ」にポイントをしぼって、世界中の川をランキング形式でご紹介いたします。
長さ以外の特徴もご紹介しますので、「そんなの知っている」という方も、「実はよく分かっていない・・・」という方も、一緒にトリビア感覚で楽しんでください。
世界には有名な川が数多くあり、そのどれもがユニークな特徴を持っています。今回の記事では「川の長さ」にポイントをしぼって、世界中の川をランキング形式でご紹介いたします。
長さ以外の特徴もご紹介しますので、「そんなの知っている」という方も、「実はよく分かっていない・・・」という方も、一緒にトリビア感覚で楽しんでください。

日本一長い川は新潟県から長野県にかけて流れている「信濃川」です。そして、信濃川は流域面積は日本第2位にもなります。そんな信濃川について詳しく解説していくのと共に、その他の川の長さランキングや流域面積ランキング、そして世界一長い川についても触れていきます。
【10位】黒河・黒水と呼ばれる「アムール川」
第10位のアムール川は全長4,368kmで、ユーラシア大陸北東部を流れる川です。ロシア・中国・モンゴルの3国にまたがって流れており、中国では別名「黒河」「黒水」の名で親しまれています。
ロシアと中国の国境を流れるアムール川は、交通河川として大きな役割を持つ川で、不凍期は並行するシベリア横断鉄道とともに貨物を運ぶ大動脈となります。北海道東北部のオホーツク文化との関わりも歴史的に古く、アイヌ人は大陸の中国人とアムール川を使って毛皮などを交換する取引を行っていました。
ロシアと中国の国境を流れるアムール川は、交通河川として大きな役割を持つ川で、不凍期は並行するシベリア横断鉄道とともに貨物を運ぶ大動脈となります。北海道東北部のオホーツク文化との関わりも歴史的に古く、アイヌ人は大陸の中国人とアムール川を使って毛皮などを交換する取引を行っていました。
【9位】アフリカ一流量が多い「コンゴ川」
中部アフリカのコンゴ盆地を通って大西洋に流れ込むコンゴ川は、全長4,700kmの大河です。流域面積と流量はアマゾン川についで世界2位、アフリカ大陸で見ると1位を誇ります。
様々な種類の淡水魚が生息しているコンゴ川ですが、最新の調査で水深200mの世界最深の川であると判明しました。水深が深いため激流が発生しており、1番深い下流域に生息する魚は独自の進化を遂げています。近い将来、コンゴ川で新種の淡水魚が発見される可能性もあるかもしれません。
様々な種類の淡水魚が生息しているコンゴ川ですが、最新の調査で水深200mの世界最深の川であると判明しました。水深が深いため激流が発生しており、1番深い下流域に生息する魚は独自の進化を遂げています。近い将来、コンゴ川で新種の淡水魚が発見される可能性もあるかもしれません。
【8位】神の母の意味を持つ「パラナ川」
全長4,880kmのパラナ川は、アルゼンチン・ブラジル・パラグアイを流れる大河です。パラナ川はあまり聞かない名前かもしれませんが、その支流には壮大な流れを持つイグアス川があります。ここでピンときた方も多いかもしれませんが、有名な「イグアスの滝」はパラナ川支流に位置しています。
また、パラナ川はブラジルとパラグアイが共同で建設したイタイプダムでも有名です。発電実績世界一のダムで、人口の少ないパラグアイの国内需要はそのうちの何割かで満たしてしまえるほどの発電量です。
また、パラナ川はブラジルとパラグアイが共同で建設したイタイプダムでも有名です。発電実績世界一のダムで、人口の少ないパラグアイの国内需要はそのうちの何割かで満たしてしまえるほどの発電量です。
【7位】数多くの呼び名を持つ「オビ川」
ロシアのシベリア低地を流れるオビ川は、全長5,410kmの世界7位の川です。オビ川はロシア語の呼び名ですが、「アス川」「イェマ川」「ウマル川」など、ざっと10個近くの呼び名があります。
