2019年7月17日 更新

ポリアンナ症候群の症状と原因!ポジティブ思考のメリットとデメリット

ポリアンナ症候群というものを皆さんはご存知でしょうか。ポリアンナ症候群はポジティブ思考と密接に関係しています。ポリアンナ症候群とはどういったものかを紹介していきます。最後にはポリアンナ症候群と思われる有名人についても紹介します。

ポジティブな発言をするが行動が伴わない

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ポリアンナ症候群の特徴としてポジティブな発言をしているにも関わらず行動が伴わないことがあります。

ポリアンナ症候群は物事の良い面しか見ない特徴があるため、物事の全体像を捉えることがありません。

そのため問題に直面した時にポリアンナ症候群はその問題を解決したり自分で行動しようと思ってポジティブな発言をしているわけではないのです。

ただそのことに関しての良い面だけを見ることしかできていないのでポジティブな発言ができているだけなのです。

現実逃避しているという認識がない

Augmented Reality Bicycle Bike - Free photo on Pixabay (383701)

ポリアンナ症候群の特徴には現実逃避をしている認識がないことがあります。ポリアンナ症候群では物事の良い面のみ見るので現実逃避と同じです。

しかしながらポリアンナ症候群では現実逃避をしているという認識はないのです。そもそも物事の良い面しか自分が見れていないことも認識できていません。

結果として現実逃避をしている認識がないのでポリアンナ症候群の人は現実と向き合うことができません。現実と向き合っている気になっているだけなのです。

良いこと探しをするが問題解決しない

Light Bulb Think Idea - Free image on Pixabay (383702)

ポリアンナ症候群は良い面だけに着目します。そのため良いことを探すことは言われなくてもやります。しかし問題解決はしようとしない特徴があります。

先ほどもお伝えしましたがポリアンナ症候群はポジティブな発言をしたり良い面や良いことを探すことはするが行動が伴わないことがほとんどです。

ここがポジティブ思考の人とポリアンナ症候群の人の大きな違いです。

実際にポリアンナ症候群かどうかは問題解決や行動をするためのポジティブ思考かどうかが判断の鍵となります。

「なんとかなる」と自分で対策を考えない

Say Yes To The Live Joy Lust For - Free photo on Pixabay (383703)

ポリアンナ症候群の人は現実逃避をしてしまいます。問題に直面してもなんとかなると思ってしまい、問題解決や対策をしたりすることはありません。

なんとかなるさと思うことは時には必要です。それは努力を積み重ねて最後結果が出るその時にはこの気持ちを持つことが大切です。

例えば受験のときに勉強を今までやってきたのだから本番はなんとかなると思って受けることがあるでしょう。

ポリアンナ症候群の場合は何の勉強もしていないのにも関わらずなんとかなるだろうと思うようです。

「○○よりはマシ」と現状を肯定し続ける

Morning Sunrise Woman - Free photo on Pixabay (383706)

ポリアンナ症候群は現状のより悪い状況を考えることで現状に満足する特徴があります。自分と自分よりも悪い状況を比較してそれよりはましだと考えます。

結局この特徴も現実逃避をして現実と向き合うことをしないための行動と言えるでしょう。

現状が悪いと思っても自分で解決するための方法を考えることができません。そうなると今の自分で満足する必要があります。

そのためにより悪い状況を考え比較することで現状をより良いものだと感じ自己満足で完結させてしまうのです。

ポリアンナ症候群の原因

Worried Girl Woman Waiting - Free photo on Pixabay (383707)

現実逃避や物事を良い面だけしか見ないポリアンナ症候群ですが、そもそもなぜポリアンナ症候群になってしまうのでしょうか。

ここからはポリアンナ症候群になってしまう原因について紹介していきます。ポリアンナ症候群は心的疾患の一種です。

そのためポリアンナ症候群になる原因も自分自身の心です。心はどうにもならないような気がしますが、考え方を変えるだけで心は変えられます。

みなさんもポリアンナ症候群にならないためにもポリアンナ症候群の原因についてしっかりと理解していきましょう。

恐怖心

Little Boy Hiding Sad - Free photo on Pixabay (383708)

ポリアンナ症候群は恐怖心が原因の一つと言われています。みなさんも怖い思いをしたことがあるでしょう。そのときにみなさんはどうしますか。

恐怖心に対して立ち向かって行くかそれとも逃げようとするのか。どちらが正解とかはありませんが、立ち向かう勇気を持っている人は少ないでしょう。

ほとんどの人はその恐怖心から逃げようと考えるのではないでしょうか。この逃げる行動が行き過ぎることにより、現実逃避につながってしまうのです。

不安感

Alone Sad Depression - Free photo on Pixabay (383710)

ポリアンナ症候群の原因は不安感もあると言われています。理由は先ほどお伝えした恐怖心とほとんど同じです。

みなさんは不安な気持ちになるとどうなりますか。なにかそわそわしたりこの気持ちから逃げ出したいと思ったことはあるのでないでしょうか。

逃げ出すときにもっと悪い状況を考えて現状と比べて現状のほうがましだと考えたり、問題のポジティブな面ばかりに目がいってませんか。

これらのことがいきすぎて習慣化されてしまうことでポリアンナ症候群になってしまうようです。

両親からの愛情不足

Love Rose Flower - Free photo on Pixabay (383711)

恐怖心と不安感とは違い、両親からの愛情不足がポリアンナ症候群の原因の一つとして考えられています。

両親からの愛情は人間であれば誰しもがほしいと本能的に感じるものです。そして成長の過程で必ず必要になってくるものです。

しかし幼少期などに両親からの愛情を十分に受けられなかったことにより、少しの愛情でもおおきなものと捉えたい気持ちが大きくなります。

そのためにより悪い状況と比べたり、少しの愛情を受けられたことに満足するためにいきすぎたポジティブ思考になってしまうようです。

教育

Knowledge Book Library - Free photo on Pixabay (383712)

またポリアンナ症候群の原因は教育もその一つだと言われています。みなさんはポジティブとネガティブどちらがいいと思いますか。

多分ほとんどの人がポジティブであるべきだと思っているでしょう。それはなぜでしょうか。ほとんどの場合は教育の場面でそう教わっているからです。

後ろ向きではなく前向きに物事を捉えて取り組むべきだと教育を受けている人がほとんどです。これを正しく理解できないことが原因になると言われています。

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