2019年5月27日 更新

【診断】希死念慮の原因は?子供の頃から消えない希死念慮の消し方とは

あなたは、「死にたい」と思ったことがありますか?昨今、うつ病などの気分障害や精神疾患が社会問題となっています。希死念慮が消えないときの対処法、消し方、診断、原因などについて解説していきます。子どもの頃から希死念慮に悩まされている方も是非ご一読ください。

目次

仕事の原因を排除も受け流しも出来ない場合は、退職や休職も視野に入れるべきです。そのままあなたが死んでしまう可能性があるのであれば、やめてしまいましょう。

精神病を患ってしまっている場合もありますので、退職や休職を検討する前に医療機関を受診してください。また、失業手当などの制度もありますので、一度窓口などに足を運んで、相談をしてみてください。

お金について心配な方は特に、一度足を運んでください。

また、会社を辞めることに戸惑いを感じる方は、「いつでも会社を辞めることが出来る」と思うのもひとつの手です。

どこかに、常に退職届を忍ばせておき、「自分はいつでも退職が出来る」と、お守り代わりといってはなんですが、常に「退職届」を持っておくこともおすすめです。

2週間以上など長期間続く場合は医療機関へ相談する

Woman Female Beauty - Free image on Pixabay (319611)

なかなか希死念慮が消えない方は、医療機関へ足を運んでください。

動けるうちに動いておかないと、いずれその思いは膨張してあなた殺してしまうでしょう。

また、併発した精神疾患の診断をされる可能性があります。医療機関も、自分に合う合わないがありますので、何個か回って自分に合った医院を見つけることが大事です。

身近な人の希死念慮をどう見抜くか?

Piano Instrument Hall - Free photo on Pixabay (319623)

身近な人の希死念慮をどのように見抜けば良いのでしょうか?

行動に表れているのであれば、少し希死念慮が強い場合が多いです。気づき次第、話を聞いてあげたりするなど周りのサポートが必要となるでしょう。

次は希死念慮はどうすれば見抜けるのかのポイントを紹介します。

「死にたい」などの直接的な言葉

Sad Child Boy - Free photo on Pixabay (319615)

死にたいという直接的な言葉を発するのは分かりやすい「ポイント」です。また、死にたいという言葉だけではなく、「あなたは私が死んだらどうするの?」「私が死んだらどう思う?」など少しひねった言葉も注意の対象です。

相手は、心のどこかで「自分のいなくなった世界」を想像しています。死のうとしている前兆かもしれません。「死にたい」と言われたら「死にたい」と言った相手のことを責めることなく、否定することなく、死にたい理由について聞いてみましょう。

その「死にたい」という言葉は、ぽつりとつぶやかれてしまった言葉かもしれませんし、死ぬほど勇気を持って紡がれた言葉かもわかりません。否定することはしてはいけません。

学校で嫌なことがあったのか、会社で嫌なことがあったのか、何か言われたのか、困っていることがあるのかなど、相手が応えやすいようにこちらから質問をしてあげても良いでしょう。

相手が話すことを拒んでいるのを無理に引き出そうとする必要はありません。平静を保ち、相手が話し出すのを待ちましょう。

「自分は生きる価値がない」などの死を連想させる言葉

Baby Tears Portrait - Free photo on Pixabay (319616)

「生きる価値がない」「生きるのが面倒くさい」「自分がいなくなっても何も変わらない」など、自分を下げている言葉を頻繁に口に出すようになっているのも、自殺を考えているというサインとなり得ます。

自分は世の中に必要とされていないと強く感じているとき、そしてその思いが自分の中だけでは抑えきれなくなっているのでしょう。このような言葉にも注意が必要です。SNSなどでの発信にもアンテナを張っておきましょう。

「生きる価値なくね?」「俺って何で生きてるんだろう」などの投稿が見られたら、周りの人のサポートが必要です。SNSでの発信に関しては、傍観者効果が働いてしまう可能性があります。

SNSで辛いと発信している友人を助けられるのはあなたしかいないのです。周りの人がどうにかしてくれるという考えは、無意識にその相手を孤独に追い込んでしまうかも知れません。

「お世話になりました」などの唐突な感謝の言葉

Dandelion Close Up Pointed Flower - Free photo on Pixabay (319617)

