目次
- 聖徳太子が建てた法隆寺の七不思議
- 法隆寺について
- 日本最古の木造建築
- 聖徳太子と推古天皇によって建立された仏教施設
- 法隆寺の七不思議①鯛石
- 法隆寺の七不思議②五重塔の大鎌
- 大鎌の役割は?
- 法隆寺の七不思議③伏蔵の宝物
- 伏蔵の役割
- 法隆寺の七不思議④因可池のカエルには片目がない
- 法隆寺の七不思議⑤夢殿の礼盤が汗をかく
- この不思議の真相
- 法隆寺の七不思議⑥地面に雨垂れの穴が空かない
- 法隆寺の七不思議⑦伽藍には蜘蛛が巣を作らず、雀も糞をかけない
- 法隆寺には他にも七不思議が?!
- 中門の中央に柱がある
- 金堂と五重塔の下にあるもこし
- 中門と大講堂の中央のズレ
- 五重塔の礎石から人骨
- 伏蔵の埋蔵金
- 五重塔の礎石の存在
- 若草塔の心礎だけが地上に
- 法隆寺は奥が深くて見どころ満載!
聖徳太子が建てた法隆寺の七不思議
法隆寺には、さまざまな不思議が詰まっています。最近では法隆寺の七不思議としてかなり有名なスポットになり、観光客もたくさん集まっています。
聖皇太子が創建したとされている法隆寺には、七不思議がありますが、実は正確な記録は残っていません。そしてこの七不思議も江戸時代から語られるようになっており、比較的最近になって取り上げられるようになった七不思議であることが分かります。
法隆寺の歴史、そして気になる七不思議についてご説明いたします。
聖皇太子が創建したとされている法隆寺には、七不思議がありますが、実は正確な記録は残っていません。そしてこの七不思議も江戸時代から語られるようになっており、比較的最近になって取り上げられるようになった七不思議であることが分かります。
法隆寺の歴史、そして気になる七不思議についてご説明いたします。

永国寺を知っていますか。幽霊の掛け軸があると説明すれば知っている人は多いのではないでしょうか。全国的に珍しい幽霊が出現したこのお寺について解説いたします。また、このお寺にまつわる人吉二番隊士の碑や西郷隆盛との繋がりも一緒にご紹介いたします。
法隆寺について
法隆寺には世界も驚くほどの七不思議があります。この不思議を語る前には、まずは法隆寺について詳しくなっておく必要があります。
そもそも法隆寺はどのようなお寺なのでしょうか。歴史的にもとても興味深い一面を持っている法隆寺についてご説明いたします。
そもそも法隆寺はどのようなお寺なのでしょうか。歴史的にもとても興味深い一面を持っている法隆寺についてご説明いたします。
日本最古の木造建築
なんと法隆寺は、日本最古の木造建築だとされています。法隆寺は7世紀に建ててられとされており、昔の寺院がそのまま残っている建物なのです。
そのため、建物としてもかなり興味深い面がたくさんあり、多くの建築家がこの建物について研究を行っています。法隆寺は、いくつかの建物で構成されており、金堂と五重塔が中心となり、境内の広さはなんと18万平方メートル以上もある広さです。
日本最古の木造建築と言われる通り、建物自体はとても古いですが、かなり細かく計算されて創建されているため、とてもしっかりとした建物になっているのも大きな特徴です。
そのため、建物としてもかなり興味深い面がたくさんあり、多くの建築家がこの建物について研究を行っています。法隆寺は、いくつかの建物で構成されており、金堂と五重塔が中心となり、境内の広さはなんと18万平方メートル以上もある広さです。
日本最古の木造建築と言われる通り、建物自体はとても古いですが、かなり細かく計算されて創建されているため、とてもしっかりとした建物になっているのも大きな特徴です。
聖徳太子と推古天皇によって建立された仏教施設
そしてこの法隆寺は、聖徳太子と推古天皇によって創建されたことでも有名です。日本最古の木造建築であるこや、聖徳太子と推古天皇が創建したことなどから1993年には日本で初めてのユネスコ世界文化遺産に登録されています。
歴史的にとても価値のある建物であることは間違いなく、毎日多くの観光客が訪れています。推古天皇は、仏教を広めた天皇としても有名ですが、この法隆寺もまさにその象徴と言える存在です。
