2020年4月26日 更新

博物館「網走監獄」の見どころ・所要時間を紹介!おすすめのお土産も!

網走には刑務所の博物館である「博物館網走監獄」があることをご存知ですか。ゴールデンカムイの舞台ともなった網走監獄は最も過酷な刑務所としても知られており、監獄のお土産も人気です。今回は博物館網走監獄について、所要時間やアクセス方法を含めて紹介します。

博物館網走監獄について紹介!

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北海道の網走には、「博物館網走監獄」というスポットがあります。全国でも監獄をテーマにしたミュージアムはなく、網走ならではの場所とも言えるでしょう。

今回は、博物館網走監獄の見どころや体験内容について紹介します。

博物館網走監獄の見どころ

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それでは早速、博物館網走監獄の見どころを紹介していきます。

施設内には様々なスポットがありますが、時間が無くてもこれから紹介する場所は外せない必見のスポットとなっています。

自分を見つめなおす「鏡橋」

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博物館網走監獄へと向かうには、橋を渡らなくてはいけません。これが1つ目の見どころである「鏡橋」です。網走刑務所に入る受刑者は皆この橋を渡って行きました。そこで水面に映る自分の姿を見て罪の深さを自覚する人もいたでしょう。

そして長年の時を経て鏡橋を渡って出所するとき、「もうここに戻ってこないように正しく生きよう」と水面に映る自分に誓うのです。中には橋を渡ったまま外の世界に戻って来られない人もたくさんいました。

現在までに4回架け替えられており、博物館に再現された橋は大正6年完成のものを再現しています。

緊張が高まる「舎房及び中央見張所」

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明治45年に建造されたこの建物は、昭和59年までの72年間、実際に網走刑務所の獄舎として使用されていました。天井から差し込む光と黒光りする木のコントラストが綺麗で、カメラマンも多く訪れます。

最大700名を収容できたこの建物は5つの棟が放射状になっており、中央見張所から見渡せるようになっています。第1舎から第3舎までが雑居房、第4舎・第5舎は独居房です。

壁を破られないように柱を密に立てていることが特徴です。換気や暖房はできても房同士が見通せないように計算しつくされて建てられています。

おしゃれな雰囲気を感じる「旧網走刑務所庁舎」

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正門をくぐった先にある瓦葺屋根のおしゃれな建物が「旧網走刑務所庁舎」です。半円アーチの窓が可愛く、洋風の雰囲気も感じられます。

明治45年に建てられたこの建物は、典獄室や会議室、総務課や作業課、教育課といった管理部門が集まっていました。明治期の官庁建築の典型となっており、庁舎に光がともると網走の人は「最果ての不夜城」と呼ぶこともあったようです。

刑務官たちが宿直や休憩をおこなっていたのもこの建物です。

農園作業に使われた「二見ヶ岡刑務支所」

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明治29年に「屈斜路外役所」として設置されていた建物が「二見ヶ岡刑務支所」と改名されました。今でも開放的処遇施設として機能しており、586坪もの広大な農場で作物の栽培や畜産が行われています。

植物や動物など命のあるものを丹精込めて世話をすることで、命の重さを実感し、犯した罪の重さを自覚するようになる囚人もいます。現存する木造刑務所としては最古のものであり、1世紀を超えてもなお現役で機能しています。

網走刑務所が別名「農園刑務所」と呼ばれるのもここの歴史が関係しています。

重要文化財になった「教誨堂」

Taku Kinoshita on Instagram: “#網走監獄 #教誨堂#ゴールデンカムイ #土方と犬童が戦ったところ” (857820)

お寺のような見た目の「教誨堂」は受刑者に精神的・倫理的・宗教的な指導を行っていた場所です。明治45年に建てられたこの建物は重要文化財に指定されている大変価値のあるものです。

中は板敷きの一室になっており、舞台と2つの脇室が設けられています。僧侶や牧師さんを招き、受刑者たちが精神的に更生する場所となりました。

刑務所内では1人で考える時間が多くあるため、ここで見聞きしたことを反芻して自分なりの解釈に努めていたと考えられます。受刑者が丹精込めて作ったお堂は和洋折衷の意匠を凝らした建築です。

博物館網走監獄で体験できること

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見て周るだけが博物館網走監獄の魅力ではありません。当時の囚人の生活を一部体験できることも、多くの人が訪れている理由のひとつになっています。

ほとんどの人にとって刑務所は非日常の空間であり、網走監獄は過酷な刑務所として知られていたことから興味がある人も多いでしょう。

ここでは博物館網走監獄でどのようなことが体験できるのかを紹介します。

囚人服を着る

おしゃまち歩き on Instagram: “今日の「おしゃまち歩き」は......🐈 JRで行く女子3人旅/網走編✨💕 【網走監獄】  リアルな人形シリーズ。ここでは、囚人さんと同じオレンジの衣装を着て写真が撮れます📷✨ ※現在は、コロナウイルスの影響で囚人体験は一旦お休み中のようです。  …” (857873)

博物館網走監獄の中の「監獄歴史館」では、当時の網走刑務所で実際に囚人たちが来ていた朱色の囚人服を着る体験ができます。

人々からは「赤い人」と呼ばれていたようで、万が一脱獄してもすぐに見つけられるよう目立つ色になっていました。蝋人形の囚人が護送されているところに混じって記念撮影ができたり、当時囚人が逃げないようにと繋がれていた重りを足首に付けて歩けたりします。

1階では入獄写真が撮れるプリクラも設置されており、思い出として持ち帰ることができます。

監獄食を体験「監獄食堂」

鉄板焼そば  わが家  多治見😍 on Instagram: “#監獄食堂#監獄食堂の名前にびっくり#食堂で” (857822)

博物館に入館しない人でも楽しめるのが「監獄食堂」です。2017年にリニューアルオープンし、11時から15時半まで利用できます。ここでは現在の網走刑務所で出されている食事メニューを再現したメニューが食べられると人気です。

監獄食はAとBの2種類から選べます。監獄食A(800円)はサンマ・麦飯・味噌汁・切り干し大根・春雨サラダのセットです。監獄食B(900円)はホッケ・麦飯・味噌汁・ふきの煮物・山芋です。

実際に刑務所で出されているのは味噌汁ではなく番茶ですが、普段食べる機会のない監獄食を食べられるのはワクワクしますよね。

1日10食限定の「監獄の森ランチ」もいただけます。コロッケランチやイクラ丼、ラーメンといった普通のメニューも楽しめるのでランチに最適です。

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