2021年3月24日 更新

大人になれない人の特徴や心理とは?社会人にも多い?原因は?

30代といえば社会人としての責任もある立派な大人のはず。ですが実は最近、精神的に大人になりきれていない30代以上が男女ともに増えているのです。大人になれない原因は何なのでしょうか?チェック診断をもとに、大人になれない人の特徴や心理などをみてみましょう。

目次

大人になれない人の心理を見ていく中で、なぜ大人になりたくないと思うのかという原因についても少し触れましたが、人間は誰しも楽して過ごしたい、苦労はしたくないと思うものです。

それでも、多くの人は歳を重ねていく中で、大人になって責任を負うことを受け入れていくのですが、なぜ大人になれない人は自然の流れとも思える『大人になる』という行為を拒むのでしょうか?

ほとんどの原因は子供の頃の環境や経験が影響を与えているようなので、その辺りを詳しくみてみたいと思います。

子供の頃のトラウマ

Child Sitting Jeans In The Door - Free photo on Pixabay (384234)

トラウマとは心身のどちらか、または両方に強い衝撃を受けた事で、長い間それに囚われてしまい否定的な影響を及ぼす現象ことです。犬に噛まれて犬嫌いになる、ホラー映画を観たために夜道が歩けなくなる、などは一種のトラウマです。

子供の頃に大人の大変なところや嫌な部分を見る機会が多いとそれがトラウマとなり、『大人になりたくない』という潜在意識が生まれ、無意識に大人らしい行動を避けてしまうことなどがおこります。

ACの場合は、親から子供らしくあることを常に強要され、自分は大人になってはいけないんだと思い込んでしまったり、適切な情操教育が受けられなかったために、大人になることに対して価値を見出せないというトラウマを持っていることがあります。

子供の頃に精神の自立ができていない

Child Childhood Feelings - Free image on Pixabay (384244)

精神の自立ができている人は、自分と他人を別人格だと理解して、どちらも尊重できる人です。他人を自分の思い通りにしたいと思ったり、逆に他人に指示されることに無条件に従ってしまう人は、自立できているとは言えません。

泣きわめいて親に自分の欲求を満たさせようとしたり、自分で判断せずに親の言うことをそのままおこなうのは子供だからです。成長の過程で自分の感情と向き合い、分析し、感情をコントロールするうちに自立していくのです。

泣いても思う通りにならないことがあると自立は促されますが、いつも希望が叶う環境にいると自立できなくなってしまいます。また、親に従わないと酷い扱いを受けるような環境にいた場合は、恐怖で抗えず自立を諦めることがあります。

自分に自信がない

Sad Man Depressed - Free photo on Pixabay (384725)

これはACによくあることですが、親から常に自分の存在自体を否定されるような暴言を受けたり、愛されていると実感できないような環境の中で育つと、極端に自分に自信が持てず大人になることにも消極的になってしまいます。

また、親の期待が大きすぎて自己卑下に陥ってしまったり、失敗を過度に指摘され続けるような環境にいた場合なども同様です。大人になるにはもっとしっかり、ちゃんとしなければいけないのに、自分はできないと思ってしまうのです。

大人とは立派できちんとしている人間だ、という想いが強ければ強いほど、自分には無理だ、大人になれないと思いがちです。普通の人より大人へのハードルをかなり高くしてしまっているのです。

家庭環境

Woman Man Child - Free photo on Pixabay (384263)

子供から大人になる間には反抗期や二次性徴など心身の変化があり、それとともに大人(特に親)との関係性が変わってきます。多くの家庭では、多少のいざこざはあっても子供が成人する頃にはこの変化を親も子も認識し受け入れます。

ですので、スムーズに大人になれない原因は家庭環境にあるといっても過言ではありません。親の過保護や過干渉、または虐待やネグレクトなど、親と子の関係にゆがみがある場合、子は大人への変化に躓いてしまうのです。

一見仲が良く円満に見える家庭の中にも親と子の共依存関係があり、子の成長を妨げている場合などもあります。子が大人になるためには、親の精神的な自立というのもとても重要です。

将来に対する不安

Portrait Grim Girl - Free photo on Pixabay (384274)

将来への不安がある場合、通常は早く大人になってその不安に備えていこうと考えますが、あまりにも不安が大きいと、自分で考えることを止め、子供のまま誰かに守られて生きていたいと思ってしまいます。

人間不信・社会不信などから、大人になって社会で集団生活をすることに対する拒絶感を持つと、自分が信用できる人間関係の中だけで過ごすようになるため、引きこもりのような状態になることもあります。

いつか自分を守ってくれる大人はいなくなってしまうということなど、自分が辛くなるようなことには目をつむったまま、子供のように日々を楽しく過ごすことだけを考えようとします。

大人になれない人の特徴【男性編】

Man Sitting Back - Free photo on Pixabay (384280)

日本は世界の中でも男女が平等ではない国といわれ、G7の中では最も不平等と評価されています。実感として、男女のどちらが得か損かなどは状況によって変わるのですが、日常生活の中に男女差が多く存在することは確かです。

大人になってから過ごす社会で期待される役割が男女でかなり異なるため、『大人になれない理由』にも男女で違いがみられます。これから、大人になれない人にみられる特徴を男女別でみてみたいと思います。

趣味から抜け出せない

Gaming Tv Players - Free photo on Pixabay (384281)

男性は女性に比べ、成功や他人より良い評価を得ることを重要視するので、趣味があるとそれを極めたい、他者より上を目指したいと思い、のめり込んでしまうことがあります。

男性がはまりやすいゲームやスポーツ、楽器演奏、ギャンブルなどの趣味はどれも努力が結果に結びつきやすく、また結果をすぐに確認することができるため、短期間で達成感を味わうことができ、快感に繋がりやすいのです。
 
趣味から抜け出せない大人になれない人は、自分の好きな趣味をし続けていれば、定期的に快感が得られるので、努力が結果に繋がるかわからない、評価されるかわからない、不安定な大人の社会なんかに出たくないと思っているのです。

責任のある役職につきたくない

Businesswoman Ceo Manager Women'S - Free photo on Pixabay (384564)

戦後のある時期までは、会社などで立場が上になればなるほど報酬や待遇も良くなったので、責任が重くなる役職に就くことは会社員のひとつの目標となり得ました。

ですが、今の日本はコンプライアンスの遵守に対する世間の目がどんどん厳しくなっているにもかかわらず、報酬などは頭打ちの状態で、役職についても責任が重くなるだけで見返りが少ないことが多くなっています。

会社などで人一倍の努力をし、順調に出世することがステイタスだった時代ではなくなりつつあります。大人として真面目に努力し出世するより、子供のように自由気ままに生きているほうがはるかに幸せに思えてしまうのです。


部下のフォローが苦手

Business Computer Office - Free photo on Pixabay (384579)

大人になれない男性は対人関係が苦手な人が多いので、そもそも他人の世話を焼きたいとは思っていません。会社などで上司・先輩に従うことについてはさほど抵抗感が無くても、後輩や部下への対応は面倒でしかありません。

自分自身が他人に庇護されていたいと思っているので、自分より弱い立場の人にはどう対応すればいいのかわからないですし、フォローしたいと思えないのです。まだ甘えていたい年頃に弟ができて、子供返りする兄の気持ちに近いのです。

大人になれない人にとって、部下に指示をして業績をあげることより、誰かの指揮とサポートのもとで、自分の仕事だけをこなしていきたいのです。

自分の子供に嫉妬する

Child Girl Human - Free photo on Pixabay (384583)

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