2019年6月5日 更新

【チェック】精神的DVには後遺症が残る?対処法と離婚時の証拠集め

精神的DVとは夫だけではなく妻が加害者になるケースも増えています。無視などの精神的DVは身体的DVに比べて証拠も集めづらいですが、後遺症が残ることもあるので離婚などの対処が必要な事例です。精神的DVに該当する事柄をチェックしながら読んでみてください。

目次

妻側の精神的DVも増えている

Bride Fashion Wedding - Free photo on Pixabay (338973)

DVというと、加害者である夫が被害者である妻に対して暴力をふるい、一生治ることのない怪我を負わせるものだというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。しかしながら、そういった身体的DVは女性が加害者になることもあり、男性が被害者になった場合は周囲の理解が得られずに辛い思いをする男性も多いと言われています。

また、DVといっても上で紹介したような身体的な暴力のものだけではありません。精神的に相手を追い詰める精神的DVもと呼ばれる行為も近年では増えてきています。こういった精神的DVは加害者が女性であることも多く、社会問題となりつつあります。この記事では、そうした精神的DVについて解説していきますのでご確認ください。

精神的DVとは

Glass Shattered Window - Free photo on Pixabay (338976)

DVというと身体的な暴力しか知らなかった人も多いでしょう。まずは、ここで精神的DVはどういったものなのかということを解説していきます。また、精神的DVの別名も紹介しますので、自分が加害者か被害者のいずれかに該当してしまわないようにチェックしていってください。

肉体的暴力以外の暴力行為

Sad Girl Sadness Broken - Free photo on Pixabay (338977)

肉体的なDVは素手や道具を使って相手の身体を痛めつける行為です。相手の身体に痣が残ったり骨折などで診断書が取りやすいことから、証拠も集めやすく立証が比較的簡単だと言われています。

それに対して、精神的DVは肉体的には損傷がありません。そのかわり相手の大切にしているものを壊したり相手の精神にダメージを与えるような言動をするなど、精神的な攻撃をするのが精神的DVです。診断書などが取りづらいため証拠も確保しづらく、実際に被害に遭って相談したいと思っても難しいという側面もあります。

無視や言動によって相手の精神を追い詰める行為

Sand Desert Drought - Free photo on Pixabay (338980)

相手の欠点やコンプレックスを刺激したりトラウマを抉るような攻撃的な発言だけが精神的DVではありません。正当な理由もないのに相手の発言に対してなんの反応も返さないなどの無視も精神的DVとなるので注意が必要です。

相手がいないように扱ったり、相手のちょっとしたミスを執拗に追い詰めたり、時には相手のために自分がした行為を恩着せがましく言い続けることなども精神的DVになる可能性があります。ちょっとした嫌味なども相手が精神的な負担だと感じれば精神的DVになりかねないので、周りの人に口が悪いと言われたことがある人は注意しましょう。

知らず知らずのうちに深刻な状況に陥るケースが多い

Worried Girl Woman Waiting - Free photo on Pixabay (339009)

身体的DVのように実際の被害が確認しづらいため、精神的DVは被害者が被害を訴えても「それくらいで大げさだ」と言われてしまったり「傷つきやすすぎるのも悪い」と、まともに取り合ってもらえないこともあります。

しかしながら、精神的DVも身体的DVと同じように放置することで深刻な状況に陥ってしまうケースが多いと言われています。被害者がトラウマになってしまって社会生活を正常に送れなくなってしまうこともあれば、ひどいうつ状態になって自殺してしまう人もいます。決して甘く見ないようにしましょう。

モラルハラスメントと呼ばれる

Sad Depressed Depression - Free photo on Pixabay (339011)

精神的DVは、別名として「モラルハラスメント」とも呼ばれます。モラルハラスメントはセクハラのように「モラハラ」と呼ばれることもあり、家庭内だけではなく会社でもモラハラが横行している場合もあり深刻な社会問題として認識されています。

家庭内でも会社内でも、モラハラの被害に遭った場合は証拠を集めて然るべき機関に相談しましょう。また、自分が知らず知らずのうちに加害者にならないように言動に注意したり、モラハラの被害者が周りにいる場合は助けの手を差し伸べることが必要です。

精神的DVの後遺症

Medications Cure Tablets - Free photo on Pixabay (339012)

骨折などの目に見える傷はなくても、精神的DVを受けたことで後遺症を患ってしまう場合もあります。また、精神的DVは夫婦間の問題に留まらず、そばで見ている子供にも悪影響を及ぼす可能性もあります。

精神的DVの後遺症にはどのようなものがあるのでしょうか。代表的なものを解説していきます。

ストレスにより精神病を発症

Thermometer Headache Pain - Free photo on Pixabay (339014)

家庭内での精神的DVは、本来であれば安らげるはずの家庭で常に強いストレスを与えられている状況です。共働きであっても専業主婦(主夫)であってもストレスを発散する場が失われ、どんどん社会から孤立しているような感覚に陥ってしまうこともあるでしょう。

精神的DVがひどい場合は、うつ病などの精神病を発症してしまうこともあります。それが原因で子供を虐待してしまったり、自殺や無理心中を計画してしまうこともあるほど深刻なものです。

異性に対してトラウマを抱え接触できなくなる

Breakup Divorce Separation - Free photo on Pixabay (339017)

精神的DVが原因で離婚した後でも、異性に対する不信感は簡単に拭うことはできません。異性と接すること自体がトラウマになってしまい、異性に対して恋愛感情を持つどころか普通の人付き合いにすら支障をきたしてしまうこともあります。

また、離婚して精神的DVの加害者と離れられない場合はさらに被害は深刻なものになってしまうでしょう。時には自分の親や兄弟・姉妹とすら接することが苦痛になってしまう可能性もあります。精神的DVの傷は目に見えづらくても深刻な被害をもたらすことを忘れてはいけません。

自尊心を築けなくなり社会生活に支障をきたす

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