2019年7月15日 更新

ドクターハラスメントの具体例と対処法!できる対策と相談先も

ドクハラを経験したことがある人は世の中にたくさんいます。あなたも病院で嫌な思いをしたことはありませんか?それ、もしかしてドクハラかも知れません。具体例を出しながら、ドクハラ医師への対策・対処法から、医療問題の相談にのってくれる機関まで紹介します。

目次

挨拶は人間関係を築くための基本中の基本です。出勤したとき、取引先の人と会ったとき挨拶ない人はいません。もしいたとしたら大変失礼な人だと認識されるでしょう。

診察室にあなたが入ったとき、挨拶をしない医師は「大変失礼な人」です。まずは目を見て「こんにちは、今日はどうされましたか?」と声をかけてくれれば、あなたも症状を話しやすいというもの。挨拶は緊張を解いてくれます。

こちらも見ずにパソコンの画面だけ見て「今日は?」なんて医師、見たことありませんか?その医師はもしかしたらドクハラ医師かもしれません。あなたとあなたの病気に真摯に向き合って治療に当たってくれるか疑問です。

威張ったり自慢話をしないか

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「この病気に関して発表した論文で賞をもらってね・・・」「僕は週に○回も手術に入っているから」なんて自慢ならまだ序の口。「あそこの教授とはプライベートでも仲良くしているんですよ」なんて謎の自慢をする医師もいます。医師というのは尊敬されやすい職業ではありますが、自分からアピールしてくる医師はちょっと怪しいかもしれません。

なぜなら本当にすごい人間というのは、自慢なんてしません。自分でアピールしなくてもその実績や振る舞いに、まわりが勝手に尊敬してくれます。自慢というのはむしろ自分に自信のない人や、相手にマウントを取りたい人がするものです。

自慢話ばかりで、治療の説明をしてくれない医師は間違いなくドクハラ医師。せいぜい家族の自慢をするぐらいの医師に出会いたいものです。

怒らないか

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あなたが一生懸命、今までの経過や症状を話しているときに「聞いているのはそういうことじゃないんですよ!」と怒る医師に出会ったことはありませんか?医師の仕事の9割は患者の話を聞くことだと言われています。そんな医師が患者の話に怒るなんて、あってはいけないことです。こんな医師はドクハラ医師で間違いないでしょう。

とはいえ、医師の仕事はとても忙しく一人の患者に長い時間を割けないのも事実。簡潔に話ができない患者にイラつくことがあるのは仕方ないかもしれません。コミュニケーション能力の高い医師は、「今一番ひどいのはどの症状ですか?」「まわりに同じ症状の人はいますか?」など必要な情報を誘導して聞き出してくれることでしょう。

説明なしに検査をしないか

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病気を診断するのに、問診の次に必要になるのは検査です。医師は患者の話や触診、聴診などで病気の目星をつけていきます。そしてその病気かどうかを確定させるのに必要な検査をオーダーするのです。

しかし私たちには医師がどのような考えのもと、どのような検査を行おうとしているか見当もつきません。そこはきちんと説明する義務が医師にはあります。身体に侵襲がある検査などの場合には、同意書を書いてもらわなければ検査を行うことができません。つまり説明と同意、「インフォームドコンセント」が医療の基本です。

それを怠り、「じゃ、検査ね」などと流してしまう医師はいけません。ただでさえ具合が悪くて不安になっている患者の気持ちに、一切寄り添っていないという自覚がないのです。

恩着せがましくしないか

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「特別に○○にしてあげたからね」「私が治療してあげるなんてなかなかないんですよ」。これらはすべて「ありがとうございます」を誘導する言葉だと思いませんか?信じられないかもしれませんが、このような言葉を発する医師は少数ですが存在します。

医師が治療をするのは、その道のプロであり、それが仕事だからです。確かに「治して当然だろ、医者なんだから」と患者側が言うのもひどいですが、医師に過剰に恩を着せられるのもおかしな話。こんな医師がいたらドクハラ医師と認定しましょう。

ドクハラの具体例

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世の中にはびこるドクハラ医師たち、具体的にどんなことをやっちゃっているのでしょう。私たちが現実で出会う医師は数が限られています。実際に出会ったとしても、「これはドクハラなの・・・?」と自分の感覚に自信が持てないこともあるかもしれません。

そこで今回はドクハラの具体例を紹介します。患者に接している時だけではなく、患者の見えないところでドクハラを行っている医師もいますのでご注意を。具体例を知っていれば、自分が出会った時に判断しやすいかもしれません。

医師の態度がめんどくさそうに見える

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患者の話を聞くとき、めんどくさそうな態度をとる医師がいます。彼らは非常に忙しい勤務をこなし、たくさんの業務を抱え、慢性的に疲れているのですが、それとこれとは話が別です。

「あーはいはい、わかったから」「あとから看護師が説明するから」などと投げやりな態度で接する医師は、自分がドクハラをしている自覚はありません。しかし患者側は「いけないこと聞いたのかな」「怒らせたのかな」と不安になってしまいます。

同じことを言うのでも「カルテに記載して、検討しておきますね」「後ほど看護師から詳しく説明させていただきますね」と笑顔でいってくれれば、それだけで安心できることをわかってもらいたいものです。

脅して治療に服従させる

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「この治療をしないなら、うちの病院では診れません」「死んでもいいなら、別に飲まなくたっていいですよ」など脅しともとれるような声掛けで、治療を半ば強制的に受けさせようとするのはルール違反です。

先述した通り、医療の基本は説明と同意、「インフォームドコンセント」です。きちんと説明したうえで、患者がその治療や検査に同意しないと治療は行えないことになっています。それを脅すようなことを言って、自分の治療方針に従わせようとするのは医療従事者失格といっても過言ではありません。

不必要に怒ったり怒鳴ったりする

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疲れているのか、イライラして怒っているような態度をとったり、診察中に大きな声で怒鳴る医師がいます。医療従事者の中でも、医師の機嫌というのは非常に気を遣うところです。なぜなら彼らから指示がもらえないと、医療行為を行えないのです。

結果的に割を食うのは、医療を受ける側の患者。患者のために医師の機嫌を損ねないよう、気を使って持ち上げているため医師たちはわがままになりがちな環境にいるのです。それを利用して偉そうに怒鳴ったりすぐ怒ったりする医師は、大した医師ではありません。

患者をサンプル・データ扱いする

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大学病院は治療機関であると同時に、教育機関でもあります。医師たちは患者の治療だけを行っているわけではなく医学生の指導をしたり、論文を書いたりしているのです。そのために患者のデータ・サンプル集めは必要なことで、大学病院の壁などにその旨を掲示してあったり、治療の時に説明をして患者に理解を求めています。

未来の医療のため、データやサンプルの提供に同意している患者はたくさんいます。それはすべて善意によるものなのに、勘違いして患者をデータ・サンプル扱いしてくる医師がいるようです。「○○のデータ下がってるなぁ。困るんだよな」なんて言っている医師がそれかもしれません。

患者意見は聞くつもりがない

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