2020年3月4日 更新

法隆寺には七不思議が存在する?法隆寺の七不思議を徹底解説!

法隆寺はさまざまな謎を抱えているお寺です。その謎は昔から伝説のように伝えられていますが、今でもはっきりと分かっていないことが多いのです。今では法隆寺の七不思議と言われ、多くの観光客を魅了しています。法隆寺の七不思議について、詳しく解説していきます。

聖徳太子が建てた法隆寺の七不思議

ちゅんたろう on Instagram: “法隆寺の紅葉が見たくて〜珍しく道中で寄り道せずに〜法隆寺へ一目散〜(•ө•)♡ . 📸〜2019.11.09 . #worldheritage #世界遺産 #法隆寺 #わたしは奈良派 #lovers_amazing_group  #japantravelphoto…” (812497)

法隆寺には、さまざまな不思議が詰まっています。最近では法隆寺の七不思議としてかなり有名なスポットになり、観光客もたくさん集まっています。

聖皇太子が創建したとされている法隆寺には、七不思議がありますが、実は正確な記録は残っていません。そしてこの七不思議も江戸時代から語られるようになっており、比較的最近になって取り上げられるようになった七不思議であることが分かります。

法隆寺の歴史、そして気になる七不思議についてご説明いたします。

法隆寺について

ℕ𝕒𝕠𝕪𝕒 𝕊𝕒𝕜𝕒𝕞𝕠𝕥𝕠 on Instagram: “奈良県斑鳩町 法隆寺五重塔 12/10  昨日のリベンジ❗️ 五重塔に沈む太陽を撮ってきました😆  昨日なら雲もなく夕日が綺麗だったのですが、今日は太陽が沈む位置へ徐々に雲が〜😅  結果、薄い雲が良い感じに太陽のフィルターになってくれました😁  #法隆寺…” (812498)

法隆寺には世界も驚くほどの七不思議があります。この不思議を語る前には、まずは法隆寺について詳しくなっておく必要があります。

そもそも法隆寺はどのようなお寺なのでしょうか。歴史的にもとても興味深い一面を持っている法隆寺についてご説明いたします。

日本最古の木造建築

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なんと法隆寺は、日本最古の木造建築だとされています。法隆寺は7世紀に建ててられとされており、昔の寺院がそのまま残っている建物なのです。

そのため、建物としてもかなり興味深い面がたくさんあり、多くの建築家がこの建物について研究を行っています。法隆寺は、いくつかの建物で構成されており、金堂と五重塔が中心となり、境内の広さはなんと18万平方メートル以上もある広さです。

日本最古の木造建築と言われる通り、建物自体はとても古いですが、かなり細かく計算されて創建されているため、とてもしっかりとした建物になっているのも大きな特徴です。

聖徳太子と推古天皇によって建立された仏教施設

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そしてこの法隆寺は、聖徳太子と推古天皇によって創建されたことでも有名です。日本最古の木造建築であるこや、聖徳太子と推古天皇が創建したことなどから1993年には日本で初めてのユネスコ世界文化遺産に登録されています。

歴史的にとても価値のある建物であることは間違いなく、毎日多くの観光客が訪れています。推古天皇は、仏教を広めた天皇としても有名ですが、この法隆寺もまさにその象徴と言える存在です。

法隆寺の七不思議①鯛石

★ふわふわりこたん★ on Instagram: “* 🦌奈良観光😘 【法隆寺 南大門】 ・ 階段の前にある『鯛石』。 うん、鯛っぽい😆 ・ 水をこの石でせき止めたというような お話?言い伝え?があるんだそうな… ・ \(^-^)/ ・ ・ #nara #horyuji #horyujitemple #斑鳩 #生駒 #奈良…” (812502)

法隆寺の七不思議で最も注目されているのが鯛石でしょう。この鯛石は南大門前に設置されています。

地面に埋め込むようにしてこの鯛石は設置されていますが、これはこの鯛石の高さ以上にこの場所には水が来ないことを表しています。水が来ないということは魚もここまでしか来ないということです。

つまりはこの鯛石は水害にあわないようにするための厄除けのような存在だったのです。また、参拝時にこの鯛石を踏むことで、水難に合わないという話しも広まっています。

法隆寺の七不思議②五重塔の大鎌

M on Instagram: “法隆寺  #奈良 #法隆寺 #斑鳩 #奈良県景観資産 #わたしは奈良派 #奈良が好き #大和路 #薄明光線 #うましうるわし奈良 #近畿ぐらむ #nara #narajapan #beautiful_kansai #nara_landscape_heritage #nara…” (812503)

そして法隆寺と言えば五重塔の大鎌もかなり有名です。この五重塔の大鎌は、よく見ないと気が付かないかもしれませんが、五重塔に大きな鎌が4つ刺さっていることが分かります。

鎌は昔はあまり良い意味を持っていませんでした。死神をイメージさせてしまうことから、こうした鎌を厄除けのように使うことはとても珍しいです。

大鎌の役割は?

WOLFMAN  MAEDA on Instagram: “10年以上ぶりの法隆寺五重塔#以和為貴#法隆寺#和の心” (812504)

実はこの五重塔の大鎌の役割は雷を避けるためののお守りなのです。しかしあくまでもこれは仮説ですが、おそらくそうした思いが込められていたのではないかと言われています。

また、他の説として聖徳太子の怨霊封じのためという話しもあります。さらにはこの鎌の向きによって豊作になるかどうか占っていたという説もあります。

さまざまな説が唱えられていますが、全国的にも鎌を祀っている神社やお寺はないため、研究家も困惑しているのです。

法隆寺の七不思議③伏蔵の宝物

@haniwankofun on Instagram: “#法隆寺の七不思議のひとつ#伏蔵#一説によると、中心伽藍に通じる隠し洞窟だとか?#もう一説によると、食料庫として米の貯蔵所だとか?謎は尽きませんね!^_^” (812505)

法隆寺の最大の謎とされているのが、伏蔵の宝物でしょう。この伏蔵は弁天池の向かいの大湯屋、西院伽藍の南西などにあります。

全部で3箇所あるこの伏蔵ですが、何のために作られたものなのでしょうか。

伏蔵の役割

長谷章江 パーソナルスタイリスト®︎ on Instagram: “法隆寺と碧天 家族旅行  奈良2日目  #家族旅行 #奈良#法隆寺…” (812506)

伏蔵の役割は実ははっきりとは分かっていません。それもそのはず、この伏蔵はその名の通り蔵として作られたのではないかと言われていますが、実はこの蔵は地中に埋まっている蔵なのです。

そのため、この伏蔵の存在ははっきりとは分かっていないのです。伏蔵にはたくさんの宝物があるのではないか、飢饉に備えて食料を備蓄しているのではないかという説が唱えられていますが、地中に埋まっているため、誰もその本当の存在は分からないのです。

ただ、同じ奈良県にある東大寺などからは鎮壇具が出土しています。鎮壇具は金銀や瑠璃、鏡などが含まれていましたので、法隆寺でも同じような宝物が埋められているのではないかと言われています。

こうしたさまざまな謎が詰まっているからこそ、法隆寺の魅力が高まっているのです。

法隆寺の七不思議④因可池のカエルには片目がない

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