ロシアの経済にとって大きな役割を持つ川で、結氷期以外は活発な海上輸送が行われています。流域にはクズバスの重化学工業地帯があり、石油、天然ガスなどの地下資源にも富んでいるのが特徴です。
ロシアの経済にとって大きな役割を持つ川で、結氷期以外は活発な海上輸送が行われています。流域にはクズバスの重化学工業地帯があり、石油、天然ガスなどの地下資源にも富んでいるのが特徴です。
【6位】黄河文明を育んだ「黄河」
言わずと知れた世界四大文明のひとつ「黄河文明」を生み出した大河です。全長は5,464kmで、流域には1億1千万人以上の人が生活しています。そのため川の水の利用率は84.2%にも上り、河口には15.8%ほどしか水が届きません。
よく「河川」と言いますが、本来「河」の漢字は固有名詞であり、中国では黄河を指す言葉として使われてきました。「江」と呼ばれる長江とはよく比較されますが、「黄河の治水は中国文明最大の重大事」と言うように、常に中国文明の中心として存在する誇り高い川です。
よく「河川」と言いますが、本来「河」の漢字は固有名詞であり、中国では黄河を指す言葉として使われてきました。「江」と呼ばれる長江とはよく比較されますが、「黄河の治水は中国文明最大の重大事」と言うように、常に中国文明の中心として存在する誇り高い川です。
【5位】北極海に流れる最大の水系「エニセイ川」
全長5,539kmを誇るエニセイ川は、ロシアから北極海に流れ込む大河です。エニセイ川の支流にはバイカル湖を持つアンガラ川があり、それを含めると、エニセイ川はユーラシア大陸最大の流域面積を誇ります。
先住民が「絶え間ない流れ」と評したとおり、エニセイ川は急水で洪水が多い川です。近年はさらに増水傾向にあり、地球温暖化によって永久凍土が溶け出したことが原因ではないか、と専門家たちが地球温暖化問題に警鐘を鳴らしています。
先住民が「絶え間ない流れ」と評したとおり、エニセイ川は急水で洪水が多い川です。近年はさらに増水傾向にあり、地球温暖化によって永久凍土が溶け出したことが原因ではないか、と専門家たちが地球温暖化問題に警鐘を鳴らしています。
【4位】輸送の大幹線「ミシシッピ川」
北アメリカを流れるミシシッピ川は、北アメリカ最長の5,969kmです。ミシシッピ川に流れ込むミズーリ川やテネシー川、レッドロック川などの支流も合わせて「ミシシッピ・ミズーリ・レッドロック」とも呼ばれます。
ミシシッピ川はアメリカ合衆国の発展に大きく貢献しており、開拓の初期には重要な交通網としての役割を担いました。ニューオーリンズやセントルイス、ミネアポリスなどの商工都市は、ミシシッピ川の河港から発展した大都市です。
ミシシッピ川はアメリカ合衆国の発展に大きく貢献しており、開拓の初期には重要な交通網としての役割を担いました。ニューオーリンズやセントルイス、ミネアポリスなどの商工都市は、ミシシッピ川の河港から発展した大都市です。
【3位】アジア一の川の長さ「長江」
「揚子江」で知られる長江は、全長6,300kmのアジア最長河川です。中国では古くから水上交通の中心として発達し、重慶や武漢などの重工業都市や、上海・南京などの商業都市が流域に発展しました。
長江にはヨウスコウカワイルカや長江スナメリ、カラチョウザメなどの固有種が存在しています。生物の多様性が有名な河川ですが、近年の開発に伴う長江固有種の絶滅の可能性も問題になっています。
長江にはヨウスコウカワイルカや長江スナメリ、カラチョウザメなどの固有種が存在しています。生物の多様性が有名な河川ですが、近年の開発に伴う長江固有種の絶滅の可能性も問題になっています。
【2位】アマゾン川本流論争勃発「アマゾン川」
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