2019年7月19日 更新

ミソジニストとは?ミソジニストの男女の特徴やなる原因も

『ミソジニスト』=「女性、女性らしさを嫌悪憎悪する人」です。逆に「男性・男性らしさを嫌悪憎悪する人」=『ミサンドリスト』です。なぜそんなふうに考えるようになるのか原因はあるのでしょうか?例えば有名人でいうなら誰でしょう?

目次

女性であることを恥じているのに、素敵な女性を見て「羨ましいな」「あんな女性になりたいな」と思うことはありません。「この女性だって女性なのだから不幸な部分があるはず」と粗捜しを始めるというわけです。

なので、同じ女性として「私より恵まれている」とジェラシーを感じて粗捜しを始めることとは全く違います。もっと言うと「共感できるはず」と「不幸慣れしている自分がもっと共感できる不幸を探し出そう」という思考です。

拒食症や摂食障害

Hamburger Food Meal - Free photo on Pixabay (488104)

「いつまでもみんなの注目を集められる少女でいたい」「大人になると我慢させられるからなりたくない」などの理由で、アダルトチルドレンの女性に拒食症などの摂食障害が多いことは有名です。

ミソジニストの女性も「女らしい体つきになればセクハラされる」「女性になって損することはあっても得することはない」などと考えるので、丸みを帯びてセクシーな女性らしい体つきになることを怖がり嫌がります。「触りたい」と思われる体になることは「怖いこと」で「嬉しいこと」であるはずがないのです。

ハラスメント

Fiction Design Dream - Free photo on Pixabay (488107)

ミソジニストの女性は、ハラスメントについても「する方が悪いのではなくされる方が悪い」などという考え方をします。「避けることもできるのに、わざわざハラスメントされるような存在の仕方を選ぶから悪い」というわけです。

ハラスメントは、虐待や嫌がらせというもので、世の中にはいろいろなハラスメントがありますが、ここでいうハラスメントとは、男性による「セクシャルハラスメント」です。

ミソジニストの男性は女性にセクハラして当然だと思っていますし、ミソジニストの女性は男性からセクハラされることは避けるのが難しいと考えます。

女性を退け男性が発言

Microphone Boy Studio - Free photo on Pixabay (488108)

ミソジニストは「女性より男性の方が偉い」と思う人ですから、公の場では男性であるだけで「前に出て当然」だと思っています。

公の場では、男性より前に出て発言する女性を「はしたない」という人もいます。それを受け入れた男性には「女々しい」「弱い男性」だとするのがミソジニストです。

海外に比べて日本では、まだまだこのような考えを持つ人が多いのが事実です。自分がそんな考えを持っていなくとも、ミソジニストの考え方を強要されることもあります。

育児・家事=女性の仕事という認識

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日本では、まだまだ男性が育休をとることに抵抗を感じたり「さぼっている」と受け取られることが多いです。

これだけ「少子化問題」が取りざたされていても、世間は「無痛分娩で子どもを産む女性は母ではない」ととんでもない発言をしたり「働く母親」に厳しかったりします。「母は、大変な思いをして子供を育てなければ母ではない」というわけです。

そして、そんな女性のパートナーや夫に対して「そんなことをさせるor許す男性は男らしくない」「弱い男だ」とレッテルを張られることになります。

「旦那育て」という言葉

Bride Groom Matrimony - Free photo on Pixabay (488117)

ようするに、社会から無言で「大きく広い目を持ち旦那育てしなさい」と圧力をかけられるわけです。旦那を育てることもできないようでは、いい女とはされません。

テレビやニュースでも、浮気したり女性問題を抱える夫は「甲斐性がある」「モテる男」「男だからそんなこともある」で終わりますが、妻の立場でそんなことをしようものなら、社会から袋叩きにされ抹殺されかねません。

いくら甲斐性があろうとも「モテる女」ではなく「バカ女」「安い女」などと存在自体を潰しかけられます。

女性の「結婚適齢期」「賞味期限」「市場価値」という言葉

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女性には「結婚適齢期」「賞味期限」「市場価値」という言葉が使われます。もちろん男性に使われることなどありません。男性はいつでも結婚できるものだと考えられるからです。

これは、女性が「子供を産む機械」として社会からジャッジされていたころの名残でもありますが、いまだにそう考える人が多いのも事実です。

今では、男性も女性からジャッジする時代になっているのに、特に田舎に行くほどこの考えを強く持つ人が多いです。

宗教

Buddhist Ritual Water - Free photo on Pixabay (488111)

宗教上は、女性と男性以外の恋愛も性行為も許されません。そして、なぜか自然と存在のメインは男性で、女性はサブです。物心ついたときからそう教わっていると「あらためて言われてみるとなぜ?」と思う人は少なくないはずです。

女性と男性の「どちらが偉くてどちらが大変か?」が重要なのではなく、「どちらも偉くてどちらも大変、そして幸せである」ではいけないのでしょうか?

そもそも「男性である方が得」「女性である方が損」という考え方自体に無理があります。

「女性とは交際したくない」

Woman Man Pair - Free photo on Pixabay (488112)

ミソジニストは「女性であることは恥ずかしいことだ」と考えますから、「そんな女性とは交際したくない」と考える男性が出てきても不思議ではありません。

人は、自分にとって何かメリットがあったりプラスになるもののそばに居たがるものですが、自分に不利益をもたらすもののそばに居たがる人はいないからです。

「女性と付き合うことで何も得るものはない」「女性は男性の自分に不利益をもたらすもの」と感じてしまえば、女性と交際したい男性などいなくなります。

ミソジニストと噂される有名人

Children Tv Child - Free photo on Pixabay (488121)

ミソジニストと噂される有名人を知ることで、もっと簡単に身近に「ミソジニストとは?」を知ることができます。ミソジニストなんて遠い存在だと思っていても、意外に近くにいることに気が付くこともあります。

ミソジニストにも心優しい部分はあります。ただ、対女性に対して偏見も塊を持ってしまっています。そして、それは歳を重ねれば重ねるほど「それはおかしいよ」と注意する人もいなくなるので「思い」が「確信」に変わりやすくなるのです。

坂上忍

Test Pattern Tv - Free vector graphic on Pixabay (488122)

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