一度自殺を決心した人は、今まで関わった人に感謝の念を伝える場合があります。希死念慮も大分強い状態にあるでしょう。

自殺を決行した後は、この世に生きている人たちとは関わることはないので、ひとつのけじめとして感謝の言葉を言います。

また、その感謝の言葉というのも、突然紡ぎ出されます。周囲の状況に合わない状況で、唐突に、ぽつりと言われることが多いです。

もちろんその限りではありませんし、突然の感謝の言葉の理由が全て自殺が原因ではありません。その言葉が紡がれた前に何か気になる点はなかったか、記憶を辿ってみることが必要です。

違和感を感じた場合、「最近どう?」と社交辞令的な問いかけをしても「普通ですよ」という社交辞令的な答えしか返ってこないでしょう。

アバウトではなく、少し「最近○○とはどう?」「入った会社どうよ?ブラック?」など詳細に聞いてみるなどしたら、自分のみの周りについて話し始めてくれる可能性があります。

身辺整理をし始める

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (319618)

身辺の整理を始めることも自殺の前兆です。希死念慮も重度化してきています。家電を捨てたり、大事にしていた本を売却したり、人それぞれすることは違います。

少しずつ部屋から物がなくなっているのは、それはサインかも知れません。

また、遊びの予定を立てようとしたときに、「今週どう?」「来週は?」「来月は?」「再来月は?」などと期間を延ばしても、用事があるからとお茶を濁す感じで断られた場合も注意が必要です。

相手は、今週には自分はいなくなっているという考えのもと行動しています。親しい友人で、家を出入りする関係であれば、「家に行って良い?」などと聞いてみるのもひとつの手でしょう。

物が少なくなっていても、相手も「自殺をしようとしている」などとはいえません。何か、辛いことはないかなどそれとなく聞いてみることが必要です。ゆっくりと話す時間をとりましょう。

自殺の方法を調べたり薬を大量に購入したりする

Camera Olympus Digital - Free photo on Pixabay (319619)

最近はインターネットにもたくさんの自殺情報が掲載されています。自殺情報掲載サイトには、自殺の楽さや死体の状況、迷惑度など詳しく書かれたサイトがあるのです。

それらを頼りに、自殺をしようと決めた人は自殺の計画を入念に練っていきます。おそらく、ほとんどの方がインターネットなどで自殺の方法を調べるでしょう。

若しくは、マニュアル本を購入するかもしれません。また、大量の薬を購入しOD(オーバードーズ)を行うかもしれません。大量の薬を買いだめする行為が目立つのであれば、細心の注意が必要です。

アルコールとともに服用するなど、いつ、ODをするかはわかりません。そのような行為を見た場合は速やかに医療機関へご相談ください。

薬に限らず、ロープや度数の強いアルコールの買いだめなども要注意です。

危ない場所に出かけたり危険な行動を取るようになる

Child Girl Face - Free photo on Pixabay (319621)

自殺を決めた人は、死への恐怖感が、普通の人よりも少なくなっています。寧ろ、自ら死を望んでいるのです。

そのため、登山の際に崖をのぞき見たり、氾濫した川に行ったり、流れの強い川に近寄っていったり、高い場所を好んだりするようになる傾向があります。

危険な行動をとるようになっていたら、死への畏怖感が軽くなっている証拠です。注意が必要になります。

また、リストカットなどの自傷行為をする場合があります。

自傷行為と言っても様々で、自分の体を刃物などで切りつける行為、火傷、唇の皮をむく、髪を抜くなどをはじめ、OD(薬大量服用)、除光液など飲んではいけない物を服用する、アルコールを多量に摂取するなどの行為もありますので、注意深く見ることが必要です。

持病の薬を飲まなくなるなど自己破壊的な行動を取る

Looping Artwork Duisburg Anger - Free photo on Pixabay (319624)

持病の薬を飲まなくなるなど、自分を傷つけるような行動を取り始めたのなら、要注意です。飲まない理由をしっかりと聞いて、明確な理由がないのであれば、しっかりと管理することが大事です。

れっきとした自傷行為となります。自分を傷つける行動は必ずしも自殺に繋がるとは限りませんが、自暴自棄になっている可能性も存在します。

しっかりと相手の意見を聞いた上で、精神的に不安定であると感じた場合は、相手が何に対して辛いと感じているのかをしっかりと傾聴することが大事となるでしょう。

深刻である場合は、やはり、専門の人に相談することが必要です。医療機関へ相談してください。

自殺を防ぐために大切なことは?

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