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浄土宗総本山知恩院の見どころや魅力!
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浄土宗の総本山として昔から多くの人に信仰されてきた「知恩院」。京都には有名な寺社仏閣がとても多いため、何度か京都に来た事はあっても、他の神社を参拝して知恩院に訪れた事がないという人もいるでしょう。
今回は知恩院の見どころや魅力が伝わるよう、細かい情報もお伝えします。特に知恩院の七不思議は、とても不思議で神のパワーを感じられるので必見です!
今回は知恩院の見どころや魅力が伝わるよう、細かい情報もお伝えします。特に知恩院の七不思議は、とても不思議で神のパワーを感じられるので必見です!
知恩院はどんなところ?
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知恩院という名前を聞いたことがあっても、どのようなところか詳しくは知らないという人も多いのではないでしょうか。知恩院にただ訪れるのではなく、その歴史を知っておくことでより楽しめることが多いです。
ここでは知恩院がどのような経緯で建てられ、浄土宗の総本山となったのかを解説します。
ここでは知恩院がどのような経緯で建てられ、浄土宗の総本山となったのかを解説します。
知恩院の歴史
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知恩院は、浄土宗の宗祖である法然が草庵を営んだことから始まりました。法然は1133年に生まれ、15歳で出家して比叡山で修行します。そこで専修念仏について興味を持ち、1175年に浄土宗を開くことを決めました。
浄土宗では「南無阿弥陀仏」と一心に唱えると誰でも極楽浄土に行けるとされており、旧仏教側からは批判が相次ぎ、四国に流罪にもなりました。
1234年には弟子であった勢観房源智が草庵の地に仏殿や御影堂などを建てて、再興しました。しかし応仁の乱で焼失してしまうと、滋賀へ逃れて新知恩院を建てました。
その後、京都の地に知恩院が再興されるも再び焼失し、現在の壮大な伽藍が建設されたのは江戸時代に入ってからのことでした。
浄土宗では「南無阿弥陀仏」と一心に唱えると誰でも極楽浄土に行けるとされており、旧仏教側からは批判が相次ぎ、四国に流罪にもなりました。
1234年には弟子であった勢観房源智が草庵の地に仏殿や御影堂などを建てて、再興しました。しかし応仁の乱で焼失してしまうと、滋賀へ逃れて新知恩院を建てました。
その後、京都の地に知恩院が再興されるも再び焼失し、現在の壮大な伽藍が建設されたのは江戸時代に入ってからのことでした。
知恩院の見どころ
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知恩院を訪れて建築物のスケールの大きさに驚く人も少なくありません。広い境内の中には様々な見どころがあり、じっくり見ていたら気づくと3時間経っていたという人もいるほどです。
ここでは知恩院の境内にある外せない見どころを紹介します。
ここでは知恩院の境内にある外せない見どころを紹介します。
三門
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知恩院の最大のみどころは、日本最大級で国宝にも指定されている「三門」です。東大路通の総門をくぐり、緩やかな坂道を上った先にあります。
この三門は1621年に、徳川幕府2代将軍の徳川秀忠によって寄進されたものとされています。三門という名前がついているのは、「空門」「無相門」「無願門」という悟りの境地にたどり着くまでの門を表しているからのようです。
楼上の内部には重要文化財の像などが安置してあり、特別公開を行うこともあります。荘厳な門を見ているだけでパワーを感じられると人気です。
この三門は1621年に、徳川幕府2代将軍の徳川秀忠によって寄進されたものとされています。三門という名前がついているのは、「空門」「無相門」「無願門」という悟りの境地にたどり着くまでの門を表しているからのようです。
楼上の内部には重要文化財の像などが安置してあり、特別公開を行うこともあります。荘厳な門を見ているだけでパワーを感じられると人気です。
御影堂
