2019年8月20日 更新

珍しい名字と珍しくない名字のランキング!珍しい名字の芸能人も

学校での点呼、受付の呼び出し、挨拶...。様々な場面で使われる名字は、とても大切なもの。そんな名字ですが、いつも人と被るようなよくある名字から全国でも十数人しかいない珍しい名字まで非常に多くあります。今回はそんな珍しい名字について、ご紹介していきましょう。

名字の種類は30万種類を超える

Japan Asia Sake - Free photo on Pixabay (558787)

誰もが持っている名字。鈴木、佐藤、田中、石川などのメジャーな名字から、四月一日、奉日本、侭など耳慣れない珍しい名字まで、日本には非常に多くの様々な名字が存在します。そんな数多くの名字ですが、実はその数は300,000以上にも登るということをご存知でしょうか?

苗字研究家であり文学博士である丹羽基二氏が1996年に発刊した『日本苗字大辞典』によると、名字の種類は約30万種弱と紹介されています。しかし、そんなに多くの名字がありながらも、「あの人と名字が被った!」なんて経験は多くの人がしているはず。

それもそのはず、約30万種あるうちの わずか7000種で、日本の人口の96%が当てはまるのです。今回は、残りの4%に含まれる珍しい名字ともっともメジャーな名字の両方の側面から名字について見ていきましょう。

一文字の珍しい名字一覧

Thought Idea Innovation - Free photo on Pixabay (558799)

まずは一文字の珍しい名字をご紹介していきましょう。「結構見慣れた漢字だけれど、まさか名字として存在しているとは思わなかった!」というような非常に珍しい名字ばかりです。

紹介した名字を持つ知人友人がいらっしゃったらぜひ話のネタとして共有してみましょう。

Moray Eel Sea-Life - Free photo on Pixabay (558804)

まずご紹介するのは、「鰻」という名字です。「なんか見たことがあるなぁ」と感じる漢字ですが、読み方としては「うなぎ・むなぎ・まん」と読みます。そう、土用の丑の日によく食べるウナギの漢字です。

全国人数はおよそ10人ほど。鹿児島県指宿地域などに少数みられる名字で、現在の鹿児島県である薩摩の名族、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)隆家流菊池氏族にあたります。語源としてはつやのある長い魚を指しており、ウナギのイメージそのものになります。

Temple Japanese Asia - Free photo on Pixabay (558812)

次にご紹介するのは「侭」という名字です。読み方としては「まま」と読みます。全国人数はおよそ30人。京都府を始めとして、茨城県、千葉県、東京都などにみられる珍しい名字です。

しかし、その語源や由来は今なお定かではありません。万々性から変化したものとも言われますが、事実は未だ発見できていません。

全国でわずか30人しかいない「侭」さん。もしもみなさんの周りに「侭さん」がいるとすれば、名字の由来に繋がる何かを聞ける滅多にないチャンスかもしれません。

Oil Olive Food - Free photo on Pixabay (558821)

3つ目にご紹介するのは「酢」です。読み方としては「す」と読みます。「え、酢ってあの酢?」と疑問に思う人は多いでしょう。その通りです。料理をする機会があれば誰もが使うあの「酢」と同じ漢字、読み方になります。

全国人数は非常に少なく、およそ10人です。全国でたったの10人ほどしか存在しない「酢さん」。このレアな名字を持つ方々は富山県射水市にいらっしゃると言われています。

越中発祥の名字で、同地特有の生活用品や日常に見られるものが由来となった名字とのことで、多くの皆さんにとっては身近なのに珍しい、人と被ることなど99%無い名字なのです。

Apricots Sugar Fruit - Free photo on Pixabay (558823)

一文字の珍しい名字で最後にご紹介するのは「杏」という名字です。読み方としては「からもも、あんず」と読みます。

一見「名前の漢字?」と思われがちな杏性。それも無理はありません。なぜなら明治安田生命の生まれ年別の名前調査2018年版では、女の子の名前ランキング4位になるほど昨今とても人気のある名前の漢字なのです。

しかし、実は名字としても使われている杏。奈良県の地名が由来となっているそうです。平城京の唐門が語源と言われており、全国人数はおよそ70人。奈良県や関西、長野県に見られる名字です。

一文字で珍しくない名字ランキング

One 1 Number - Free image on Pixabay (558825)

ここまで一文字の珍しい名字をご紹介してきましたが、次は二文字の…ではなく、ここは敢えて一文字で珍しくない名字をランキング形式でご紹介していきましょう。

よく耳にする名字はどれぐらい多くの人が使っているのか。読者のみなさまの中でも多くの人が当てはまるであろう名字をご一緒に見ていきましょう。

【1位】林

Forest Trees Woods - Free photo on Pixabay (558827)

一文字で珍しくない名字ランキング堂々の1位は「林さん」です。読み方としてはもっともメジャーな「はやし」から、「はやさ、はや、りん、りむ、いむ、やう、しげる、しげ」など様々な読み方があります。

全国人数はおよそ547,000人。みなさんも、知人や友人に少なくとも一人は林さんがいるのではないでしょうか?それぐらい多くの林さんがいらっしゃるわけですが、そんな「林」という名字は多くの人に使われることからその語源や由来も数多くあります。

林連、林臣、林宿禰、大伴氏、越智氏からという説や清和天皇の子孫で源姓を賜った氏という説、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏という説など諸説あります。

【2位】森

Forest Away Path - Free photo on Pixabay (558836)

一文字で珍しくない名字ランキング2位は「森さん」です。読み方としてはもっともメジャーな「もり」から、「しん、しげる、はやし」などがあります。

全国人数はおよそ467,000人。林さんに負けず劣らず由来は様々で、戦国江戸時代の大名家のひとつであるという説や宇多天皇の皇子敦実親王を祖とする源氏という説、中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏という説、天武天皇の皇子舎人親王の子孫という説など様々な家系から森さんが引き継がれているのです。

【3位】原

Refreshing Hill Field - Free photo on Pixabay (558840)

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