2019年7月14日 更新

反出生主義とは?正しいと考える人の理由や反論も

反出生主義は仏教の教えに通じる部分があるとされていて、正しいと考える人もいれば反論する人もいます。反出生主義を肯定する有名人や名言についてご紹介します。現代では少子化が進んでいて結婚を選択しない人も多くいるので反出生主義が広まる可能性があります。

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「他の人間にとってはこの世はまっとうなものに思われる。まっとうな人間にはそれはまっとうに見えるのだ、なぜなら連中は去勢された眼をしているからだ。」はジョルジュバタイユの言葉です。

ジョルジュバタイユはフランスの哲学者でニーチェから強く影響を受けました。カトリックに入信していましたがニーチェの本を読み無神論者となります。

その後は死とエロスをテーマにして様々な分野で執筆活動を行い小説を書くこともあったと言います。

人生は地獄よりも地獄的である/芥川龍之介

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「人生は地獄よりも地獄的である」は芥川龍之介の言葉です。芥川龍之介は日本の小説家で「羅生門」や「蜘蛛の糸」など多くの作品を残しました。

1927年、35歳の時に服毒自殺を図り亡くなっています。自殺の理由は「将来に対する唯ただぼんやりした不安」で、人気のあった作家だけに社会には大きな衝撃を与えました。

自殺をする数年前から心身が衰えていたことに姉の夫の借金を肩代わりしなければならないプレッシャーが加わり追い詰められたと言われています。

いずれも皆執行猶予中の死刑囚である/ペイター

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「いずれも皆執行猶予中の死刑囚である」はウォルターペイターの言葉です。ペイターはイギリスの文学者で「ルネサンス」を出版したことで名が知られるようになりました。

強烈な主張と個性的な文体で非難を浴びながらもイギリスに大きな影響を与えたのです。小説や批評集などを執筆しており、どの作品も批判されると同時に熱烈な支持者を生み出しました。

痛風のため引きこもりがちになりその後心臓発作で55歳の時に亡くなっています。

反出生主義は極論として忌み嫌われているが根強い支持を受けている

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反出生主義極論であるとして嫌われていて考え方に反論する人は多くいます。しかし有名人の中にも主張している人がいて根強い支持を受けていることは確かです。

子どもがいるから必ず幸せなわけではありませんし、子どもがいないから必ず幸せなわけでもありませんが人口の過剰が大きな影響を及ぼしているのは間違いありません。

これからの地球のためにも人間の在り方を見直す時が来ています。反出生主義の名言を知り考え方を理解してみましょう。

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