2019年7月19日 更新

損して得取れの具体的な行動例!明日から実践できる人間関係のコツ

故事ことわざにある「損して得取れ」。経営の神様であった松下幸之助も「真の商売人・真の経営者」の中で語っています。商売人だけに通ずるのではなく、人間関係にも大きくかかわってくる「損して得取れ」の具体的な例や明日からすぐに実践できることを紹介します。

目次

損して得取れって何?

Question Mark Why Problem - Free photo on Pixabay (473343)

「損して得取れ」とは故事ことわざ辞典では【一時的には損をしても、将来的に大きな利益になって返ってくるように考えよということ】です。

商売をしている人は実践している事も多いかと思いますが、商売人以外にも実際の生活に大きくかかわりがあります。何気なく送っている普段の生活の中で「損して得とれ」とはどういったことが考えられるのでしょうか。

明日からすぐにでもマネをしたい実践方法を紹介していきます。損はしたくないと考えている人もぜひ参考にしてください。

人間関係において大事な「損して得取れ」

Couple Women Relationship - Free photo on Pixabay (473606)

人間関係においての「損して得取れ」とは、見返りを求めようとしなければ「損」をしたと感じる以上の「得」がそのうち返ってきます。

生活していく中では他人との共存が必要不可欠です。「損をした」とばかり考えている時点で「得」になることは一切ありません。人に与えたものが自分に返ってくるもので、困っている人を助けられれば自分が困った時に誰かに助けられることになります。損得を考えない行動が結果的によい方向へ進むことにつながっていきます。

人間関係において大事な「損して得取れ」には何を意識していればいいか紹介します。

笑顔を忘れない

Wedding Couple Groom - Free photo on Pixabay (473613)

人間関係において大事なこと最初に紹介する「損して得取れ」は笑顔を忘れないことです。

損得勘定を考えて笑顔を作る人でも、笑顔にはストレス解消の効果や免疫力のアップがあります。さらにいつも笑顔の人の周りには人が集まるように、人間関係の潤滑油にもなります。話す相手が笑顔をしている人と、無表情な人とではどちらが話していてよい印象をうけるかは考えなくてもわかります。商売をされている人は笑顔の人が多いのも納得できます。

商売をしていなくても日常の生活で笑顔を作るのが苦手な人でも、最初は作り笑顔でもいいので口角を上げて笑顔をしてみましょう。自然と「得」と感じられるようなことが多くなります。

自分から「与える」ことが重要

Apples Farmers Market Business - Free photo on Pixabay (473615)

次に大事なことは自分から「与える」ことが重要です。

人はつい見返りを求めてしまいます。それ相応に合った見返りがないと次から「与える」という行為自体を辞めてしまいます。「与える」ことは簡単なように思えますが、「与え続けること」は難しく感じてしまいます。誰かに「やってあげている」と思っている以上は相手に見返りを求めてしまいます。

「与える」とは、もし自分が相手からしてもらったら嬉しいことを相手にしてあげるのことです。そうすれば自然と「与える」といえる行為ができるようになり、結果的に「損して得取れ」につながります。

気配りの出来る人間になる

Siblings Brother Sister - Free photo on Pixabay (473621)

気配りのできる人間になることも重要です。

自然に気配りができる人は周りに人が集まり、信頼を得やすい人だといえます。笑顔を忘れない人の周りは雰囲気が明るく感じるように、人の悪口ばかり言っている人の周りには、どこかすっきりとしない雰囲気を持っています。自分が与えたものは周りまわって自分に返ってきます。それが他人を陥れるようなことでも自分に返ってくるのです。

誰かが見ているからと、取り繕った「気配りのある行為」をするのではなく、自然と習慣になっている人が自分の幸せにもつながってきます。

見返りを求めてはいけない

Woman Beautiful Girl - Free photo on Pixabay (473632)

見返りを求めてしまっていては「損をしたくない」という意識が働きます。

相手に何かをしてあげている意識がある限り見返りを求め、それがあたり前のように感じてしまいます。結果的には損得勘定ばかりを気にしてしまい周りから一歩引かれてしまいます。

相手にしてあげたことを自分にしてもらうのはあたり前と考えている時点で成長はしません。挨拶をして相手から返してもらわなくても、挨拶をしている姿を見てくれている人もいます。

「損して得取れ」は将来的に大きな利益になって返ってくることです。目先の利益に捕らわれている時点で大きな利益になることはありません。

返報性の原理とは

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辺報性の原理の意味は【人から何かしらの施しを受けたとき、『お返しをしなくては申し訳ない』というような気持ちにさせるという心理作用】のことです。

身近で感じることは誕生日プレゼントをもらった時に、相手の誕生日にプレゼントを贈ろうと考えます。人間の持っている義理や人情のようなものですが、そういった心理的部分をついて場合によっては詐欺の手法や催眠療法などにも利用される場合があります。

心理的要素や注意しなければいけない点を紹介します。

「お返しをしなければ」という心理

Christmas Gift Decoration - Free photo on Pixabay (473681)

何かをやってもらったり、何らかの施しを受けたら「お返しをしなければ」という心理が働きます。

例えばスーパーで試食をした場合など「試食をした」行為のお返しとして「商品の購入」を考えます。中には試食だけして商品を買わない人もいますが、そこにおまけがついていたりすると購入している場合があります。

保険の勧誘でも毎回手土産を持って自分のところに来てくれている営業がいれば、「保険に加入してあげよう」と思うようになります。

こんなにも自分のためにしてくれているのだから、何かをしてあげようと働く心理です。

一貫性の原理とは

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一貫性の原理の意味は【自分の発言や行動、態度、信念を一貫したものとしたい人間の心理】です。

例えば毎日朝食に同じものを食べる、通勤電車の乗る車両や場所が決まっていることなども一貫性の原理といえます。人は無意識の内に行動を起しています。

スーパーの試食を例に上げましたが、スパーで試食を進められそれを受け入れると、「受け入れた」といった自分の行動の一貫性を保つために商品を購入してしまいます。また試着を進められ一度袖を通してしまうと断りにくい心理になり、絶対に欲しいと思っていなくても購入してしまう場合があります。

こいった心理を詐欺や宗教の勧誘などに利用される場合もあるので注意が必要です。

気をつけなければいけないこと

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