2019年12月24日 更新

韓国の旧正月とは?旧正月の挨拶や旅行に行く際の注意点を紹介!

韓国では、1月1日ではなく、旧暦に合わせて新年のお祝いをする文化があります。この時期には多くの学校や仕事が休みになるため、旅行に出かける人も多く、日本へも多くの韓国人が観光に訪れます。今回は、韓国人の旧正月の過ごし方や挨拶の仕方について紹介します。

韓国の旧正月について知りたい

Woman Red Fan - Free photo on Pixabay (763525)

韓国好きの方であれば旧正月について知っている人もいるでしょう。しかし、韓国で旧正月が祝われていることを知らなかった、その時期にたまたま韓国に行ってお店が開いてなかったという人もいるようです。

今回は、韓国での旧正月の時期や祝い方、挨拶について紹介します。

韓国の旧正月の時期

Nature Snow Winter - Free photo on Pixabay (763526)

韓国では旧正月を意味する言葉「ソルラル」が使われます。略して「ソル」と言ったり、同じ意味の「クジョン」という単語が使われたりする場合もあります。

では、韓国の旧正月はどの時期にあるのでしょうか。

旧暦カレンダーで決まっている

Time Calendar Saturday - Free photo on Pixabay (763530)

現在、多くの国では1582年から使用されているグレゴリオ歴が使用されています。そこでは正月は1月1日とされています。しかし、韓国では1644年に清で制定された時憲暦が長い間使われていました。

これは中国でも同じであり、両国は全く同じ時期に旧正月を祝います。この名残で、現在でも誕生日を旧暦で表す人もおり、お互いに勘違いすることもあるようです。その他の年中行事も旧暦カレンダーに合わせて祝うことがほとんどです。

2019年の旧正月の時期

Cheongna Incheon Winter - Free photo on Pixabay (763527)

2019年では、旧正月が2月5日でした。前後3日間が、日本で言うところの年末年始にあたるため、2月4日から2月6日までが正月休みとなっていました。

ロッテ百貨店などのデパートだけでなく、南大門市場や東大門市場も閉まってしまうため、観光が思うようにできなかった人も多かったようです。しかし一部の観光客向けの店は旧正月の時期でも開いていることがあります。

ただし海外旅行に出かける韓国人が買い物をするため、いつも以上に店は混んでいるようです。

2020年の旧正月の時期

Sunset Water Dusk - Free photo on Pixabay (763528)

2019年が2月5日が旧正月だからといって、2020年もそうであるとは限りません。2020年は、旧暦カレンダーによると、1月25日(土)のようです。前後3日間はお正月ムードが街中に漂います。また、26日が日曜日なので、翌日の27日(月)も振替で祝日となるようです。

1月の後半に韓国旅行を考えている人は、この時期に被らないようにプランを立てた方がいいかもしれません。反対に韓国の旧正月を味わいたいのであれば、この時期の渡航がおすすめです。

通常の年末年始は1月1日だけが休み

Agenda Appointment Calendar Coffee - Free photo on Pixabay (763529)

旧暦で正月を祝うのであれば、年末年始は普通の平日なの?と疑問に思う人が多いでしょう。基本的には普通の日ですが、1月1日のみ公休日となっています。この日は「シンジョン」と呼ばれ、最近の若者はカウントダウンを楽しむ人も増えてきました。

連休とならないので、ほとんどの店は12月31日や1月2日は営業しているため、年末年始に旅行に行きたい人にも韓国はおすすめです。ただし日本のような正月感はないでしょう。

韓国の旧正月の挨拶

New Year'S Eve Fireworks Beacon - Free photo on Pixabay (763531)

韓国でも新年には挨拶をします。旧正月の時期に韓国を訪れるのであれば、街中でもあちこちで挨拶が聞けるでしょう。ここでは定番の挨拶を3つ紹介します。

「セヘ ボッ マニ パドゥセヨ」

New Year'S Eve - Free photo on Pixabay (763532)

最もメジャーな旧正月の挨拶と言えば、「セヘ ボッ マニ パドゥセヨ」です。日本語の「あけましておめでとうございます」にあたります。直訳すると、「新年の福をたくさん受け取ってください」という優しい意味になります。

また、旧正月前でも「よいお年を」という意味で使えるため、覚えておくと便利でしょう。上記の表現は固いため、友達に言う際は、「セヘ ボン マニ パダ」という砕けた表現を使う若者が少なくありません。

「オルハネド コンガンハゲ チャル ポネセヨ」

Snowman Christmas Decoration - Free photo on Pixabay (763533)

通常、日本語でも「明けましておめでとうございます」の後には「今年もよろしくお願いします」というような言葉が続きます。韓国語で挨拶する場合も同じであり、「オルハネド コンガンハゲ チャル ポネセヨ」をセットで使うことが非常に多いです。

これは直訳すると「今年1年も健康でお過ごしください」という意味になり、相手を思いやる言葉です。仲が良い人には「オレドチャルプタッケヨ」という表現を使うと自然でしょう。

「オレド チャル プタッケヨ」

Christmas New Year Merry - Free photo on Pixabay (763534)

「今年もよろしくお願いします」の直訳としては「オレド チャル プタッケヨ」が定番です。言うタイミングとしては、新年が明けてすぐが多く、旧正月前の時期には使いません。

韓国では新年は家族や親戚で集まる習慣があり、遠くからも挨拶をしに訪ねてきます。最も年長者の家に集まります。家族で集まった場でも、この挨拶がよく飛び交います。また韓国にもお年玉の風習があり、子供たちは、この挨拶が済むとお年玉をもらえる仕組みのようです。

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