2020年2月24日 更新

京都御所の魅力や見どころを徹底解説!拝観料やアクセス方法についても!

京都御所は多くの人が知っているスポットですが、その歴史や中に何があるのかを説明できる人は多くありません。名前は知っているけど、実際に訪れた事がないという人も多いでしょう。そこで今回は、京都御所の魅力や見どころについて詳しく紹介します。

小御所と御学問所の間には、大きな池が印象的な「御池庭」があります。小御所側には玉石が敷き詰められています。池の中には中島が3つ作られ、橋が合計5基かかっています。

中まで入って橋を渡ることはできませんが、外側からであれば御池庭を見ることができます。立派な日本庭園であることから、外国人にとても人気のスポットです。

緑に溢れており、ぼーっと池を眺めてリラックスしたくなるような気持ちにさせてくれます。

清所門

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清所門とは、京都御所にある6つの門のうちの1つで、京都御所を訪れる際に出入りに使う門です。かつては「御台所御門」と呼ばれており、勝手口として使用されていました。

瓦葺きになっており、重厚感のある造りが特徴です。ここから1歩進むと京都御所の中になり、一般市民との格の違いを感じる門でもあります。

入り口には皇宮警察が警備していて、手荷物のチェックが行われます。大きな荷物は危険物が持ち込まれる可能性があるため、中には持って入れません。駅などのコインロッカーを利用しておきましょう。

建礼門

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京都御所では格式によって使用する門が異なりました。6つあるうちの最も格式高いとされたのが「建礼門」です。天皇陛下だけが通るのを許されており、皇后陛下は天皇陛下と一緒にいる時のみ使用が許可されていました。

現在は外側から門を見ることはできますが、建礼門を使って出入りすることはできません。内裏として使用されなくなった今でも、この門を出入りできるのは天皇皇后または外国元首級のみという徹底ぶりです。

京都御所の中では南に面しており、檜皮葺で切妻屋根となっています。

御内庭

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御常御殿の東側、御池庭の奥に位置しているのが「御内庭」です。遣水を中心としており、橋を渡った先には「錦台」という4畳半の茶室が建てられています。

御内庭に連なっているのが「龍泉の庭」と呼ばれるものです。遣水の東側には緊急避難用の「地震殿」があります。屋根が軽く作られているのが特徴で、地震によって京都御所内の建物が崩れても逃げられるように他の建物からは離れて作られています。

御内庭も御池庭と同様、残念ながら中まで入って見ることはできません。

御常御殿

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「御常御殿」は天皇が日常生活を送るために用いられていました。平安時代は天皇の居住は清涼殿でしたが、近世になって御常御殿が建てられると、清涼殿は儀式の場に、この御常御殿が生活の場となりました。

京都御所にある建物の中で最も大きく、書院造で中は15部屋に分かれています。その中の「一の御間」、「二の御間」、「三の御間」、「次の間」が実際に天皇が日常生活に使っており、他の部屋は儀式に使われることも多かったようです。

障壁画には有名画家の四季の風景や花鳥をモチーフにしたものが用いられています。

京都御所の拝見所要時間

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京都御所を見て周る場合、一般公開されている範囲を全て歩きながら見ても1時間程度で終わります。中には休憩所もあるので、疲れたら一休みすることもできます。

京都御所では日本語・英語・中国語のガイドツアーが開催されており、無料で参加することができます。歴史に詳しくない人や解説をしながら巡りたいという人にぴったりです。

日本語の場合は9時半~、10時半~、午後1時半~、午後3時半~の1日4回あります。ツアーに参加したい場合は休憩所でアナウンスがあるので、これを待ちましょう。

高御座と御帳台の一般公開

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2019年10月に東京で「即位礼正殿の儀」が行われました。そこで使用された2つのものが京都で一般公開されます。1つは、天皇陛下が即位を宣言された「高御座」です。もう1つは皇后陛下が立たれた「御帳台」です。

2つとも大正天皇の時代から使用されているもので、歴史的価値も高く、これらが見られるのが次にいつかは分かりません。東京博物館では2019年12月から翌年1月にかけて一般公開されました。

それがこの度、皇居から京都へと輸送され、京都御所では2020年3月1日から3月22日の期間限定で公開されます。

京都御所の口コミ

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ここでは京都御所を実際に訪れた人の口コミを紹介します。実際に訪れるのと、想像してみるのでは全く感じ方が異なります。

他の人は京都御所を見てどのように感じたのでしょうか。

こんなに素敵な場所だとは思わなかった

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留学中にお世話になったホストファミリーが京都に来るというので、案内もかねて会ってきました。数時間しか一緒にいられなかったのですが、彼らが行きたいと言ったのは「京都御所」でした。

私自身これまで何度も京都をお訪れていますが、京都御所に行くのは初めてでした。事前に予約が必要だとばかり思っていたので、無料で1年中見られることに驚きました。自分でガイドできる自信がなかったので、英語のガイドツアーに参加しました。

ゆっくりと見て周ると、当時の天皇の生活や御所の中など、知らないことばかりで日本人としてもっと勉強するべきだと感じました。明治時代から使われていなくてもしっかり保存され、当時の雰囲気を残しているのはすごいと感じました。

上手く言葉では表せられませんが、とにかく目に入ってくるもの全てが新鮮で素敵な印象を受けました。(20代女性)

日本人こそ訪れる場所

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恥ずかしながら、40歳になって初めて京都御所を訪れました。息子が行きたいと言ったので付き添いで行ったのですが、予想以上に見どころがあり、当時の天皇が暮らしていた場所に行けるのは貴重だと感じました。

御所内を見渡しても外国人の方が日本人より多いのではと感じるほど海外からの観光客が多く、皆真剣に見て周っていました。私の周りで京都御所に行ったことがある人は少なったので、日本人こそこの場所に来て当時の歴史などを学ぶべきではないかと思いました。

また、子供にとっても日本の歴史に興味を持ついい機会だと思います。このような教科書で学んだものが目の前にあるということはなかなか無いので、教育的にも良いスポットだと思いました。

京都御所へのアクセス方法や拝観料

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