2020年3月16日 更新

佐賀県の方言がかわいい!佐賀弁の日常会話・かわいい方言を一挙紹介!

佐賀県と言えば有名な芸能人、江頭2:50さんやはなわさんなどがいます。はなわさんに至っては佐賀県の歌を出す程で、それもあり有名にもなった佐賀県ですが、佐賀県の方言というのはどのようなものなのでしょうか。九州を始め、佐賀県のかわいい方言を含め紹介します。

佐賀の方言は九州弁の1つ

 (820120)

九州弁とは九州地方で使用される方言のことを指し、佐賀県の方言はこの九州弁の一つになります。九州弁は豊日方言、肥筑方言、薩隈方言の3種類に大きく分かれ、佐賀県は肥筑方言に分類されています。

佐賀県の他にも長崎県、熊本県も肥筑地方に分類されています。肥筑方言の全体的特徴として、形容詞の終止形語尾が「か」や、接続助詞に「ばってん」などのよく聞く方言の特徴を持ちます。

他にも、終助詞に「ばい」や「たい」を用いることもあり、特徴的な部分では全体的に耳にしたことがある人も多いでしょう。

佐賀の方言の特徴

 (820121)

九州方言の一つ、肥筑方言については上記で説明した特徴を持ちますが、佐賀県の方言の特徴はどのようなものなのでしょうか。

佐賀県の方言の特徴や、どのような地域でどのような方言が使用されているのか、九州弁でも共通の部分はありますが、佐賀弁独特の特徴や、佐賀県内で方言についてどのような違いがあるのか紹介していきます。

佐賀弁と呼ばれる

 (820122)

佐賀県の方言のことは一般的に佐賀弁と呼ばれ、佐賀市の方言を主に指しています。佐賀弁の特徴として、連母音融合というものが強く目立ちます。例えば「買い物」が「きゃーもの」となったりします。

他にも「すいか」を「すぃーか」「しーか」などにもなります。このような連母音融合は聞きなれている言葉はあるものの、あまり聞きなれない言語は理解に苦しむかもしれません。

他にも、尊敬を表す際には、「んさる」という方言が語尾についたりします。

佐賀地域や唐津地域に分かれる

 (820123)

佐賀弁は主に佐賀市を表していると伝えましたが細かく言うと南部、北部、東部の3か所に分かれています。南部の佐賀地区方言(佐賀弁)、北部の唐津地区方言(唐津弁)、東部の田代地区方言です。

またその中から、東部や西部、多くの市によって分かれています。同じ佐賀県でもここまで大きく違うと、どの方言がどのようなニュアンスを持つのか把握するのは厳しい可能性もあるでしょう。

上記で記した佐賀弁の特徴と同様で、佐賀弁は特に連母音融合が全般的に著名で分かりやすいことが特徴です。

佐賀の方言一覧【日常会話】

わかるかな!?方言クイズ【ボンボンTV ✕ 釣りいろは・釣りよか】

上記で佐賀弁の特徴について紹介しまいした。では、佐賀県で主に使用されることが多い日常会話内の方言はどのようなものがあるのでしょうか。

佐賀を主題にした「がばいばあちゃん」という本があるのはご存知でしょうか。この本もかなりの人気を受け、佐賀県の方言も一般的に知られるようになったでしょう。

しかし、中には、まだ知られていない、意味が分からないという方言も多くあります。日常的に使用される方言を紹介しますので、ぜひ参考にして、佐賀弁について学びましょう。

がばい

「がばい」と聞いた時、どのようなイメージが浮かぶでしょうか。佐賀弁でのがばいという方言の意味は「とても」や「非常に」という意味を含みます。

この方言を使用する際の状況として、形容詞で使用はされません。時や場所、状態などを表す副詞で使用されます。

例文として「今日はがばいひやか」や「あそこの店にがばい大きかいちごがあった」などになります。「今日は非常に寒い」「あそこの店にとても大きないちごがあった」と訳されるでしょう。

おいどん

歴史をテーマとした映画やドラマなどで聞いたことはないでしょうか。佐賀県の歴史的人物と言えば大隈重信ですが、「おいどん」という言葉を聞いて浮かぶのは西郷隆盛ではないでしょうか。

西郷隆盛は鹿児島県出身ですが、佐賀弁を使用していたというわけではなく薩摩藩特有の方言として使用されていたようです。

「おいどん」は男性が使用する一人称の表現です。「おいどん」の他に「おい」と言う人もいるでしょう。女性の場合は「うち」や「うったち」と言います。他にも「あたい」「あたいたち」と言う人もいるようです。

ひやか

「がばい」という方言の部分で少し紹介しましたが、「ひやか」というのは「寒い」「冷たい」という意味を持っています。

例文では「きゅーわほんなこてーひやかない」という風に使用され、意味は「今日はとても寒い」になります。「ひやか」の後に「ない」がつくと、まるで「寒くない」という意味にも捉えられますが、佐賀弁の特徴ではないという場合は「なか」という形容詞が使用されます。

寒がりは「ひやひやこーず」と言われるようです。

みたんなか

「みたんなか」という方言は佐賀弁で「みっともない」という風な表現をしています。同じ意味で「みたんねー」という人もいるようです。同じ佐賀弁でも方言が少し違う唐津でも使用されることは多いでしょう。

佐賀弁を普段聞かない人だと、みたんなかというのは「見たくない」という風に捉える人も多いでしょう。そのため、「みたんなか」と聞くと見たくないのかなと感じるでしょうが、それは「みっともない」という意味だと覚えておくと良いです。

やーらしか

「やーらしか」という方言は、聞く人によっては「いやらしい」や、これこそ「みっともない」というイメージを持つ人もいるでしょう。

しかし、佐賀弁で使用される「やーらしか」には「かわいい」「かわいらしい」という意味があります。おばあちゃんなどが赤ちゃんを見て「やーらしかー」と笑顔を向けているのは、赤ちゃんが可愛いと愛でているためでしょう。

佐賀弁の「やーらしか」という方言は、アニメの「ゾンビランドサガ」の影響により一際全国に広がったこととしても有名です。

よかよか

「よかよか」という方言は雰囲気や使用される感じから分かる人も多いでしょう。そして、こちらの方言も佐賀県のみではなく、多くの県でも使用されています。

「よかよか」という方言は、「いいよ」「気にしないで」という意味を持ちます。例文では「やらんでよかよかー」や「よかよー」などです。

よくお年寄りなどに何かをしてあげたいと思い、すると「よかよかー、そんなことせんでー」と言う言葉が浮かぶことはないでしょうか。

そのようなイメージを持っていただくと分かりやすいでしょう。他にも了承する意味を含めて「よかよか」と使用することもあるようです。年齢や地域によっても違うでしょうが、頻繁に使用されます。

すらごと

「すらごと」という方言の意味は嘘という意味があります。他にも嘘同様「虚言」や「絵空言」という意味を用います。絵空事というのは物事に虚偽、誇張の多いことを指します。

こちらの方言は佐賀弁でも使用されますが、福岡県の方でも使用されることがあるようです。佐賀市では「すらごと」という方言を用いることも多いようですが、唐津弁では「すらごつ」という場合もあります。

すらごつという方言は長崎県の方でも使用されているため、「すらごと」「すらごつ」という方言は佐賀県特有というわけではなく、九州地方特有の方言なのかもしれません。

1 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