2020年2月1日 更新

東京にも実は方言が?標準語ではない言葉や東京特有のアクセントとは

東京の人が使っている言葉は、全て標準語だと思われがちですが、実は東京にも方言が存在しています!下町ならではの方言など、アクセントが独特なものなど様々です。今回は東京の方言を一覧にして紹介していきます!方言と標準語の違いを深掘りしていきましょう!

こちらも全国的に使われている言葉「あんまり」ですが、実は東京の方言なのです。標準語では「あまり」と言います。「あんまり好きじゃない」は標準語では「あまり好きじゃない」となるのです。

否定する時に使う言葉で、もともとは東京だけで使われていたのですが、全国的に知られるようになり、地方でも「あんまり」はよく使う言葉となりました。日常でも多く使われています。

しょっぱな

「しょっぱな」は漢字にすると「初っ端」となりその字のごとく「最初から」「物事のはじめ」と言う意味があります。「しょっぱな」も東京の方言です。

ですが、この方言も今では全国的に使われるようになりました。「しょっぱなからミスをした」は標準語では「最初からミスをした」となります。

標準語のように思われがちなのですが、実は立派な東京の方言、と言う言葉は非常に多いです。

うざい

「うざい」と言う言葉は、若者が多く使う言葉ですので最近の新しい若者言葉だと思われがちですが、実は違います。れっきとした東京の方言なのです。一部では、多摩から広まったと言う説もあります。

使い方としては、よく若者が使っているように「ほんとあの人うざいよね」などです。これを標準語にすると「本当にあの人うっとうしいよね」となります。

「うざい」には「うっとうしい」と言う意味があります。今では日本全国で使われる言葉となっています。T-BOLANの「じれったい愛」と言う曲の歌詞に「うざったい」と言う歌詞があり、それから全国に広まったようです。

おっかない

怖い時や何かを恐れている時などに使う「おっかない」はもともとは東京弁です。ですが、現在では東日本を中心に多く使われている言葉です。

また、東日本だけではなくて大阪などの関西圏でもよく「おっかない」は耳にすることがあります。「あの心霊スポットは本当におっかない」は「あの心霊スポットは本当に怖い」となります。

北海道の方でもよく使われている方言で、もともとは古語の「おほけなし」が変化していったものだと言われています。「おほけなし」とは身の程知らずなどの意味があります。

のっかる

実は、「のっかる」も東京の方言のひとつです。「乗っかる」ですから意味はそのまま「乗る」となります。「乗る」をちょっとくだけた言い方にしたものです。

茨城県などでも使われています。ちょっと変化させた使い方としては「のっかれる」があります。これも方言のひとつです。

いかさま

「いかさま」も全国的に使われるものです。ですがもともとは東京の方言のひとつなのです。意味は「ずる」や「詐欺」などです。いかにも不正をしているのに、それを正しいと思わせる様子です。

また、「騙すための小細工をする」と言う意味にも使われます。「いかさまするなよ」は「ずるするなよ」と言う意味になります。多くの人が使っているので、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

いかさまをよくする人は、「いかさま師」や「ペテン師」などと言われることもあります。

まじ

「まじ」も最近の若者言葉だと思われがちですが、実は東京の方言のひとつです。「真面目」の略であり「本気」と言う意味もあります。

「まじな顔してる」と言うのは「真面目な顔をしてる」「本気の顔をしてる」どちらの意味もあると言えるでしょう。親しい仲で使われることが多いです。これも全国的によく使われている言葉のひとつです。

ちなみに愛媛県の宇和島では、「まじ」は「南風」と言う意味があります。

しょっぱい

標準語と思われがちな「しょっぱい」は「塩辛い」と言う意味があります。実際に全国で使われている言葉なので標準語だと思われがちです。

「このお味噌汁はしょっぱい」は「このお味噌汁は塩辛い」と言う意味になります。ですが、「塩辛い」と言う意味だけではなくケチな人を「しょっぱい奴だ」と言ったり、顔をしかめっ面にしている人を「しょっぱい顔している」とも言います。

また、声が枯れている人のことを「しょっぱい声してるね」などと言うこともあります。様々な使われ方がしています。

ごきげんよう

とてもお上品なイメージのある「ごきげんよう」も東京の方言のひとつです。出会った時や別れの時にでも、どちらのシーンでも使える挨拶です。

現在でも、学習院などの一部の私立学校で「ごきげんよう」と言う挨拶が採用されています。相手の健康状態を伺うような気持ちが込められていると言われています。

「ごきげんよう、また明日」などと使うことができます。もともとは東京の山の手言葉です。

よく使われる東京の方言

【方言系列】東京人vs神奈川人!(ft.變態先生)

次は、東京でよく使われている東京の方言を紹介します。まさに、根っからの東京の人が使うような言葉です。もちろん、東京だけではなくて関東圏では耳にすることがあるでしょう。

くださいな

「くださいな」は幼い子供達が使うような言葉です。昔は駄菓子屋さんで店の人が奥にいて見当たらない時などに、「くださいな」などと大声で言っていたのです。

また、女の子は「ちょうだいな」と言うことも多いです。現在では、「これひとつくださいな」などと年配の方がお店で言うこともあります。

おっぱじまる

「おっぱじまる」や「おっぱじめる」は、「始める」を俗っぽい言い方をした東京の方言です。まさに、根っからの江戸っ子が使うような方言です。

「けんかがおっぱじまる」などと使います。ちなみに漢字で書くと「押始」と書きます。似たような言葉では「広げる」を「おっぴろげる」と使う言葉です。

「おっ」を最初につけることで、言葉に勢いを感じることができます。

しゃしゃる

「しゃしゃる」は「しゃしゃり出る」を略した東京の方言です。昭和の頃の若者が使っていた言葉で、「出しゃばる」と同様の意味で使われています。

一部では、関西弁だと思われることもあります。現在では全国で使われる言葉ですし、この言葉が全国に広まったきっかけはわかりませんが、昭和の頃に学生の間でかなり流行った言葉のひとつなのです。

「しゃしゃるな」と言われた時には「しゃしゃり出るな」と言われているのでそれ以上はしゃしゃり出ないように注意しましょう。

だよね

全国的にも多く使われており、若者を中心に使われている「だよね」は、「〜だと思うけど、そうだよね?」と言う同意を求める時に使用します。

「これすごく美味しそうだよね?」「だよね〜」などと使われます。気軽に仲の良い友達同士で使うことのできる言葉です。「DA.YO.NE」と言う曲が1994年にヒットしたことによって、全国にも一気に広まった言葉だといえます。

「そうだよね?」を略した方言です。

しんぺいすんな

2 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