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知恩院の本堂である「御影堂」は、法然の像が中に安置されていることから名前が付きました。1633年に火事で焼失してしまいましたが、その6年後には徳川家光によって再建されました。
外観は和様を基調としていますが、建物の内部は唐様の要素を取り入れているようです。これは宗祖である法然が専修念仏に興味を持ったきっかけが唐時代に書かれた「観経疏」とされているためです。三門とともに国宝に指定されています。
御影堂が建てられて以来、380年ぶりに屋根の総入れ替えなどの大修理が行われました。令和2年4月13日に落慶を迎える予定です。
外観は和様を基調としていますが、建物の内部は唐様の要素を取り入れているようです。これは宗祖である法然が専修念仏に興味を持ったきっかけが唐時代に書かれた「観経疏」とされているためです。三門とともに国宝に指定されています。
御影堂が建てられて以来、380年ぶりに屋根の総入れ替えなどの大修理が行われました。令和2年4月13日に落慶を迎える予定です。
大鐘楼
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大晦日の除夜の鐘で知られる「大鐘楼」も見どころのひとつです。毎年大晦日には親綱1人、小綱16人で力を合わせて除夜の鐘を鳴らします。京都に響き渡る音は年の瀬を感じさせてくれ、清らかな気持ちで新年を迎えさせてくれるものです。
16778年に鐘楼が作られ、重さ70トンの釣鐘は1636年に鋳造されたものであり、国の重要文化財にも指定されています。宝仏殿の裏にあり、少し小高い場所にあるのですぐに見つけられるでしょう。
現在、この鐘が鳴らされるのは大晦日と毎年4月にある法然上人の御忌大会の2回です。
16778年に鐘楼が作られ、重さ70トンの釣鐘は1636年に鋳造されたものであり、国の重要文化財にも指定されています。宝仏殿の裏にあり、少し小高い場所にあるのですぐに見つけられるでしょう。
現在、この鐘が鳴らされるのは大晦日と毎年4月にある法然上人の御忌大会の2回です。
集会堂
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御影堂から渡り廊下でつながっている「集会堂」は、1635年に建てられました。千畳敷と言われるほど堂内は広く作られており、普段は僧侶の修行の場として用いられることが多いですが、京都博覧会の会場としても選ばれました。
御影堂が大修理を行っている間、ご本尊はこの集会堂に置かれています。御影堂で行っていた行事も全て集会堂で行われる予定です。
期間中は集会堂ではなく「法然上人御堂」と呼ばれており、普段よりも間近でご尊顔を拝むことができます。
御影堂が大修理を行っている間、ご本尊はこの集会堂に置かれています。御影堂で行っていた行事も全て集会堂で行われる予定です。
期間中は集会堂ではなく「法然上人御堂」と呼ばれており、普段よりも間近でご尊顔を拝むことができます。
友禅苑
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知恩院の境内には庭園もあります。「友禅苑」は、友禅染で知られる始祖の宮崎友禅が生誕300周年を迎えることを記念して、昭和29年に造園されました。
回遊式庭園となっており、湧水を引き入れた庭園と枯山水の庭園から構成されています。苑内には2つの茶室があり、緑に囲まれた癒しの空間が広がっています。
友禅苑を拝観するには別料金がかかりますが、知恩院を訪れたら必ず見ておきたいスポットです。桜や紅葉の名所としても知られており、春と秋は特におすすめの季節です。
回遊式庭園となっており、湧水を引き入れた庭園と枯山水の庭園から構成されています。苑内には2つの茶室があり、緑に囲まれた癒しの空間が広がっています。
友禅苑を拝観するには別料金がかかりますが、知恩院を訪れたら必ず見ておきたいスポットです。桜や紅葉の名所としても知られており、春と秋は特におすすめの季節です。
知恩院の七不思議
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知恩院には七不思議が古くから伝わっています。中には修理中で現在は公開されていないものもありますが、七不思議を巡りながら境内を散策するのもおもしろいでしょう。
それでは早速、順番に知恩院の七不思議を見ていきましょう。
それでは早速、順番に知恩院の七不思議を見ていきましょう。
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