2019年12月16日 更新

ミャンマーが使う言語や文字は?観光で便利なフレーズも5つ紹介!

ミャンマーに旅行に行った場合、英語ができれば何とかコミュニケーションが取れることも多いです。しかし観光ではミャンマーの言葉で「ありがとう」や「こんにちは」が言えると現地の人と距離が縮まるでしょう。今回はミャンマーの言葉について、文字も含めて紹介します。

ミャンマーの言語事情は?ミャンマーでは何語を話す?

School Book Knowledge - Free photo on Pixabay (759582)

ミャンマーの言葉と聞いて、すぐに「こんにちは」や「ありがとう」と言った基本的な単語が思い浮かぶ人は多くありません。そればかりか、どのような言語が使われているのか想像もつかないというひとも多いでしょう。

今回はミャンマーの言語について詳しく紹介します。また、観光で使える5つのフレーズも紹介するので、ミャンマーを訪れた際にはぜひ使ってみてください。

ミャンマーの言語

Magnifying Glass Sheet Desk - Free photo on Pixabay (759583)

言語はコミュニケーションをとる上で重要な役割を果たしています。ジェスチャーでも伝わることはありますが、細かいニュアンスや複雑なことは言語を通してしか相手に伝えることはできません。

では、ミャンマーではどのような言葉が使われているのでしょうか。

ミャンマーは多民族国家のため多数の言語が使われている

Egyptian Design Man - Free image on Pixabay (759584)

ミャンマーは多民族国家で、135もの民族が1つの国に居住しています。それぞれの民族で独自の言語が発達しており、お互いの民族が言語で会話ができない程共通点が少ないものもあります。

ミャンマー内で話されている言語のうち、多くは6系統に分けることができます。チベット・ビルマ系、マライ・ポリネシア系、タイ・カダイ系、モン・クメール系、インド・アーリア系、ミャオ・ヤオ系です。そのような複雑な言語事情がミャンマーにはあります。

共通語はミャンマー語

Children Asia Boys - Free photo on Pixabay (759585)

多くの言語がありますが、ミャンマーの共通語はビルマ語とも呼ばれているミャンマー語です。言語グループとしては、シナ・チベット語族チベット・ビルマ諸語に属しています。ビルマ語群に分類されているのは他にマル語・ラシ語・アツィ語が挙げられます。

ビルマ語は文字こそ難しいですが、文法は比較的日本と似ていると言われ、日本人にとっては習得しやすい言語の1つのようです。動詞の変化が無いことや接続詞が日本語の使い方と似ていることから、ミャンマーの人も日本語は習得しやすいようです。

イギリスの植民地だった名残で英語が話せる人も

Telephone Booth Red London - Free photo on Pixabay (759586)

ミャンマーは11世紀半ばにビルマ族によってバガン王朝という統一国家が作られました。しかし、1886年にイギリス領インドに編入させられました。その後1948年にアウン・サン将軍の活躍でビルマ連邦として独立するまでの間、英語が普及しました。

その時期にはビルマ語が使われる頻度が減ったため、英語を話していた人も多かったようです。その名残で英語が話せる高齢者もいます。また、英語の学習によって、若い世代でも英語が理解できる人は増えています。

ミャンマー語とはどのような言語、文字?

Handwriting Sütterlin Vintage - Free photo on Pixabay (759587)

ミャンマー語についてもう少し詳しく見ていきましょう。また、ミャンマー語の文字はどのようなものが使われているのか、ミャンマー語が共通語となった歴史なども紹介します。

ミャンマー語の文字

Chili Peppers Dried Food - Free photo on Pixabay (759588)

ミャンマー語と言えば、その文字に特徴があります。丸っぽいので絵文字みたいで可愛いという印象を受けますが、どの文字も似たような形をしているので、初めて見る人にとっては見分けがつかない文字でしょう。

12世紀初頭にはビルマで文字が使われていたと見られています。インド系言語で使われていたブラフミー文字の派生であるパッラヴァ文字からモン文字が考案されました。これを借用したのがビルマ文字と言われています。

ミャンマー語が共通語となった経緯

Living Room Victorian Historic - Free photo on Pixabay (759589)

他国から植民地にされていたことで、かつて使われていたビルマ語の使用頻度が少なくなりました。1962年と1988年から始まった軍政の下でビルマ化政策がとられ、その一環としてビルマ語が再び使用されるようになりました。そして1974年、共通語として制定されたのです。

しかし憲法でミャンマー語が公用語として定められているわけではありません。少数民族への配慮から、政府や官公庁での共通語、学校においての教育言語という位置づけがされています。

ミャンマー語を話せないミャンマー人も?

Children India Education - Free photo on Pixabay (759590)

ミャンマーで生まれ育ったミャンマー人でも、ミャンマー語が話せない場合もあります。学校に通うお金がない貧困層でも初等教育はなされており、識字率はかなり高いです。少数民族でもある程度はミャンマー語を学習するので読み書きはできる人が多いです。

しかし日常的には民族の言葉を使うため、年齢とともに話し方を忘れてしまうことも少なくありません。特に少数民族で40代以降はほとんど忘れてしまっているようです。ただし都市部の少数民族は日常的にミャンマー語を話すこともあります。

観光に使える!ミャンマー語の便利フレーズ5選!

Airport Transport Woman - Free photo on Pixabay (759591)

観光で現地の人とコミュニケーションを取ることもあります。お店の人や助けてくれた人にお礼を言いたい時、ミャンマー語で言えば気持ちがさらに伝わり、嬉しく感じてくれるでしょう。

ここではよく使うフレーズ5選を紹介します。

1 / 3

関連する記事 こんな記事も人気です♪