歴史的にとても価値のある建物であることは間違いなく、毎日多くの観光客が訪れています。推古天皇は、仏教を広めた天皇としても有名ですが、この法隆寺もまさにその象徴と言える存在です。
法隆寺の七不思議①鯛石
法隆寺の七不思議で最も注目されているのが鯛石でしょう。この鯛石は南大門前に設置されています。
地面に埋め込むようにしてこの鯛石は設置されていますが、これはこの鯛石の高さ以上にこの場所には水が来ないことを表しています。水が来ないということは魚もここまでしか来ないということです。
つまりはこの鯛石は水害にあわないようにするための厄除けのような存在だったのです。また、参拝時にこの鯛石を踏むことで、水難に合わないという話しも広まっています。
地面に埋め込むようにしてこの鯛石は設置されていますが、これはこの鯛石の高さ以上にこの場所には水が来ないことを表しています。水が来ないということは魚もここまでしか来ないということです。
つまりはこの鯛石は水害にあわないようにするための厄除けのような存在だったのです。また、参拝時にこの鯛石を踏むことで、水難に合わないという話しも広まっています。
法隆寺の七不思議②五重塔の大鎌
そして法隆寺と言えば五重塔の大鎌もかなり有名です。この五重塔の大鎌は、よく見ないと気が付かないかもしれませんが、五重塔に大きな鎌が4つ刺さっていることが分かります。
鎌は昔はあまり良い意味を持っていませんでした。死神をイメージさせてしまうことから、こうした鎌を厄除けのように使うことはとても珍しいです。
鎌は昔はあまり良い意味を持っていませんでした。死神をイメージさせてしまうことから、こうした鎌を厄除けのように使うことはとても珍しいです。
大鎌の役割は?
実はこの五重塔の大鎌の役割は雷を避けるためののお守りなのです。しかしあくまでもこれは仮説ですが、おそらくそうした思いが込められていたのではないかと言われています。
また、他の説として聖徳太子の怨霊封じのためという話しもあります。さらにはこの鎌の向きによって豊作になるかどうか占っていたという説もあります。
さまざまな説が唱えられていますが、全国的にも鎌を祀っている神社やお寺はないため、研究家も困惑しているのです。
また、他の説として聖徳太子の怨霊封じのためという話しもあります。さらにはこの鎌の向きによって豊作になるかどうか占っていたという説もあります。
さまざまな説が唱えられていますが、全国的にも鎌を祀っている神社やお寺はないため、研究家も困惑しているのです。
法隆寺の七不思議③伏蔵の宝物
法隆寺の最大の謎とされているのが、伏蔵の宝物でしょう。この伏蔵は弁天池の向かいの大湯屋、西院伽藍の南西などにあります。
全部で3箇所あるこの伏蔵ですが、何のために作られたものなのでしょうか。
全部で3箇所あるこの伏蔵ですが、何のために作られたものなのでしょうか。
伏蔵の役割
伏蔵の役割は実ははっきりとは分かっていません。それもそのはず、この伏蔵はその名の通り蔵として作られたのではないかと言われていますが、実はこの蔵は地中に埋まっている蔵なのです。
そのため、この伏蔵の存在ははっきりとは分かっていないのです。伏蔵にはたくさんの宝物があるのではないか、飢饉に備えて食料を備蓄しているのではないかという説が唱えられていますが、地中に埋まっているため、誰もその本当の存在は分からないのです。
ただ、同じ奈良県にある東大寺などからは鎮壇具が出土しています。鎮壇具は金銀や瑠璃、鏡などが含まれていましたので、法隆寺でも同じような宝物が埋められているのではないかと言われています。
こうしたさまざまな謎が詰まっているからこそ、法隆寺の魅力が高まっているのです。
そのため、この伏蔵の存在ははっきりとは分かっていないのです。伏蔵にはたくさんの宝物があるのではないか、飢饉に備えて食料を備蓄しているのではないかという説が唱えられていますが、地中に埋まっているため、誰もその本当の存在は分からないのです。
ただ、同じ奈良県にある東大寺などからは鎮壇具が出土しています。鎮壇具は金銀や瑠璃、鏡などが含まれていましたので、法隆寺でも同じような宝物が埋められているのではないかと言われています。
こうしたさまざまな謎が詰まっているからこそ、法隆寺の魅力が高まっているのです。
法隆寺の七不思議④因可池のカエルには片目がない
1 / 3